ローソン株価や株主優待はどうなる？廃止後の代替案を徹底解説

毎日通ってしまうほど身近なローソンの株価や株主優待に関する情報を探していて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。もしかすると、以前のように証券会社の画面でローソンの株価や配当をチェックしたり、楽しみにしていた優待がいつ届くのか気になって調べたりしているのかもしれません。しかし、最近はローソンの廃止に関するニュースを見かけることも多くなり、今からでも間に合うローソン株の買い方があるのか不安に感じている方もいらっしゃると思います。実は大きな変化があったのですが、それを知らずに情報を探し続けていると少し時間を無駄にしてしまうかもしれません。

• ローソンの株主優待や配当金が現在どうなっているのか現状がわかります
• 上場廃止に至った経緯と最終的な株価についての正確な事実を把握できます
• KDDI株やPontaパスを活用してローソンでお得に過ごす代替案が見つかります
• 2025年の株式分割に伴うKDDIの優待制度変更の注意点を理解できます

ローソンの株価や株主優待の現状と廃止

まず結論からお話しすると、私たちが慣れ親しんだローソンの株式は、現在もう市場で売買することができません。ここでは、なぜそうなったのか、そしてこれまで株主が受け取っていた優待や配当がどうなってしまったのか、その事実関係を整理してお伝えしますね。

ローソンの配当や優待はいつ届くのか

長年ローソンを応援していた方や、これから投資を考えていた方にとって一番気になるのは、やはり「配当金」や「株主優待」のことですよね。かつては、保有株数に応じてQUOカードなどが送られてきて、それが日々のちょっとした楽しみだったという方も多いはずです。

しかし残念ながら、現在ローソンの株主優待や配当金が届くことはありません。

これまで実施されていた優待制度は、上場廃止の手続きに伴いですべて廃止されてしまいました。「いつ届くのかな？」とポストを覗いても、あの青い封筒が届くことはもうないのです。私もローソンのスイーツが大好きなので、優待を使って新作を試すような楽しみ方ができなくなるのは、正直なところ少し寂しい気持ちもあります。

上場廃止に伴う株主優待廃止の決定

「えっ、優待廃止？」と驚かれるかもしれませんが、これは単なる制度の変更ではなく、会社そのものの形が大きく変わったことに起因しています。2024年にローソンは株式の上場廃止を決定しました。これにより、一般の投資家に対して利益を還元する仕組みである株主優待制度も、その役割を終えることになったのです。

現在のローソン株の買い方はあるか

「それでもローソンの株が欲しい」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現在、東京証券取引所などの市場でローソン株（銘柄コード：2651）を購入することは物理的に不可能です。証券会社の検索窓に入力しても、銘柄自体が表示されないか、「上場廃止」といった注記が出ているはずです。

かつてのようにスマホのアプリでポチっと注文を出すような買い方は、もうできません。これからローソンの経営に関わりたい、あるいは利益を享受したいと考えるならば、後ほどご紹介するように親会社となった企業の株を購入するという形が、事実上の代替手段となります。

最終的な株価とTOB価格の確定情報

では、市場から姿を消した時、ローソンの株価はいくらだったのでしょうか。これは市場の需給で決まったというよりは、KDDIによるTOB（株式公開買付け）の価格が基準となりました。

KDDIは、この10,360円という価格を提示して株式を買い集めました。これは発表直前の株価に対して大幅なプレミアム（上乗せ）がされた金額でした。もし上場廃止の時点でまだ株を持っていたとしても、最終的にはこの価格で強制的に買い取られる「スクイズアウト」という手続きが行われています。つまり、現在「ローソンの株価は？」と聞かれたら、この10,360円が歴史的な最終価格ということになります。

三菱商事とKDDIによる共同経営へ

ローソンが上場廃止を選んだのは、経営のスピードを上げ、デジタルとリアルを融合させた新しいコンビニの形を作るためでした。現在は、以前からの親会社である三菱商事と、通信大手のKDDIが、それぞれ50％ずつの議決権を持つ共同経営体制になっています。

KDDIのデジタル技術と、三菱商事の調達力。この2つの巨大企業のパワーを掛け合わせることで、「未来のコンビニ」を作ろうとしているんですね。私たち投資家としては、直接ローソン株を持つことはできなくなりましたが、この新しいチャレンジによって、店舗でのサービスがどう進化していくのかを見守る楽しみは増えたと言えるかもしれません。

ローソンの株価と株主優待に代わる戦略

ローソン単体の株は買えませんが、諦めるのはまだ早いです。実は、親会社であるKDDIの株主になることで、間接的にローソンに関わる優待を受け取ったり、もっと手軽な方法でお得に買い物を楽しんだりする方法があるんです。

KDDI株主優待でローソン商品を選ぶ

ローソンファンの方に一番おすすめしたい代替案が、KDDI（9433）への投資です。KDDIは株主優待が非常に充実していることで知られており、カタログギフト形式で好きな商品を選べます。

実はこのカタログギフトの中に、「ローソン・成城石井の商品詰合せ」といった選択肢が含まれているんです。成城石井もローソンのグループ会社ですから、ちょっと贅沢な食品や、普段のローソン商品が自宅に届く喜びを味わえます。

2025年株式分割と優待基準の変更点

ここで一つ、これからKDDI株を買おうとしている方に絶対に知っておいてほしい重要な注意点があります。KDDIは2025年に株式分割を予定しており、それに伴って優待をもらうための条件が変わります。

これ、すごくややこしいのですが重要です。もし2025年4月以降に、分割されて安くなったKDDI株を「100株だけ」買っても、2026年の優待はもらえない可能性が高いのです。優待をもらい続けるには、分割後の基準である「200株」を持つ必要があります。投資計画を立てる際は、この「200株の壁」を必ず意識してくださいね。

Pontaパスが提供する新しい優待体験

「数十万円も投資するのはちょっと怖い」という方には、もっと手軽で、しかもローソンでのメリットが直結する方法があります。それが、KDDIが提供しているサブスクリプションサービス「Pontaパス（旧auスマートパスプレミアム）」です。

これは月額548円（税込）のサービスですが、ローソンで使えるクーポンが驚くほど充実しています。

• 毎週もらえる「ウィークリークーポン」（コーヒーやPET飲料など）
• 月替わりの「からあげクン」などの割引・無料クーポン

正直なところ、毎週のクーポンをしっかり使えば、月額会費の元はすぐに取れてしまいます。何十万円も出して株を買い、年に一度の優待を待つよりも、Pontaパス会員になって毎週お得な思いをする方が、資金効率も満足度も高いかもしれません。これを私は「デジタル時代の株主優待」だと思っています。

ミニストップなど競合他社の優待比較

それでもやっぱり「株主優待券を財布に入れて、お店で使うあの感覚が好き！」という方もいますよね。そんな方には、他のコンビニ銘柄に目を向けるのも一つの手です。

特に人気なのがミニストップ（9946）です。ここの優待は「ソフトクリーム無料引換券」で、その満足度の高さから個人投資家に熱烈なファンがいます。業績や株価の動きはローソンやセブンイレブンとはまた違いますが、「お店に行く楽しみ」を提供してくれる点では、かつてのローソン優待の心の穴を埋めてくれる存在になるかもしれません。

ローソンの株価や株主優待情報のまとめ

ローソンという会社は、上場廃止を経て、KDDIと三菱商事と共に新しいステージへと進みました。かつて検索していた「ローソン 株価 株主優待」という形での関わり方はできなくなりましたが、KDDI株を通じて間接的にオーナー気分を味わったり、Pontaパスでお得なクーポンを使い倒したりと、新しい楽しみ方が生まれています。

過去の優待を惜しむ気持ちもわかりますが、これを機に、ご自身のライフスタイルに合った「新しいローソンとの付き合い方」を見つけてみてはいかがでしょうか。