「セブンイレブンの株って、いま1株いくらなんだろう?」と気になって検索している方は多いのではないでしょうか。実は、以前は数十万円の資金が必要だったセブン&アイ・ホールディングスの株も、株式分割によって今ではランチ2回分程度のお小遣いで手軽に買えるようになっています。普段利用するコンビニが、自分の投資先になるというのはなんだかワクワクしますよね。この記事では、現在の株価や配当金、そして気になる株主優待について、私自身の視点を交えながら分かりやすく紹介していきます。

- 2025年現在のリアルな株価と投資額の目安
- 1株保有でもらえる配当金の金額と利回り
- 株主優待をもらうために必要な最低株数
- 手数料無料で1株から購入するお得な方法
セブンイレブンの1株はいくらか徹底解説

まずは、皆さんが一番知りたい「今、いくらで買えるのか」という点と、投資することで得られる具体的なメリットについて深掘りしていきましょう。ニュースで見る買収の話や構造改革の話も、株価に大きく関わっているので要チェックです。
株式分割後の現在の株価推移
結論から言うと、2025年12月中旬時点でセブン&アイ・ホールディングス(3382)の株価は、およそ2,200円前後で推移しています。「あれ、もっと高かったような?」と思った方もいるかもしれませんね。実は2024年に「1株を3株に分ける」という株式分割が行われたため、以前よりも購入単価がぐっと下がって買いやすくなっているんです。
1株投資ができる証券会社なら、この「2,200円」に小銭程度の手数料(証券会社によっては無料!)をプラスするだけで、あのセブンイレブンの株主になれてしまいます。数年前までは最低でも50万円近く必要だったので、本当に良い時代になったなと思います。
1株あたりの配当金と利回り
株を持つ楽しみといえば、やっぱり配当金ですよね。1株持っているだけでも、ちゃんと配当金はもらえます。2026年2月期の予想では、年間で1株あたり50円の配当が予定されています。今の株価が2,200円だとすると、配当利回りは約2.3%になります。
銀行に預けていても金利はわずかですが、セブン&アイ株なら約2.3%の利回りが期待できます。1株持っているだけで、毎年セブンカフェ1杯分くらいの不労所得が入ってくる計算ですね。
しかも、会社側は「利益の半分以上を株主に還元する」という方針を出しているので、業績が順調なら来期以降も安定した配当が期待できるかもしれません。
隠れ優待やアンケート謝礼の有無
公式には発表されていないけれど、株主だけがもらえる「隠れ優待」。これ目当てで投資する人もいるくらい魅力的な響きですよね。セブン&アイの場合、1株保有でもチャンスがあるのが「株主アンケート」です。
過去の実績では、事業報告書と一緒に送られてくるアンケートに回答すると、抽選で500円分のQUOカードや図書カードがもらえることがありました。必ずもらえるわけではありませんが、1株投資家にとっては配当金以上のリターンになる可能性があるので、郵便物はしっかりチェックしておきたいですね。最近ではNFTバッジのようなデジタル特典が配布されたこともあるようですよ。
株主優待をもらうには何株必要か
「商品券がもらえる優待が欲しい!」という方も多いと思いますが、残念ながら1株だけでは公式の株主優待はもらえません。2024年に新設された優待制度の対象になるには、100株以上の保有が必要です。
| 保有株数 | 優待内容(選択制) | 必要投資額目安 |
|---|---|---|
| 1株〜99株 | なし(配当のみ) | 約2,200円〜 |
| 100株以上 | 商品券2,000円分など | 約22万円 |
まずは1株からスタートして、少しずつ買い増していき、最終的に100株を目指す「わらしべ長者」的な戦略も楽しいかなと思います。
100株購入時の総額とメリット
もし頑張って100株(単元株)まで買い集めた場合、総額で約22万円の投資になります。この時のメリットは配当金だけでなく、年間2,000円分の「セブン&アイ共通商品券」がもらえることです。
配当金5,000円(50円×100株)+優待2,000円で、年間の還元額は合計7,000円。総合利回りは3%超えが見えてきます。22万円で毎年7,000円相当が戻ってくるなら、長期保有の対象としてかなり魅力的ではないでしょうか。
セブンイレブン1株がいくらか確認し買う方法

「2,200円なら買ってみようかな」と思った方へ、実際にスマホで1株から購入するための具体的なステップと、損をしないための証券会社選びについて解説します。ここでの選択が、将来のリターンに地味に効いてきますよ。
手数料無料の証券会社おすすめ比較
1株単位(単元未満株)の取引は、証券会社によって手数料が全然違います。2,200円の株を買うのに手数料で数百円取られてはもったいないですよね。2025年現在、私が個人的におすすめするのは以下のネット証券です。
| 証券会社 | サービス名 | 手数料の特徴 |
|---|---|---|
| SBI証券 | S株 | 買付も売却も手数料無料(条件あり)。コスト重視なら最強。 |
| 楽天証券 | かぶミニ | リアルタイムで売買可能。スプレッド(実質手数料)が0.22%かかる。 |
| マネックス証券 | ワン株 | 買付は無料。売却時は手数料がかかるが、NISAなら実質無料。 |
とにかくコストを抑えたいならSBI証券、日中の値動きを見ながら好きなタイミングで売買したいなら楽天証券、という使い分けが良いかなと思います。
新NISA成長投資枠の活用法
せっかく投資するなら、利益に税金がかからない「新NISA」を使わない手はありません。セブン&アイの株も、新NISAの「成長投資枠」で購入可能です。
通常、配当金や売却益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座ならそれが丸々自分の手取りになります。配当金50円が40円に減ってしまうのと、50円そのままもらえるのでは、長く続けるほど大きな差になりますよね。1株からコツコツ買う場合でも、必ずNISA口座を利用することをおすすめします。
買収騒動や構造改革と買い時
ニュースで「カナダの会社がセブンイレブンを買収?」なんて話題を聞いたことがありませんか? 実はこれ、株価にとっては「下支え」になる重要な要素なんです。海外から「もっと高い価値がある」と評価されたことで、株価が下がりにくくなっているんですね。
また、不採算なスーパー事業を切り離すなどの構造改革も進んでいます。会社が本気で「変わろう」としている今は、長期的に見れば面白いエントリーのタイミングかもしれません。
買収提案などのニュースが出ると株価が急激に動くことがあります。高値掴みを避けるためにも、一度に全額投資せず、毎月数株ずつ買うなど時間を分散させると安心です。
ヨークHD分離と今後の株価見通し
少し難しい話になりますが、セブン&アイは「イトーヨーカ堂」などのスーパー事業を「ヨークホールディングス」としてグループから切り離す予定です(2025年9月目処)。
これにより、セブン&アイは「稼げるコンビニ事業」に集中することになります。市場のアナリストたちは、これが利益率アップにつながると評価していて、目標株価を今の水準より高く設定しているケースも多いです。「スリム化して筋肉質になったセブンイレブン」への期待値が、今後の株価上昇のカギになりそうですね。
投資する前に知るべきリスク
良いことばかりではありません。投資には必ずリスクがあります。セブン&アイの場合、特に意識しておきたいのが「北米経済」と「為替」です。
実は今、セブン&アイの利益の多くは日本のセブンイレブンではなく、アメリカのセブンイレブンが稼いでいます。そのため、アメリカの景気が悪くなったり、急激な円高になったりすると、業績にブレーキがかかる可能性があります。国内のコンビニも飽和状態で、これ以上の急成長は難しいかもしれません。「海外で稼ぐ会社」になっている点は理解しておきましょう。
セブンイレブン1株いくらか把握し投資へ

まとめになりますが、「セブンイレブン 1株 いくら」の答えは、2025年現在でおよそ2,200円です。飲み会1回分より安い金額で、世界的な小売企業のオーナーの一員になれるのは夢がありますよね。
- まずは1株(約2,200円)から気軽にスタート
- SBI証券などの手数料無料サービスを活用する
- NISA口座を使って配当金を非課税で受け取る
- リスクを理解しつつ、長期目線でコツコツ買い増す
私自身、普段の買い物で「あ、このおにぎり美味しいな」と感じたとき、自分がその会社の株主だと嬉しさが倍増します。皆さんも、身近なコンビニから投資の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。株価や配当金は変動する可能性があります。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。

