近くのローソンからゆうパックを送りたいけれど、持ち込み割引や料金に関する仕組みがよく分からなくて困っていませんか。特にスマホ割を利用した場合の割引率や、着払いやサイズによる制限があるのかなど、細かいルールは意外と複雑ですよね。また、発送に必要な箱は店頭で買えるのか、伝票のやり方はどうすればいいのかといった疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、私が実際に利用して調べた情報を基に、ローソンでお得に荷物を送るためのポイントを分かりやすく解説します。

- 持ち込み割引の具体的な金額と適用条件
- スマホ割や複数口割引を併用した最安発送術
- クレジットカードやクオカードを使った支払いテクニック
- 重量ゆうパックなどの注意すべき除外ルール
ローソンへのゆうパック持ち込み割引の基本と料金

まずは、ローソンでゆうパックを利用する際に最も基本となる「持ち込み割引」の仕組みについて解説します。実は、ただ荷物を持って・いく(持ち込む)だけで適用される割引だけでなく、条件が揃えばさらに安くなる制度も用意されているんです。ここでは、基本的な割引額から、意外と知られていない制限事項、そしてデジタル活用でお得になる方法までを深掘りしていきましょう。
持ち込み割引はいくら?120円安くなる
ローソンにゆうパックを直接持ち込んだ場合、1個につき一律で120円の割引が適用されます。これは、郵便局の窓口に持ち込んだ場合と同じ割引額ですね。
仕組みとしては非常にシンプルで、集荷(ドライバーさんに自宅まで来てもらうこと)にかかるコストを、私たちが店舗まで運ぶことで削減し、その分を還元してもらっているというイメージです。
この「120円割引」は、競合するヤマト運輸(セブン-イレブンやファミリーマート)の持ち込み割引が通常「100円」であるのと比較すると、実は20円お得な設定になっています。
たかが20円と思うかもしれませんが、フリマアプリなどで頻繁に発送する方にとっては、この差がじわじわと効いてくるんですよね。しかも、レジで受付をする際に自動的に適用されるので、わざわざ「割引してください」と申告する必要がないのも嬉しいポイントです。
重量やサイズ制限で割引対象外も
ローソンへの持ち込みは非常に便利ですが、どんなゆうパックでも受け付けてもらえるわけではありません。ここで一番注意が必要なのが「重量ゆうパック」は取り扱い不可という点です。
ゆうパックには、重さが25kgを超えて30kg以下のものを「重量ゆうパック」と呼ぶ区分があります。通常の郵便局の窓口であれば差し出し可能なのですが、ローソンを含むコンビニエンスストアでは、この重量ゆうパックを受け付けてくれません。
ここだけは注意!
「重い荷物だからこそ、車で近くのローソンへ持ち込みたい」と考えるのが自然ですが、25kgを超える荷物は店舗で受け取り拒否されてしまいます。その場合、改めて郵便局へ運ぶ手間が発生してしまうので、重たい荷物を送る際は事前に体重計などで重さをチェックすることをおすすめします。
店舗のバックヤードスペースや、スタッフさんの安全確保の観点から、こうした制限があるようですね。もちろん、サイズ(縦・横・高さの合計)が170cmを超えるものも同様に送れませんのでご注意ください。
同一あて先や複数口割引の併用条件
基本の120円割引に加えて、さらにお得になる「併用可能な割引」も存在します。それが「同一あて先割引」と「複数口割引」です。
| 割引の種類 | 割引額 | 条件 |
|---|---|---|
| 同一あて先割引 | 60円引 | 1年以内の「ご依頼主控」を持参し、同じ宛先に送る場合 |
| 複数口割引 | 60円引 | 同じ宛先に2個以上同時に送る場合 |
これらは「持ち込み割引(120円)」と併用が可能です。つまり、条件を満たせば合計で180円引き(持ち込み120円+追加割引60円)になります。
ただし、重要なルールとして「同一あて先割引」と「複数口割引」同士の併用はできません。両方の条件を満たしていても、追加される割引はどちらか一方の60円のみです。したがって、手書き伝票を使ってローソンから送る場合の最大割引額は、どう頑張っても180円が上限ということになります。
スマホ割なら180円とお得になる
「毎回伝票を書くのが面倒」「もっと安く送りたい」という方におすすめなのが、日本郵便の公式アプリ「ゆうパックスマホ割」を活用する方法です。
このアプリを使って発送手続きをすると、基本運賃からいきなり180円割引が適用されます。これは、先ほど紹介した「持ち込み+同一あて先」を頑張って併用した時の最大割引額といきなり同額なんです。過去の伝票控えを探す手間もなく、無条件で180円安くなるのは大きなメリットですよね。
さらに「継続利用割引」も!
スマホ割アプリを使って年間10個以上発送すると、次の発送から割引後の運賃がさらに10%OFFになります。フリマアプリなどで定期的に発送する方なら、使わない手はありません。
ただし、スマホ割を利用する場合、決済はアプリ内に登録したクレジットカードで行うことになります。ローソンのレジで現金を支払う必要がないので、スムーズに手続きが終わりますよ。
店頭での伝票発行や発送のやり方
ローソンでゆうパックを送る際の手順は、手書き伝票の場合とスマホ割(デジタル)の場合で少し異なります。
手書き伝票の場合
レジや店内に置いてある伝票(元払い用・着払い用)に手書きで記入し、荷物と一緒にレジへ持って行きます。店員さんがサイズを計測し、料金を支払って完了です。
スマホ割(Loppi利用)の場合
- アプリで発送情報を入力し、2次元コード(QRコード)を作成する。
- ローソン店内の端末「Loppi(ロッピー)」のリーダーにコードをかざす。
- 出力された「e発送サービス申込券」と荷物をレジへ持っていく。
- レジで送り状と専用封筒を受け取り、自分で荷物に貼り付ける。
- 荷物を店員さんに渡して完了(支払いはアプリ内で完了済み)。
特にスマホ割の場合は、伝票の貼り付けを自分で行う点がポイントです。店員さんは貼り付けを手伝ってくれないことが多いので、焦らず作業しましょう。
ローソンでゆうパック持ち込み割引を最大化する技

ここまでは基本的な割引制度についてお話ししましたが、ローソンには他のコンビニや郵便局にはない独自の強みがあります。それは「決済手段の豊富さ」と「ポイント還元」の仕組みです。ここからは、ただでさえ安い持ち込み割引をさらに活用し、実質的なコストを極限まで下げるためのテクニックをご紹介します。
支払いにはクレジットカードが使える
意外と知られていないのですが、ローソンではゆうパックの運賃支払いにクレジットカードが利用可能です。
郵便局の窓口でもキャッシュレス対応が進んでいますが、コンビニによっては「宅配便の送料は現金のみ」というチェーンも少なくありません。そんな中、ローソンは公式にカード払いを認めています。
これにより、持ち込み割引(120円)を受けた上で、さらにクレジットカードのポイント還元(例えば1%など)を受けることができます。高還元のカードを使えば、実質的な割引額をさらに積み増しできるわけですね。
クオカード払いで実質割引を増やす
私が個人的に最強だと思っているローソンのメリットがこれです。ローソンでは、ゆうパックの支払いにQUOカード(クオカード)が使えます。
お祝いやキャンペーンの景品などでQUOカードをもらったものの、使い道がなくて財布に眠っていることはありませんか? コンビニでのお菓子や飲み物代に消えてしまうことが多いですが、これを送料の支払いに充てられるのは家計にとって非常に助かります。
例えば500円や1,000円といったまとまった金額を、現金の持ち出しなしで支払えるため、感覚的には「送料が無料になった」ようなお得感を味わえます。これはセブン-イレブンやファミリーマートにはない、ローソンだけの特権と言えるでしょう。
着払いの荷物は割引対象になるか
「着払い(相手が送料を負担するケース)」で荷物を送る場合も、持ち込み割引は適用されるのでしょうか。
結論から言うと、着払いでも持ち込み割引(120円)は適用されます。この場合、発送する私たちが得をするわけではありませんが、受け取る相手が支払う送料が120円安くなるため、相手への心遣いとして持ち込む価値は十分にあります。
ただし、先ほど紹介した「同一あて先割引」や「複数口割引」については、着払いの荷物は対象外となります。また、スマホ割も基本的には発払い(元払い)が前提のサービスですので、着払いで送る場合は通常の手書き伝票(着払い用)を利用して持ち込むのが基本ルートになります。
梱包用ダンボールは店頭で買える
「荷物を送りたいけど、ちょうどいい箱がない!」という時も、ローソンなら安心です。店内には、メルカリなどのフリマアプリ発送に便利な梱包資材が販売されています。
- ゆうパケットプラス専用箱(ローソン・郵便局限定)
- 宅配ビニール袋
- クッション封筒
- 60サイズ程度のダンボール箱(店舗による)
特に「ゆうパケットプラス専用箱」はローソンと郵便局でしか手に入りません。これは厚さ7cmまでの雑貨や衣類を送るのに最適で、レジで箱を買って、その場で梱包して発送するという「手ぶら発送」も可能です。
※一般的な大きなダンボール(100サイズ以上など)は置いていないことが多いので、大きな荷物を送る場合はスーパーなどで空き箱をもらってくるか、ホームセンターで調達する必要があります。
他のコンビニやヤマトとの料金比較
最後に、競合であるヤマト運輸(セブン-イレブン、ファミリーマート)とどちらがお得なのか、簡単に比較してみましょう。
| 比較項目 | ローソン (ゆうパック) | セブン/ファミマ (ヤマト運輸) |
| 持ち込み割引 | 120円引 | 100円引 |
| デジタル割最大 | 180円引 (スマホ割) | 210円引 (クロネコメンバーズ) |
| 決済手段 | クレカ・QUOカード・QRなど | 現金・nanaco・FamiPayなど |
会員登録などをせずに、単純に荷物を持ち込んで送るだけであれば、割引額が20円高いローソン(ゆうパック)の方がお得です。また、支払い方法の柔軟さにおいてもローソンに軍配が上がります。
一方で、ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」に登録し、デジタル機能をフル活用するヘビーユーザーであれば、ヤマトの方が割引額が大きくなるケースもあります。自分の利用スタイルに合わせて使い分けるのが賢い方法ですね。
ローソンのゆうパック持ち込み割引活用術まとめ

今回は「ローソン ゆうパック 持ち込み 割引」について詳しく解説してきました。最後に要点を振り返りましょう。
- 持ち込み割引は基本120円。ヤマト運輸より20円高い設定でお得。
- 「同一あて先」や「複数口」割引を使えば最大180円引き(手書きの場合)。
- 「ゆうパックスマホ割」アプリなら最初から180円引きで、継続利用でさらに10%OFFも。
- クレジットカードやQUOカードでの支払いが可能で、ポイントや死蔵資産を有効活用できる。
- 25kgを超える重量ゆうパックは持ち込めないので注意。
ローソンは単なる「窓口」ではなく、割引と決済手段をうまく組み合わせることで、物流コストを賢く節約できる便利な拠点です。ぜひ次回の発送では、これらのテクニックを使ってお得に荷物を送ってみてくださいね。
※本記事の情報は執筆時点のものです。割引制度や対応サービスは変更される可能性がありますので、正確な情報は日本郵便やローソンの公式サイトをご確認ください。

