ローソンおでんレシピ再現！白だしと昆布茶で家で作る黄金比

冬の寒い日にコンビニへ入ると、レジ横から漂ってくるあのいい香りに食欲をそそられますよね。特にローソンのおでんは、透き通ったつゆと上品な旨味が特徴で、ついつい買ってしまうという方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、家であの味を再現しようと何度も挑戦してきました。ネットでレシピを検索してみると、白だしやオイスターソースなど様々な情報が出てきて迷ってしまいますよね。実は、スーパーで手に入る身近な調味料を黄金比で組み合わせるだけで、驚くほどお店の味に近づけることができるんです。この記事では、プロ級の味を自宅で楽しむための秘訣や、ダイエット中の方にも嬉しい具材の選び方、さらには余ったつゆの活用法まで詳しくご紹介していきます。

• 家にある調味料でローソンの味を再現する黄金比
• 地域によって異なる出汁の特徴とアレンジ方法
• ダイエットに最適なおでんの具材選びのポイント
• 余ったつゆで作る絶品リメイクレシピ

家で再現！ローソンおでんレシピの完全ガイド

ローソンのあの上品でコクのあるおでんつゆを自宅で楽しめたら最高ですよね。コンビニのおでんは徹底した温度管理と計算された出汁の配合で作られていますが、家庭でもポイントさえ押さえれば十分にそのクオリティに迫ることができます。ここでは、私が実際に試行錯誤してたどり着いた調味料の配合や、具材をより美味しくするためのちょっとしたコツについて詳しく解説していきますね。

白だしと昆布茶で黄金比のつゆを作る

ローソンのおでんといえば、あの透き通った黄金色のつゆが命です。家庭で一から昆布や鰹節で出汁を取るのも素敵ですが、もっと手軽に、かつ確実にあの味に近づけるための秘密兵器があります。それが「こんぶ茶」です。

通常のおでんレシピでは昆布そのものを使いますが、ローソン風の旨味の強さを再現するには、微粉末化された昆布と塩分が含まれているこんぶ茶を使うのが一番の近道だと私は感じています。私が実践している2人分の黄金比率は以下の通りです。

作り方のポイントは、最初に水、白だし、みりん、酒を鍋に入れて沸騰させ、アルコールをしっかり飛ばすこと。これを「煮切り」と言いますが、この工程を飛ばすとどうしてもお酒の臭みが残ってしまい、あの上品な仕上がりになりません。

そして、旨味の相乗効果を狙うために、鰹由来の「イノシン酸」を含む顆粒だしと、昆布由来の「グルタミン酸」を含むこんぶ茶を合わせます。これで味が爆発的に深くなります。最後に香りづけとして、仕上げに鰹節をサッと入れてすぐに濾すと、香りのトップノートが加わり、さらにお店の味に近づきますよ。

人気の具材である大根や牛すじの下処理

つゆが完成したら、次は具材の準備ですね。おでんの主役とも言える大根や牛すじは、下処理次第で味の染み込み方が劇的に変わります。

まず大根ですが、厚めに輪切りにして皮をむき、片面に十字の隠し包丁を入れます。そして、お米のとぎ汁（なければお米を少し入れた水）で竹串が通るくらいまで下茹でしましょう。これを行うことで大根の苦みが抜け、甘みが増すとともに、透明感のある仕上がりになります。

牛すじやこんにゃくも同様に下茹でが必須です。特に牛すじはアクや脂が多いので、一度沸騰したお湯で茹でこぼし、水で洗ってから串に刺すのがおすすめです。このひと手間を惜しまないことが、雑味のないクリアなつゆを保つ秘訣なんです。

関西風と関東風の違いと味付けのコツ

ローソンのおでんが面白いのは、地域によってつゆの味が微妙に違うところです。旅行先で食べて「あれ？いつもと違う」と感じたことはありませんか？

例えば関東エリアでは、伝統的な江戸前の味をベースに、鰹節の風味と醤油のキレを重視しています。最近のリニューアルでは鰹節を増量して香りを立たせている傾向がありますね。再現する場合は、基本のレシピに濃口醤油を少し足して、鰹節の風味を強めにすると良いでしょう。

一方、関西エリア（近畿）では、昆布の旨味と牛すじの甘みが特徴です。基本レシピの醤油を「薄口醤油」に変えて色を薄くし、砂糖を少し控えめにします。そして可能であれば、牛すじを下茹でした時のスープを少し加えると、あの動物性のコクが加わってグッと関西風に近づきます。

ダイエット中に嬉しい低カロリーな具の選び方

「おでんは太りにくい」というイメージがありますが、具材選びを間違えなければ、本当に優秀なダイエット食になります。ローソンのおでんは全体的に低糖質・高タンパクなものが多いのが魅力です。

ダイエット中の方に特におすすめなのが、以下の「カテゴリーA」の具材です。

• 大根：水分が多くてお腹にたまりますし、食物繊維も摂れます。
• こんにゃく・しらたき：カロリーはほぼゼロ。「胃のほうき」とも呼ばれ、よく噛むことで満腹感も得られます。
• 昆布：水溶性食物繊維が豊富で、糖質の吸収を穏やかにしてくれます。

次に意識して摂りたいのがタンパク質源。ゆで卵や厚揚げ、牛すじ、タコなどがおすすめです。特にタコは高タンパク・低脂質で、疲労回復に良いタウリンも含んでいるので積極的に選びたいですね。

ローソンストア100の具材を活用する技

「一人分だけ作りたい」「特定の具材だけ欲しい」という時に便利なのが、緑の看板でおなじみの「ローソンストア100」です。ここでは100円（税別・価格変動あり）でパック詰めされたおでん種が販売されています。

特筆すべきは、その品質です。「カネ久」や「カネ貞」といった実績のあるメーカーの商品が並んでおり、安かろう悪かろうではありません。特に関東でおなじみの「ちくわぶ」などは、スープが染み込みやすいように断面が工夫されているものもあり、こだわりを感じます。

これらを使って、つゆだけ前述のレシピで自作すれば、最強のコストパフォーマンスで本格おでんが楽しめますよ。

ローソンおでんレシピを活用したリメイク術

おでんをたっぷり楽しんだ後、鍋に残ったつゆをそのまま捨ててしまっていませんか？それはあまりにも「もったいない」です！あのつゆには、大根の甘み、練り物の魚介エキス、肉の旨味など、すべての食材の出汁が溶け込んでいます。いわば旨味の結晶です。ここからは、その液体資産を最後まで美味しく使い切るためのアイデアをご紹介します。

余った汁を捨てずに使い切る方法

残ったつゆは、基本的には「高機能な万能だし」として扱えます。冷蔵庫で保存しておけば翌日の料理に大活躍します。一番シンプルなのは炊き込みご飯です。お水の代わりにおでんのつゆでご飯を炊くだけ。刻んだ油揚げや人参を入れれば、出汁の香る上品なかやくご飯が完成します。

また、だし巻き卵を作る時に使えば、いつもより濃厚で味の深い料亭のような仕上がりになりますよ。

残り汁で失敗しない茶碗蒸しの作り方

私が一番おすすめしたいリメイクが「茶碗蒸し」です。おでんのつゆには既に味がついているので、調味料を足す必要が一切ありません。これが本当に楽で美味しいんです。

失敗しないコツは、卵とつゆの比率を「1：3」から「1：3.5」にすることです。Mサイズの卵1個（約50ml）に対して、残り汁を150ml〜180ml混ぜ合わせます。

具材として、おでんの残りの蒲鉾や銀杏などを入れると最高ですね。

蕎麦屋風のカレーうどんにアレンジする

お蕎麦屋さんのカレーうどんって、出汁が効いていて美味しいですよね。あのお店の味も、おでんの残り汁を使えば簡単に再現できます。

作り方は簡単。残り汁を温めて、カレールーを割り入れるだけです。もし味が少し薄いと感じたら、めんつゆを大さじ1〜2杯足して味を引き締めてください。おでんの出汁に含まれる野菜の甘みや魚介のコクが、スパイシーなカレーと混ざり合って、奥行きのある和風カレーになります。

とろみをつけたい場合は、水溶き片栗粉で仕上げましょう。うどんはもちろん、ご飯にかけてカレー丼にするのも最高ですよ。

味噌だれや生姜醤油で味変を楽しむ

最後に、おでんを食べている最中に味の変化を楽しむ「味変（あじへん）」や「つけダレ」のアイデアをご紹介します。地域のご当地おでんを再現するのも楽しいですね。

例えば、兵庫県の姫路おでん風にするなら「生姜醤油」です。濃口醤油におろし生姜をたっぷり入れ、少しだけみりんとおでんのつゆを加えます。キリッとした生姜の辛味がアクセントになり、お酒のアテにもぴったりです。

愛知県の名古屋風なら「味噌だれ」。赤味噌に砂糖、みりん、酒を混ぜてレンジで少し加熱し、アルコールを飛ばします。これをこんにゃくや卵にかけると、濃厚な甘辛さがたまりません。

今夜はローソンおでんレシピで食卓を彩ろう

今回は、「ローソン おでん レシピ」をテーマに、家庭での再現方法からリメイク術まで幅広くご紹介しました。白だしと昆布茶という身近なアイテムで、あのお店の味に近づけることができるなんて驚きですよね。地域ごとの味の違いを楽しんだり、余ったつゆで茶碗蒸しを作ったりと、おでんの楽しみ方は無限大です。ぜひ今夜は、自分だけの「おうちローソンおでん」で、心も体も温まる素敵な食卓を囲んでみてくださいね。