ファミリーマートで税金やネットショッピングの代金を支払いたいけれど、ペイジーのやり方がわからなくて困っていませんか。マルチコピー機で番号を入力しようとしてもエラーになったり、レジで店員さんに聞いてもできないと言われたりして、焦ってしまうこともあるかもしれません。実は、ファミリーマートの店内でペイジーを利用するには、特定のATMを探す必要があるなど、少しコツが必要なのです。また、現金が使えないケースや、そもそもペイジーよりもお得で便利な支払い方法があることも知っておくべきでしょう。

- ファミリーマートのマルチコピー機やレジではペイジー払いができない理由
- 店内で唯一ペイジーが使えるゆうちょ銀行ATMの具体的な操作手順
- ペイジーの代わりに使うとポイントが貯まるファミペイ請求書払いの活用法
- 現金やクレジットカードを使って支払いたい場合の注意点と解決策
ファミリーマートでペイジー払いをする方法

「ファミマならどこでもペイジーができるはず」と思い込んで店舗に行くと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。実は、ファミリーマートの決済システムとペイジーの仕組みは少し特殊な関係にあります。ここでは、なぜ普通のやり方ではできないのか、そしてどうすれば支払いができるのか、その正しいルートを私自身の経験をもとに解説します。
マルチコピー機はペイジー非対応の事実
まず最初に結論をお伝えすると、ファミリーマートの緑色の端末「マルチコピー機」では、ペイジーの支払いはできません。これ、本当によくある誤解なんですよね。
私たちが普段、Amazonやチケットの支払いで使う「コンビニ収納代行」と、銀行のネットワークを使う「ペイジー(Pay-easy)」は、裏側の仕組みが全く別物です。マルチコピー機にある「代金支払い」ボタンは、あくまでコンビニ収納用の番号(11桁など)を入力するためのもので、ペイジーの収納機関番号(5桁)には対応していないんです。
請求書に「Pay-easy」マークがある場合、その5桁の番号をマルチコピー機に入力しようとしても桁数が合わず、手続きを進めることはできません。
レジでのペイジー直接払いは利用不可
「機械がダメなら、レジで直接店員さんにお願いすればいいのでは?」と思うかもしれませんが、残念ながらこれも原則として対応不可です。
レジのPOSシステムは、請求書のバーコードをスキャンして処理するように作られています。そのため、バーコードがないペイジーの払込票や、スマホの画面で番号だけを見せても、店員さんはレジに入力する術がありません。私も過去に番号だけメモしてレジに行ったことがありますが、「バーコードがないとお受けできません」と丁重にお断りされてしまいました。
ゆうちょ銀行ATMのみペイジーが可能
では、ファミリーマートでペイジーをするのは不可能なのかというと、一つだけ例外があります。それは、店内にあるATMが「ゆうちょ銀行ATM」である場合です。
ファミリーマートには主に「イーネットATM」と「ゆうちょ銀行ATM」の2種類が設置されていますが、このうちペイジーに対応しているのは「ゆうちょ銀行ATM」だけなんです。イーネットATMにはペイジーのメニュー自体が存在しないか、極めて限定的です。もし近所のファミマに入って、緑色のATM(ゆうちょ)があればラッキー、なければその店舗ではペイジーはできない、と判断してください。
ATMでのペイジー操作手順とやり方
無事にゆうちょ銀行ATMを見つけたら、いよいよ操作です。ただし、郵便局にあるATMとは少し勝手が違うので注意が必要です。
ファミリーマート設置のゆうちょATMでペイジーを行うには、ゆうちょ銀行のキャッシュカードが必須です。現金での払込みや、他行のカードを使ったペイジー払いは基本的にできません。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | トップ画面の「料金払込(ペイジー)」を選択します。 |
| 2 | 「手入力」を選択し、収納機関番号(5桁)を入力します。 |
| 3 | 続いて、お客様番号(納付番号)や確認番号を入力します。 |
| 4 | 払込内容が表示されるので確認し、ゆうちょキャッシュカードを挿入します。 |
| 5 | 暗証番号を入力し、完了後に発行される明細票を必ず受け取ります。 |
収納機関番号が入力できない時の確認点
ATMの前で「あれ?番号が入らない」と焦ることがあります。その原因の多くは、番号の取り違えか期限切れです。
まず、入力しようとしているのが本当に「収納機関番号(5桁)」か確認しましょう。通販サイトによっては、ペイジー用の番号とコンビニ払い用の番号が別々に発行されていることがあります。また、ペイジーの支払い番号には有効期限があり、これを過ぎるとネットワーク上で無効化されるため、「該当なし」というエラーが出ます。この場合は、支払い先で番号の再発行手続きが必要になります。
ファミリーマートのペイジーよりお得な決済

ここまでペイジーのやり方をお話ししてきましたが、正直なところ、私は最近ファミリーマートで「ペイジー」そのものを使うことはほとんどなくなりました。なぜなら、ファミリーマートにはペイジーの代わりになり、しかもポイントまで貰えるお得な方法があるからです。ここからは、私が実践している「賢い支払い戦略」をご紹介します。
ペイジー代わりのファミペイ請求書払い
私が最もおすすめしたいのが、ファミリーマートの公式アプリ「ファミペイ」を使ったFamiPay請求書支払いです。
最近の税金や公共料金の請求書には、「eL-QR(地方税統一QRコード)」やバーコードが印刷されていますよね。これをファミペイのアプリ内カメラで読み取るだけで、自宅にいながら一瞬で支払いが完了します。わざわざATMに並ぶ必要もありませんし、何より1件につき10円相当のFamiPayボーナスがもらえるのが地味に嬉しいポイントです。
クレジットカードチャージでポイント還元
さらに、このFamiPay払いの真骨頂は「チャージ」にあります。通常、ペイジーで銀行口座から支払っても1円も得しませんが、FamiPayなら以下のルートでポイントの多重取りが狙えます。
- ファミマTカード(またはJCBカード)でFamiPayにチャージ
→ クレジットカードのポイント還元(0.5%など)
- FamiPay請求書支払いで決済
→ 1件10ボーナス
- 翌月払いステップボーナスの活用
→ 2025年12月からの改定で還元率が大幅アップ(最大数%還元も)
このように、実質的にクレジットカードを使って公共料金や税金を支払うことができ、ポイントまで貯まるのです。「ペイジーで払わなきゃ」という固定観念を捨てると、かなり家計の助けになりますよ。
領収書が必要な場合のペイジー注意点
ただし、FamiPay払いにも弱点があります。それは領収書(受領証書)が発行されないことです。
車検のために自動車税の納税証明書がすぐに必要な場合や、会社の経費精算で紙の領収書が必須の場合は、アプリ払いは避けてください。この場合は、ファミリーマートのレジで現金(またはFamiPay提示)で支払って領収印をもらうか、ゆうちょ銀行ATMでペイジー払いをして明細票を保管するのが確実です。
ローソンやセブン等のペイジー対応比較
「じゃあ他のコンビニはどうなの?」と気になる方もいると思います。ざっくり比較するとこんな感じです。
| コンビニ | マルチ端末でのペイジー | ATMでのペイジー |
|---|---|---|
| ファミリーマート | ×(不可) | ○(ゆうちょATMのみ) |
| ローソン | ×(Loppi不可) | ×(基本的に不可) |
| セブン-イレブン | ×(なし) | △(提携行による) |
ローソンのLoppiもペイジーには対応していませんし、セブン-イレブンもnanaco払いは便利ですがペイジー直接払いはハードルが高いです。そう考えると、店舗数は限られるものの、ゆうちょATMがあるファミリーマートはまだ「ペイジーができる可能性がある」貴重な場所と言えるかもしれません。
ファミリーマートのペイジー利用まとめ

最後に、ファミリーマートでペイジーを利用したい方へのアクションプランをまとめます。
- どうしても「Pay-easy」形式で払いたいなら、ゆうちょ銀行ATM設置店を探し、キャッシュカードを持っていくこと。
- もし請求書にバーコードやeL-QRがあるなら、ATMは使わずに「ファミペイアプリ」で支払うのが最も時間もお金も節約できる正解ルートです。
技術的な制約で「できない」と思われがちなファミマのペイジーですが、仕組みさえ知っていれば慌てることはありません。ぜひ、ご自身の状況に合わせて最適な支払い方法を選んでみてくださいね。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

