ローソンとスリーエフの違いは?看板やもちぽにょ等の独自商品を解説

街中でふと見かける「ローソン・スリーエフ」という看板を見て、普通のローソンとスリーエフの違いについて気になったことはありませんか。かつては独立したコンビニだったスリーエフが、なぜローソンと名前を並べているのか、その歴史や店舗数に関する疑問を持つ方も多いでしょう。また、大人気スイーツのもちぽにょが現在どうなっているのかや、看板のデザイン、さらには四国での展開状況なども気になるところです。この記事では、そんなダブルブランド店舗の謎や、独自の商品ラインナップ、そして2025年に予定されている資本提携終了後の動きまで、私が詳しく調べてみた内容をわかりやすくお伝えします。

スリーエフ
  • ローソンとスリーエフがダブルブランドになった歴史的背景がわかります
  • 普通のローソンにはない独自の商品やスイーツの違いを知ることができます
  • 看板や店舗展開エリアなど視覚的・地理的な違いを理解できます
  • 2025年の提携解消ニュースが今後の店舗にどう影響するか把握できます
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## 歴史と戦略に見るローソンとスリーエフの違い

スリーエフ1

まずは、なぜこの2つのチェーンが手を組むことになったのか、その成り立ちから見ていきましょう。単なる合併ではなく、お互いの良さを残そうとした少し珍しいパターンの提携なんですよね。ここでは、誕生の経緯や看板の見た目、そしてエリアによる展開の違いについて深掘りしていきます。

### ローソン・スリーエフ誕生の経緯

そもそもの始まりは2016年頃にさかのぼります。当時、スリーエフは首都圏を中心に展開する中堅コンビニチェーンでしたが、競争が激化する中で単独での生き残りが難しくなっていました。そこで白羽の矢が立ったのが、業界大手のローソンです。

ただ、ここで面白かったのが、スリーエフが完全にローソンに飲み込まれる形を選ばなかったことなんです。スリーエフには「F-STYLE」という強力な自社ブランド商品や、地元のお客さんからの熱い支持がありました。これを全部捨てて普通のローソンにしてしまうのはもったいない!ということで、ローソンの圧倒的なシステムや物流網を使いつつ、スリーエフの魂とも言える独自商品を販売できる「ローソン・スリーエフ」というダブルブランドが誕生したわけです。

つまり、大手チェーンの効率性と、地域密着チェーンの個性をいいとこ取りしようとした戦略的なパートナーシップだったんですね。

### 看板のデザインや表記の特徴

街で見かけるとすぐに分かりますが、ローソン・スリーエフの店舗は看板が特徴的です。ベースはローソンでおなじみのあの爽やかな青色なんですが、そこに「LAWSON」と「Three F」の両方のロゴが併記されています。

これ、実はすごく珍しいことだと思いませんか?通常、大手と統合すると看板は完全に書き換えられることが多いですが、あえて「スリーエフ」の名前を残しているんです。これは、長年スリーエフを愛用してきた地域の方々への配慮であり、「ここは皆さんが知っているあのスリーエフですよ」というメッセージでもあるのかなと思います。

看板の表記順は「ローソン・スリーエフ」となっていることが多いですが、ロゴの並びが左右どちらにあるかなど、店舗によって微妙な違いを探してみるのも面白いかもしれません。

### 展開エリアや店舗数の現状

かつてスリーエフはもう少し広い範囲で営業していましたが、現在「ローソン・スリーエフ」として営業しているエリアはかなり限定されています。基本的には、スリーエフの本社があった横浜を含む首都圏の1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)がメインの活動エリアです。

2016年から順次転換が進められ、2018年にはスリーエフ単独ブランドの店舗は営業を終了し、このダブルブランドに一本化されました。なので、今私たちが「スリーエフ」の遺伝子を感じられるのは、この首都圏エリアにあるローソン・スリーエフの店舗だけということになりますね。

### 四国と首都圏で異なる対応

ちょっとマニアックな話になりますが、実はスリーエフは昔、四国地方(特に高知県など)にも展開していたのをご存知でしょうか?しかし、四国の店舗については、今回のダブルブランド化とは全く違う運命を辿りました。

四国では、2015年頃にはすでにスリーエフとの提携を解消しており、そのほとんどがローソンの単独店舗へと転換されています。つまり、四国では「スリーエフ」の名前は残らず、完全にローソンになったんです。

エリアによる違いのまとめ

  • 首都圏:商品力へのファンが多いため「ローソン・スリーエフ」として存続
  • 四国など:早い段階で提携解消し、通常の「ローソン」へ転換

地域によって、「名前を残す価値があるか」「効率を優先すべきか」をシビアに判断した結果とも言えそうですね。

### 合弁会社設立と出資比率の意図

このダブルブランドを運営するために設立された合弁会社なんですが、その出資比率がちょっと特殊でした。なんとスリーエフが70%、ローソンが30%という比率だったんです。

普通、大手であるローソンが主導権を握りそうなものですが、会社設立当初はスリーエフ側が「経営権」や「商品開発の主導権」をしっかり確保したいという意地のようなものを感じますね。ただ、実務面(物流やITシステムなど)は完全にローソンのパッケージを使っているので、中身の運営はローソン主導に近い形になっています。

## 商品やサービスにあるローソンとスリーエフの違い

スリーエフ2

ここからは、私たち利用者にとって一番重要な「お店の中身」の違いについて見ていきましょう。「看板が違うだけで中身はローソンでしょ?」と思っているなら大間違い。実は、スリーエフ時代からのファンを唸らせるような独自商品がしっかり残っているんです。

### もちぽにょ等の限定スイーツ

スリーエフと言えば、絶対に外せないのが伝説のスイーツ「もちぽにょ」です!2013年に発売され、その名の通り「もちもち」した生地と「ぽにょ」っとした食感で大爆発したヒット商品ですね。

実はこのもちぽにょ、あまりの人気ぶりに業界全体に影響を与えました。セブン-イレブンの「もちぷにゃ」やローソンの「もちぷよ」など、似たような商品が他社から続々と出たきっかけとも言われています。まさにコンビニスイーツ界のレジェンド的存在。

ローソン・スリーエフになった今でも、この「もちぽにょ」はスリーエフのDNAを受け継ぐオリジナル商品として販売されています。Kiriクリームチーズ味など、限定フレーバーが出ることもあるので、スイーツ好きならわざわざローソン・スリーエフを探して行く価値は十分にありますよ。

### チルド弁当や焼き鳥の独自商品

スイーツだけではありません。お弁当やお惣菜のコーナーにも違いがあります。ローソンの標準的な商品ラインナップに加えて、スリーエフが独自に開発した約30品目の商品が並んでいるんです。

特に評判が良いのが「チルド弁当」や「焼き鳥」です。スリーエフは昔から店内調理やチルド商品に力を入れていて、そのノウハウが今も生きています。いつものローソンのからあげクンも美味しいですが、たまにはスリーエフ由来の焼き鳥や、地域色豊かなお弁当を選んでみるのも楽しいですね。

項目 ローソン単独店 ローソン・スリーエフ
基本商品 ローソン標準 ローソン標準
独自商品 なし 約30品目あり(もちぽにょ等)
サービス Loppi等完備 Loppi等完備(同じ)

### 支払い方法やポイントサービスの共通点

「商品は違うけど、支払いはどうなの?」と不安になる方もいるかもしれませんが、そこは安心してください。レジシステムや決済方法は完全にローソンと統合されています。

Pontaカードやdポイントカードも使えますし、PayPayや楽天ペイといった各種バーコード決済も、通常のローソンと全く同じように利用可能です。もちろん、三井住友カードのタッチ決済などで受けられるポイント還元サービスも対象になります。利便性は大手チェーンそのままで、商品だけちょっとユニーク、というのがローソン・スリーエフの最大の魅力ですね。

### 2025年の資本提携終了後の展望

さて、気になるニュースとして、2025年4月にローソンとスリーエフの資本提携が終了するという発表がありました。「えっ、まさかローソン・スリーエフがなくなっちゃうの?」と心配になった方もいるかもしれませんが、どうやらそういうわけではなさそうです。

これは「提携解消(ケンカ別れ)」というよりは、事業統合がうまくいったので「資本関係(株式の持ち合いなど)はもう必要ないね」という、ある種の「卒業」のようなポジティブな意味合いが強いようです。今後は「業務提携」という形でパートナーシップは続くため、看板が急になくなったり、もちぽにょが食べられなくなったりすることは当面なさそうです。

むしろ、資本関係がスリム化することで、より柔軟な店舗運営ができるようになるかもしれませんね。

### ローソンとスリーエフの違い総括

スリーエフ3

最後に、ローソンとスリーエフの違いについてまとめておきましょう。

結論として、「ローソン・スリーエフ」は、ローソンの便利なシステムと、スリーエフの愛される商品力を合体させたハイブリッドなコンビニです。普通のローソンとの違いは、以下の2点に集約されます。

  1. 看板:「LAWSON」と「Three F」のダブルネームになっている。
  2. 商品:「もちぽにょ」や独自のお弁当など、約30品目の限定商品がある。

それ以外の、ATMやLoppi、ポイントサービスなどの使い勝手はローソンと全く同じです。もし街中で青い看板に「Three F」の文字を見つけたら、ぜひ立ち寄って、そこでしか買えない「もちぽにょ」を探してみてくださいね!

※本記事の情報は2025年時点のものです。店舗の改装や商品の入れ替えにより、取り扱い状況が変更になる場合があります。正確な情報は各社の公式サイトをご確認ください。

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