「推し」のライブやイベントに向けて、応援うちわの準備を考えているけれど、どう作ればいいか悩んでいませんか。「ローソンでうちわ印刷ができるらしい」と耳にしたものの、具体的な作り方や料金、選べるサイズが分からず、一歩踏み出せない方もいるかもしれません。特に、A4で十分なのか、ジャンボうちわ用のサイズは何インチなのか、そもそも何枚の紙が必要になるのか、といった点は気になるところです。
この記事では、ローソンでのうちわ文字印刷サービスを中心に、ファミリーマートやセブンイレブンといった他のコンビニで提供されているサービスとの違いも比較しながら、あなたの推し活に最適なうちわ作りを徹底サポートします。各サービスのおすすめポイントも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
- ローソンのアプリを使った応援うちわの具体的な作り方
- A4やA3などサイズ別の詳細な印刷料金
- ファミリーマートやセブンイレブンとのサービス内容の比較
- デザインのこだわり度で選ぶべきおすすめのサービス
ローソンうちわ印刷の基本と作成手順

このセクションでは、ローソンのマルチコピー機を使った応援うちわの基本的な情報と、スマートフォンアプリを利用した作成手順について詳しく解説します。
- アプリを使ったうちわの作り方
- サイズと光沢紙の料金を解説
- 対応しているうちわのサイズ
- A4光沢紙も選択可能
- ジャンボうちわは何インチか
- うちわ作成に何枚の紙が必要か
アプリを使ったうちわの作り方
ローソンでうちわ文字を印刷するには、「コンビニビジ文字プリント」というスマートフォンアプリを利用するのが基本となります。このアプリを使えば、誰でも簡単応援メッセージの元となるデザインを作成できます。
作成のプロセスは、大きく分けて「アプリでのデザイン作成」と「コンビニでの印刷」の2ステップです。
アプリでのデザイン作成手順
- アプリのダウンロード: まずは、お使いのスマートフォンに「コンビニビジ文字プリント」アプリをダウンロードします。iOSとAndroidの両方に対応しています。
- 文字素材の作成: アプリを開き、「文字素材を作る」から推しの名前やメッセージなどを入力します。100種類以上のフォント(日本語、英語、韓国語、中国語に対応)から選べるほか、文字色や縁取りの色、太さも自由に調整可能です。
- 印刷シートの作成: 作成した文字素材を組み合わせ、「印刷シートを作る」でレイアウトを完成させます。背景の色やパターンも選べるため、オリジナリティあふれるデザインが作れます。定型テンプレートを使えば、うちわの形に合わせたデザインも簡単です。
- プリント番号の発行: デザインが完成したら保存します。すると、印刷に必要な「プリント番号」またはQRコードがアプリ上で発行されます。この番号を控えて、ローソンの店舗へ向かいます。
コンビニでの印刷手順
- マルチコピー機の操作: ローソン店内のマルチコピー機のタッチパネルで「コンテンツプリント」または「ビジカプリントサービス」を選択します。
- 番号またはQRコードの入力: アプリで発行されたプリント番号を入力するか、QRコードをコピー機の読み取り部分にかざします。
- 印刷の実行: 画面の案内に従って印刷設定(用紙サイズなど)を確認し、料金を投入すれば印刷が開始されます。
印刷した紙をうちわの形に沿ってハサミやカッターで切り抜き、市販のうちわ本体に貼り付ければ完成です。この手軽さが、多くの方に支持されている理由と考えられます。
サイズと光沢紙の料金を解説
「コンビニビジ文字プリント」を利用する際の料金は、選択する用紙のサイズと種類によって異なります。以下に、2025年8月時点での主な料金をまとめました。
用紙の種類 | サイズ | 料金(税込) | 特徴 |
普通紙 | A4 | 100円 | 標準的な用紙で、最も手頃な価格 |
普通紙 | B4 | 100円 | A4より一回り大きいサイズ |
普通紙 | A3 | 200円 | ジャンボうちわに最適な最大サイズ |
光沢紙 | A4 | 200円 | 厚みと光沢があり、写真のような仕上がり |
普通紙はコストを抑えたい場合に適していますが、光沢紙を選ぶと写真のように鮮やかで、紙自体に厚みがあるため耐久性が向上します。うちわを何度も使いたい場合や、より高品質な仕上がりを求める場合には、光沢紙の利用を検討する価値があるでしょう。ただし、光沢紙はA4サイズのみの対応となっている点には注意が必要です。
対応しているうちわのサイズ
「コンビニビジ文字プリント」アプリの定型テンプレート機能は、市販されている一般的な応援うちわのサイズに対応するように作られています。
主に、「ジャンボうちわ」と「標準サイズうちわ」の2種類に対応したテンプレートが用意されています。
- うちわ(大 A3): 一般的に「ジャンボうちわ」として販売されているサイズ(約 横29.5cm × 縦28.5cm)に対応しています。A3サイズの用紙に印刷することで、うちわの面をほぼ覆うデザインが作成可能です。
- うちわ(標準 A4): ジャンボうちわより一回り小さい、一般的なサイズのうちわに対応します。こちらはA4サイズの用紙に印刷して使用します。
これらのテンプレートを使えば、自分でサイズを測る手間なく、うちわにぴったり合ったデザインを簡単に作成できます。もちろん、テンプレートを使わずに自由にデザインを作成し、好きなサイズのうちわに貼り付けることも可能です。
A4光沢紙も選択可能
前述の通り、ローソンのマルチコピー機ではA4サイズの光沢紙に印刷する選択肢があります。普通紙と比較した場合、光沢紙にはいくつかのメリットと注意点が存在します。
A4光沢紙のメリット
- 発色の良さ: インクの発色が良く、写真や鮮やかな色を使ったデザインが非常にきれいに仕上がります。
- 高級感: 光沢があるため、手作りでも高級感のある見た目になります。
- 耐久性の向上: 普通紙に比べて厚手でしっかりしているため、うちわ自体の強度が上がり、折れたり破れたりしにくくなります。
A4光沢紙の注意点
- 料金: 普通紙(A4サイズ100円)の倍額である200円かかります。
- サイズ制限: 対応しているのはA4サイズのみです。ジャンボうちわ全体を覆うような大きなデザインを1枚で印刷したい場合は、A3普通紙を選ぶ必要があります。
強度や見た目の美しさを重視するならA4光沢紙、コストや大きなサイズを優先するなら普通紙、というように、目的によって使い分けるのが賢明な方法と言えます。
ジャンボうちわは何インチか
応援うちわで最もポピュラーな「ジャンボうちわ」ですが、そのサイズをインチで尋ねられることは稀で、通常はセンチメートル(cm)で表記されます。
一般的なジャンボうちわのサイズは、公式グッズなどで採用されている規格でおおよそ「横29.5cm × 縦28.5cm」(持ち手部分を除く)です。これをインチに換算すると、1インチが約2.54cmなので、およそ「横11.6インチ × 縦11.2インチ」となります。
ただし、このインチ表記は日本では一般的ではないため、うちわや作成キットを購入する際は「ジャンボうちわ用」と記載されているものや、cm表記のサイズを確認するのが確実です。アプリでデザインを作成する際も、「うちわ(大 A3)」のテンプレートがこのジャンボうちわの規格を想定しているため、迷ったらそちらを選択すれば問題ありません。
うちわ作成に何枚の紙が必要か
うちわを1本作成するために必要な紙の枚数は、うちわの片面のみにデザインを施すか、両面に施すかによって変わります。
- 片面のみデザインする場合: 1枚
- 両面にデザインする場合: 2枚
「コンビニビジ文字プリント」では、印刷シートを1枚作成するごとにプリント番号が発行されます。そのため、両面に異なるデザイン(例えば、片面は推しの名前、もう片面はファンサービスを求めるメッセージなど)を入れたい場合は、アプリでデザインを2種類作成し、それぞれ印刷する必要があります。
印刷する用紙サイズは、両面とも同じである必要はありません。例えば、表面はA3普通紙で大きく名前をアピールし、裏面はA4光沢紙で写真入りのメッセージにする、といった組み合わせも可能です。ご自身の作りたいデザインに合わせて、必要な枚数を印刷してください。
各コンビニ比較とローソンうちわ印刷の魅力

このセクションでは、ローソンで提供されているサービスの詳細に加え、ファミリーマートやセブンイレブンといった他の主要コンビニチェーンのサービスと比較し、それぞれの魅力やどのような人におすすめかを解説します。
- ローソンのプリントサービス詳細
- ファミリーマートの対応サービス
- セブンイレブンの印刷サービス
- 用途別のおすすめサービスは
- まとめ:便利なローソンうちわ印刷
ローソンのプリントサービス詳細
ローソンで利用できるうちわ文字印刷サービスは、シャープが提供する「コンビニビジ文字プリント」です。このサービスは、オリジナリティを重視するユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となります。
ローソン(コンビニビジ文字プリント)の強み
- 高いデザイン自由度: 専用アプリで文字のフォント、色、縁取り、背景などを細かく設定できます。自分で撮影した画像を文字の形に切り抜く「画像合成文字」機能もあり、世界に一つだけのデザインが作成可能です。
- 豊富な素材: アプリ内には100種類以上のフォントやデコレーション素材が用意されており、デザインの幅を広げてくれます。
- 用紙の選択肢: A4、B4、A3の普通紙に加え、仕上がりがきれいなA4光沢紙も選べます。
一方で、デザインを1から作成する必要があるため、デザイン作業が苦手な方や、とにかく時間をかけずに作りたい方にとっては、少し手間がかかると感じるかもしれません。
ファミリーマートの対応サービス
ファミリーマートでも、ローソンと同様にシャープ製のマルチコピー機が設置されている多くの店舗で「コンビニビジ文字プリント」サービスを利用できます。
したがって、サービス内容、アプリの使い方、料金体系、選べる用紙の種類などは、基本的にローソンと全く同じです。自宅や目的地の近くにローソンがない場合でも、ファミリーマートがあれば同様のサービスを受けられるため、利便性が非常に高いと言えます。
どちらのコンビニを利用するかは、単純にアクセスのしやすさで選んで問題ありません。アプリで作成したプリント番号やQRコードは、ローソンとファミリーマートのどちらの対応コピー機でも共通して使用できます。
セブンイレブンの印刷サービス
セブンイレブンでは、「コンビニビジ文字プリント」とは異なる「推し文字プリント」というサービスが提供されています。こちらは、デザインの自由度よりも手軽さを重視したサービスです。
セブンイレブン(推し文字プリント)の特徴
- 手軽さ: 専用アプリのダウンロードは不要です。公式サイトにアクセスし、用意されているデザインの中から好きなものを選ぶだけで、すぐにプリント番号が発行されます。
- 統一されたデザイン: 「指さして」「撃って」といったファンサービスを求める定型メッセージが、ポップでかわいいオリジナルフォントでデザインされています。デザインに自信がない方でも、クオリティの高いものが簡単に作れます。
- 低価格: 料金はA4サイズが60円、A3サイズが100円と、「コンビニビジ文字プリント」よりも安価に設定されています。
デメリットとしては、既存のデザインから選ぶ形式のため、推しの名前を入れるなどのカスタマイズはできません。手軽さを最優先したい方向けのサービスです。
用途別のおすすめサービスは
ここまで紹介した各サービスの特徴を踏まえ、どのような方にどのサービスがおすすめかをまとめます。
サービス名 | コンビニ | こんな人におすすめ |
コンビニビジ文字プリント | ローソン、ファミリーマート | ・推しの名前など、オリジナルの文字を入れたい人 ・フォントや色、縁取りなどデザインにこだわりたい人 ・時間をかけても自分だけの特別なうちわを作りたい人 |
推し文字プリント | セブンイレブン | ・デザイン作業に自信がない、または時間をかけたくない人 ・とにかく簡単かつスピーディーにうちわを準備したい人 ・ファンサービス向けの定型メッセージを使いたい人 |
要するに、「デザインの自由度とオリジナリティ」を求めるならローソンかファミリーマート、「手間をかけない手軽さとスピード」を求めるならセブンイレブン、という選択が合理的です。ご自身のスキルやイベントまでの準備期間などを考慮して、最適なサービスを選んでください。
まとめ:便利なローソンうちわ印刷

この記事では、ローソンを中心としたコンビニでのうちわ印刷サービスについて、作り方から料金、各社の比較まで詳しく解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。
- ローソンでのうちわ印刷には「コンビニビジ文字プリント」アプリを使う
- アプリで文字やレイアウトを自由にデザインできる
- フォントは100種類以上あり日本語や韓国語にも対応
- 作成後に発行されるプリント番号かQRコードで印刷する
- 料金はA4普通紙100円、A3普通紙200円、A4光沢紙200円が目安
- ジャンボうちわにはA3サイズの印刷が最適
- うちわのサイズは約横29.5cm×縦28.5cmで約11.6×11.2インチ
- A4光沢紙を選ぶと耐久性と見栄えが向上する
- 両面デザインの場合は紙が2枚必要になる
- ファミリーマートでもローソンと全く同じサービスが利用可能
- セブンイレブンは手軽さ重視の「推し文字プリント」を提供
- セブンイレブンは既存デザインを選ぶ形式でカスタマイズは不可
- オリジナリティ重視ならローソンかファミリーマート
- 手軽さ重視ならセブンイレブンがおすすめ
- 目的に合わせてサービスを使い分けるのが賢い方法