ファミリーマートの行政サービス解説!住民票の時間ややり方まとめ

最近はわざわざ役所に行かなくても、近所のファミリーマートで行政サービスを利用できるので本当に便利になりましたね。急に住民票の写しが必要になったり、仕事帰りに印鑑登録証明書を取りたいと思ったりしたとき、コンビニなら夜遅くまで開いているので助かります。でも、実際に利用しようとすると、利用できる時間帯や手数料、具体的なやり方など、細かい部分で迷ってしまうこともあるかもしれません。また、マイナンバーカードが必要なのか、スマホだけでできるのかといった点も気になるところです。そこで今回は、私が実際に調べてみた情報をもとに、ファミリーマートでの行政サービス活用法を分かりやすくまとめてみました。

  • ファミリーマートで住民票などが取得できる具体的な時間帯
  • 行政サービスを利用するために必要なものと事前準備
  • マルチコピー機を使った実際の操作手順と申請の流れ
  • エラーが出た場合の対処法やセキュリティ面の安全性
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ファミリーマートの行政サービス基本概要

まずは、ファミリーマートで利用できる行政サービスの基本的な仕組みについて押さえておきましょう。いつ行っても使えるわけではなく、いくつかの決まりごとや必要なものがあります。これさえ知っておけば、いざ店舗に行ったときに「取れなかった!」と焦ることもなくなるはずです。

サービス利用可能な時間帯と注意点

ファミリーマートは基本的に24時間営業ですが、行政サービス(コンビニ交付)が利用できる時間は24時間ではありません。 これ、意外と勘違いしやすいポイントなので注意が必要です。

基本的には、毎日6:30から23:00までの間で利用できます。早朝や深夜の時間帯はサービスが停止しているので、出勤前や帰宅時に利用する際は時間をしっかり確認しておきましょう。また、土日祝日も同じ時間帯で利用できるのが嬉しいところですが、年末年始(12月29日~1月3日)は利用できない場合がほとんどです。

お住まいの市区町村によっては、利用可能時間が短縮されていたり、特定の曜日だけ利用できなかったりするケースもあります。念のため、自治体の公式サイトで確認しておくと安心です。

住民票や印鑑証明書などの取得一覧

「結局、コンビニで何が取れるの?」と疑問に思う方も多いですよね。ファミリーマートのマルチコピー機では、主に以下の証明書が取得できます。

証明書の種類 主な内容・対象
住民票の写し 本人または同一世帯の人の分。マイナンバー記載の有無も選択可能。
印鑑登録証明書 事前に印鑑登録済みの本人の分のみ取得可能。
戸籍証明書(全部・個人) 本人または同一戸籍にある人の分。本籍地が遠方の場合は事前登録が必要。
戸籍の附票の写し 住所の履歴が記載されたもの。
所得・課税証明書 前年の所得や税額の証明。最新年度分への切り替え時期(6月頃)は注意。

ただし、これも自治体によって対応状況が異なります。「住民票は取れるけど、戸籍は取れない」というパターンもあるので、やはり事前の確認は欠かせません。

必須となるマイナンバーカードの準備

このサービスを利用するための絶対条件、それは「マイナンバーカード」を持っていることです。以前は「住民基本台帳カード(住基カード)」でも利用できましたが、2025年12月24日をもって住基カードによるコンビニ交付は終了することが決まっています。

必要なのは「通知カード(紙のカード)」ではなく、顔写真付きのプラスチック製「マイナンバーカード」です。また、カード受け取り時に設定した「利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)」も必ず必要になります。

もし暗証番号を忘れてしまったり、連続して間違えてロックがかかってしまったりした場合は、コンビニでは解除できません。その場合は役所の窓口に行って手続きする必要があるので、パスワード管理はしっかりしておきましょう。

必要な手数料の目安と支払い方法

気になる手数料ですが、実は役所の窓口で取るよりもコンビニ交付の方が安く設定されていることが多いです。多くの自治体で、窓口より50円~100円ほど安くなっている印象があります。

一般的な目安としては以下の通りです。

  • 住民票の写し・印鑑登録証明書:150円~300円程度
  • 戸籍証明書(全部事項証明書など):450円程度

支払いは、マルチコピー機に付属しているコインベンダー(小銭投入口)への現金投入が基本ですが、店舗によっては電子マネーなどが使える場合もあります。ただ、行政手数料という性質上、現金のみの対応というケースもまだ多いので、小銭を用意しておくとスムーズです。

メンテナンス等の利用停止日を確認

基本の時間帯(6:30~23:00)内であっても、システムメンテナンスのために利用できない日があります。これは大きく分けて2パターンあります。

  1. 全国一斉のメンテナンス:J-LIS(地方公共団体情報システム機構)がシステム全体の点検を行う場合。
  2. 各自治体の個別メンテナンス:お住まいの市区町村が独自にシステム更新を行う場合。

特に年度末や年度初め、大型連休前などはメンテナンスが入ることが多いです。「せっかくお店に来たのに画面がメンテナンス中で使えなかった…」なんてことにならないよう、急ぎの場合は自治体のホームページのお知らせ欄をチラッと見ておくと良いでしょう。

ファミリーマート行政サービスの操作方法

ここからは、実際にファミリーマートの店舗に行って、マルチコピー機を操作する際の流れやポイントについて解説します。初めて操作するときは緊張するかもしれませんが、画面の案内はとても親切なので、落ち着いて進めれば大丈夫です。

マルチコピー機を使った申請のやり方

店内に設置されている緑色のマルチコピー機(新型は黒っぽいデザインのものもあります)に向かいます。大まかな手順は以下の通りです。

操作ステップ

タッチパネルのメニューから「行政サービス」を選択。

「証明書交付サービス」をタッチ。

画面の指示に従い、所定の場所にマイナンバーカードを置く。

「利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁)」を入力。

カードを取り外し、必要な証明書の種類や部数を選択。

料金を支払って、印刷開始。

印刷が終わるまで少し時間がかかることがありますが、その場を離れずに待ちましょう。印刷完了後、証明書と領収書が出てきます。証明書は裏面にも偽造防止加工がされていることがあるので、表裏両方を確認してくださいね。

証明書が交付できない時のチェック

操作中にエラーが出てしまい、証明書が発行できないことがあります。よくある原因をいくつか挙げておきます。

  • 暗証番号の間違い:3回連続で間違えるとロックされます。
  • カードの読み取り不良:カードを置く位置がずれていたり、ICチップが汚れていたりする場合。
  • 住所や氏名の変更直後:引っ越しや結婚などで情報を更新したばかりだと、システムへの反映に数日かかることがあります。
  • 支援措置を受けている場合:DV等支援措置などで住民票の発行制限をかけている方は、コンビニ交付を利用できない設定になっていることが一般的です。

エラーコードが表示された場合は、スマホでそのコードと自治体名を検索すると、原因と対処法がすぐに見つかることが多いですよ。

本籍地が異なる場合の利用登録申請

ここが少しややこしいポイントなのですが、「今住んでいる場所」と「本籍地」が違う市区町村にある場合、戸籍証明書を取得するには事前の「利用登録申請」が必要になります。

例えば、東京に住んでいるけれど本籍は大阪にある、といったケースです。この場合、いきなり証明書発行メニューに進むのではなく、マルチコピー機の「行政サービス」メニューにある「戸籍証明書交付の利用登録申請」から手続きを行います。

申請時には本籍地の詳細な住所や筆頭者の氏名を入力する必要があります。この申請をしてから実際に証明書が取れるようになるまで、数日(自治体によりますが5開庁日程度)かかることが多いので、急ぎの場合は早めに登録申請だけ済ませておくことを強くおすすめします。

スマホ用電子証明書の対応について

「マイナンバーカードを持ち歩くのは怖い」「スマホだけで完結させたい」という声に応えて、スマホに搭載された電子証明書を使ったサービスも始まっています。

Android端末では2023年12月から既に対応が始まっており、マイナンバーカード本体がなくてもスマホをマルチコピー機にかざすだけで手続きが可能です。一方、iPhone(iOS)への対応については、2025年6月24日から開始される予定となっています。

現状の対応まとめ

Android:対応済み(機種による)

iPhone:2025年6月以降に対応予定

※ただし、ファミリーマートの店舗側機器の対応状況によって利用開始時期が異なる可能性もあるので、最新情報をチェックしておきましょう。

誤交付を防ぐセキュリティと連絡先

「コンビニで個人情報を印刷して大丈夫なの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、セキュリティ対策はかなりしっかりしています。

  • 専用回線と暗号化:行政と店舗の通信は高度に暗号化されています。
  • データ消去:印刷が終わると、マルチコピー機内のデータは即座に消去されます。
  • 偽造防止技術:コピーすると「複写」という文字が浮かび上がるなど、高度な特殊印刷が施されています。

万が一、印刷された内容が間違っていたり、誤って他人のものが出力されたり(これは極めて稀ですが)した場合は、すぐに店舗スタッフではなく、発行元の市区町村やJ-LISのコールセンターへ連絡してください。重大なインシデントとして扱われ、即座に対応が行われます。

ファミリーマート行政サービスのまとめ

ファミリーマートでの行政サービス利用について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

マイナンバーカードさえ持っていれば、6:30から23:00まで、土日も含めて近くのコンビニで証明書が取れるというのは、本当に大きなメリットです。特に、窓口に行く時間が取れない忙しい方にとっては、生活を支える重要なインフラと言えます。

最後に要点を振り返っておきます。

  • 利用にはマイナンバーカードと4桁の暗証番号が必須。
  • 手数料は窓口より安いことが多い。
  • 本籍地が遠方の場合は、事前に利用登録申請が必要。
  • スマホ対応(特にiPhone)も今後進んでいくのでさらに便利に。

もし「まだ使ったことがない」という方は、急ぎの用事がなくても一度マイナンバーカードを持ってファミリーマートに行き、画面操作を試してみるのも良いかもしれません(最後の発行ボタンを押さなければ料金はかかりません)。いざという時に慌てずに済みますよ。ぜひ活用して、行政手続きをスマートに済ませちゃいましょう!

※本記事の情報は執筆時点のものです。自治体や店舗によって詳細が異なる場合があるため、正確な情報は必ず各自治体やファミリーマートの公式サイトをご確認ください。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

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