セブンイレブンで飲み物カップを購入しようと考えたとき、その豊富なドリンクメニューに驚くことがあるかもしれません。定番で人気のセブンカフェシリーズはもちろん、季節ごとに登場する新作、フルーツをふんだんに使ったスムージーまで、選択肢は多岐にわたります。一方で、カップ以外のペットボトルや紙パックの商品も充実しており、その日の気分で選べるのが魅力です。しかし、いざ購入しようとすると、マシンの操作方法や、ローソンやファミリーマートといった他のコンビニとの違いが気になることもあるでしょう。この記事では、セブンイレブンのカップドリンクの全貌から、賢い買い方、他社との比較までを網羅的に解説します。
この記事で分かること
- セブンイレブンのカップドリンク全種類のラインナップと特徴
- コーヒーやスムージーなど各種マシンの具体的な使い方
- カップ以外のペットボトルや紙パックなど冷蔵ドリンクの選択肢
- ローソンやファミリーマートのコーヒーとのサービスの違い
セブンイレブン飲み物カップの豊富なラインナップ

- まずはドリンクメニューをチェック
- 特に人気のコーヒーはこれ
- セブンカフェの買い方を解説
- 2025年発売の新作情報
- フルーツを味わう贅沢ドリンク
- 話題のスムージーも見逃せない
まずはドリンクメニューをチェック
セブンイレブンで提供されているカップドリンクは、大きく分けて3つのカテゴリーに分類できます。
第一に、ブランドの中核を成す「セブンカフェ」です。挽きたての豆を一杯ずつドリップする本格的なコーヒーや、ミルクのコクが楽しめるカフェラテが主力商品となっています。ホットとアイス、それぞれにレギュラーとラージのサイズが用意されており、日常のさまざまなシーンに対応可能です。
第二に、健康志向のユーザーから特に支持を集めている「セブンカフェスムージー」が挙げられます。急速凍結したフルーツや野菜をカップに詰め、店頭のマシンで作り上げるため、できたてのフレッシュな味わいを楽しめるのが特徴です。
そして第三に、「セブンプレミアム」ブランドのチルドカップ飲料があります。これらはセブンカフェとは異なり、冷蔵コーナーで販売されている商品群で、カフェオレゼリーのようなユニークな商品が含まれることもあります。これらのカテゴリーを把握することで、その日の気分や好みに合わせて最適な一杯を見つけることができます。
特に人気のコーヒーはこれ
セブンカフェの中でも特に人気が高いのは、やはり王道のコーヒーとカフェラテです。しっかりとした苦味と深いコクが特徴のコーヒーは、コンビニコーヒーの品質を大きく向上させたと評価されています。
主なコーヒー・ラテのメニューと価格は以下の通りです。
商品名 | サイズ | 税込価格 |
セブンカフェ ホットコーヒー | R | 140.40円 |
セブンカフェ ホットコーヒー | L | 220.32円 |
セブンカフェ アイスコーヒー | R | 140.40円 |
セブンカフェ アイスコーヒー | L | 250.56円 |
7カフェ ホットカフェラテ | R | 220.32円 |
7カフェ ホットカフェラテ | L | 280.80円 |
7カフェ アイスカフェラテ | R | 270.00円 |
7カフェ アイスカフェラテ | L | 340.20円 |
セブンカフェ キリマンジャロブレンド各種 | R/L | 160.92円~ |
※価格は2025年9月時点の情報です。地域や店舗により、取り扱い商品や価格が異なる場合があります。
通常のブレンドコーヒーに加え、特別な豆を使用した「キリマンジャロブレンド」なども提供されており、コーヒー好きの多様なニーズに応えています。カフェラテは、フォームミルクのきめ細かさとミルク本来の甘みが感じられる本格的な味わいが魅力です。
セブンカフェの買い方を解説
セブンカフェの購入方法は、マシンの種類によって手順が少し異なります。ここでは、新型と旧型のマシンそれぞれの買い方を解説します。
新型タッチパネル式マシンの場合(コーヒー用)
2022年以降に導入が進んでいるタッチパネル式のマシンは、操作が非常に簡単になりました。
- カップの購入: レジで希望のコーヒー(ホット/アイス、R/L)を伝え、カップを受け取ります。アイスコーヒーの場合は、冷凍ケースから氷入りのカップを取り、レジで会計を済ませてください。
- マシンにセット: マシンのドアを開け、購入したカップを置きます。
- 濃さを選択: カップを置くと、マシンが自動で種類とサイズを判別します。タッチパネルに表示される「軽め」「ふつう」「濃いめ」の3種類から、好みの濃さを選んでタッチします。
- 抽出完了: 抽出が終わるとドアのロックが解除されるので、コーヒーを取り出します。あとは備え付けのフタや砂糖、ミルクを好みで加えれば完成です。
ボタン式マシンの場合(コーヒー・カフェラテ用)
旧型のマシンやカフェラテ対応マシンは、ボタンで操作します。
- カップの購入: 手順は新型マシンと同じです。レジで希望の商品を伝えてカップを購入します。
- マシンにセット: ドアを開けてカップをセットします。
- ボタンを押す: 購入した商品の種類(例:ホットコーヒー、アイスラテ)とサイズ(R/L)に対応するボタンを押します。押し間違えに注意が必要です。もし間違えてしまった場合は、正直に店員さんに申し出て差額を精算しましょう。
- 抽出完了: 抽出が終わったら、コーヒーを取り出して完成となります。
カフェラテは、このボタン式マシンでのみ購入可能です。
2025年発売の新作情報
セブンイレブンでは、定番商品だけでなく、常に新しい魅力的な商品が開発されています。
特に注目されるのが、2025年9月9日以降に順次発売が予定されている「7プレミアム のむカフェオレゼリー 240ml」です。これはセブンプレミアムブランドのチルドカップ飲料で、全国での販売が計画されています。
この商品は、飲むスイーツとしても楽しめる新感覚のドリンクと考えられます。カフェオレの味わいとゼリーの食感がどのように融合しているのか、発売が待たれる一品です。このように、セブンイレブンでは定番のコーヒーやラテに加え、期間限定や新作のカップドリンクが定期的に登場するため、店舗を訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。
フルーツを味わう贅沢ドリンク
セブンイレブンでフルーツを存分に味わいたいなら、セブンカフェスムージーが最適です。これらのスムージーは、フルーツの自然な甘みや酸味を活かしたレシピが特徴となっています。
代表的なフルーツ系スムージーとして、「ベリーベリーヨーグルトスムージー」が挙げられます。急速凍結されたストロベリーとブルーベリーの甘酸っぱさに、明治ブルガリアヨーグルトを使用したアイスキューブのまろやかさが加わり、爽やかながらも満足感のある味わいです。
また、「いちごバナナソイスムージー」も人気のメニューです。いちごとバナナの王道の組み合わせに、国産大豆の豆乳を合わせることで、優しい口当たりとフルーティーな甘さを両立させています。フルーツ本来のおいしさを手軽に楽しめるこれらのスムージーは、朝食代わりやリフレッシュしたいときの一杯としておすすめです。
話題のスムージーも見逃せない
前述の通り、フルーツ系以外にもセブンカフェスムージーには魅力的なラインナップが揃っています。
例えば、「グリーンスムージー」は、ケールやパイナップルに加え、ブロッコリーや人参のピューレを使用したアイスキューブが入っており、1/3日分の緑黄色野菜を手軽に摂取できるとされています。野菜の自然な甘みとグレープフルーツの酸味がバランス良く、飲みやすい味わいに仕上がっているのが特徴です。
このスムージーの開発においては、通常は廃棄されがちなブロッコリーの茎をピューレにして活用するなど、フードロス削減にも貢献しています。
スムージーの作り方
購入から完成までのステップは非常に簡単です。
- 冷凍ケースから好きなスムージーのカップを選び、レジで会計します。
- 会計後、カップのフタに印刷されたバーコードを専用マシンのスキャナーで読み取らせます。
- バーコードを読み取ったらフタを剥がし、カップをマシンにセットします。
- スタートボタンを押すと自動でミキシングが始まり、約70秒でできたてのスムージーが完成します。
自分で作る楽しさと、できたてのフレッシュ感を味わえる点が、スムージーの大きな魅力と言えます。
カップ以外も!セブンイレブンの飲み物と他社比較

- 冷蔵コーナーのペットボトル商品
- 朝食に最適な紙パック飲料
- ローソンのマチカフェとの違い
- ファミリーマートのコーヒーは?
- 総括:今日のセブンイレブン飲み物カップ
冷蔵コーナーのペットボトル商品
セブンイレブンでは、店内で作るカップドリンク以外にも、冷蔵コーナーに多種多様な飲み物が並んでいます。特に注目したいのが、スターバックスとのコラボレーションによるペットボトル飲料です。
「スターバックス GRAB&GO アイスド ブラック」は、高地産のアラビカ豆を使用した、すっきりした後味が特徴の無糖ブラックコーヒーです。持ち運びやすく、いつでもどこでもスターバックスの味わいを楽しめます。
また、「スターバックス GRAB&GO ホワイトモカ」のように、甘くてミルキーなフレーバーコーヒーも人気です。深煎りコーヒーのコクとホワイトチョコレートの風味が調和した、デザート感覚で楽しめる一杯となっています。これらの商品は、セブンイレブン限定で販売されていることも多く、特別な価値を提供しています。
朝食に最適な紙パック飲料
手軽に栄養を補給したい朝食時には、紙パックの飲料が便利です。セブンイレブンでは、PB(プライベートブランド)である「セブンプレミアム」から、質の高い牛乳や乳飲料が多数販売されています。
例えば、「7プレミアム カフェラテ レギュラー 300ml」や「7プレミアム カフェラテ 砂糖不使用 300ml」は、手軽に本格的なカフェラテの味わいが楽しめる人気商品です。忙しい朝でも、これ一本で満足感を得られます。
また、「7プレミアム プレーンヨーグルト 400G」や「7プレミアム 生乳100%ヨーグルト」といったヨーグルト商品も充実しています。これらはそのまま食べるだけでなく、シリアルやフルーツと組み合わせることで、バランスの取れた朝食になります。セブンプレミアムの紙パックや容器入りの乳製品は、品質と価格のバランスに優れており、賢い選択肢の一つです。
ローソンのマチカフェとの違い
コンビニコーヒーを比較する上で、ローソンの「マチカフェ」は主要な競合相手です。セブンカフェとマチカフェの最も大きな違いは、「マイタンブラー(マイボトル)の利用」に関する方針です。
ローソンでは、マイタンブラーを持参すると、ドリンクが10円引きになるサービスを実施しています(一部対象外商品あり)。これは環境負荷低減に貢献したいユーザーにとって大きなメリットです。一方、セブンイレブンでは、公式にはマイタンブラーの利用や割引サービスは行っていません。
また、サービス形態にも違いが見られます。セブンカフェが完全なセルフサービスであるのに対し、ローソンのマチカフェは(セルフマシン店舗を除き)店員がドリンクを抽出して提供する対面販売方式を基本としています。この丁寧な接客スタイルを好むユーザーもいます。
ファミリーマートのコーヒーは?
ファミリーマートの「ファミマカフェ」も、コンビニコーヒー市場で独自のポジションを築いています。
ファミリーマートのコーヒーは、ドイツ製の高性能エスプレッソ抽出式マシンを使用している点が特徴で、ブレンドコーヒーだけでなく、カフェラテやモカなど、エスプレッソをベースにしたメニューが充実しています。
マイタンブラーの利用に関しては、セブンイレブンと同様に、ファミリーマートも公式には対応しておらず、割引サービスもありません。ただし、環境配慮への取り組みは積極的に行っており、アイスコーヒーのカップをプラスチック製から紙製に変更するなどの施策を推進しています。味わいの好みは分かれますが、エスプレッソベースのメニューを好む場合は、ファミリーマートが良い選択肢になる可能性があります。
総括:今日のセブンイレブン飲み物カップ

セブンイレブンで提供されるカップドリンクとその関連サービスについて、多角的に解説しました。最後に、この記事の要点をまとめます。
- セブンイレブンのカップドリンクはセブンカフェ、スムージー、チルドカップが主軸
- セブンカフェはコーヒーとラテが人気で、RとLの2サイズ展開
- 新型コーヒーマシンはカップを自動で判別し、濃さも3段階で選べる
- カフェラテや旧型マシンはボタン式で、押し間違いに注意が必要
- アイスコーヒーやスムージーのカップは冷凍ケースから取る
- スムージーはフルーツ系やグリーン系など種類が豊富
- スムージーは専用マシンを使い約70秒で自分で作るスタイル
- フードロス削減などサステナビリティにも配慮されている
- 2025年9月には「のむカフェオレゼリー」などの新作も登場予定
- カップ以外にスタバのペットボトルコーヒーなども冷蔵コーナーで販売
- 朝食向けにはセブンプレミアムの紙パック乳飲料も便利
- セブンイレブンではマイタンブラーの利用や割引は公式には不可
- ローソンではマイタンブラー持参で10円引きのサービスがある
- ファミリーマートはエスプレッソ式マシンが特徴で、タンブラー割引はない
- 気分や目的に応じて多様な選択肢から最適な一杯を選べるのがセブンイレブンの魅力