急に「セブンイレブンでPDFをプリンター印刷したい!」ってなる時、ありますよね。私もあります。でも、いざマルチコピー機の前に立つと「あれ、やり方は?」「スマホからどうやるの?」「USBは使える?」「料金はいくら?」と焦ってしまうことも。

特に、iPhoneやAndroidのスマホから直接印刷したい時、netprintみたいなアプリが必要なのか、それとも登録なしでできるのか、Wi-Fi接続ってどうやるの?と疑問だらけになりがちです。
この記事では、セブンイレブンのプリンターでPDFを印刷する具体的な方法から、USBやスマホ(QRコード利用など)を使った簡単なやり方、気になる料金はどっちが安いのか、さらにA3サイズやパスワード付きPDFが印刷できない時の対処法まで、私の経験も踏まえて分かりやすく解説していきますね。
- 一番安くて簡単なPDF印刷方法がわかる
- スマホ(iPhone/Android)からアプリで印刷する手順
- USBメモリを使った印刷のやり方
- パスワード付きPDFなど「できない」時の解決策
セブンイレブン プリンターでPDF印刷する方法3選

セブンイレブンのマルチコピー機でPDFを印刷する方法は、大きく分けて3つあります。「USBメモリ」「クラウドアプリ(netprint)」「Wi-Fiアプリ」ですね。それぞれ料金や手軽さが全然違うので、まずは「自分にどれが合ってるか?」を知るのが一番大事かなと思います。
料金比較:一番安い方法は?
まず、一番気になる料金から比較してみましょう。実は、どの方法を選ぶかでA4白黒印刷の料金が2倍も違うんです。
結論から言うと、白黒印刷なら「USBメモリ」が1枚10円で圧勝です。スマホアプリ経由(クラウドやWi-Fi)だと、どうしてもシステム利用料的なものが乗るのか、1枚20円になっちゃいます。
ただ、カラー印刷の場合はちょっと違って、クラウドアプリ(netprint)だけが60円と少し高め。USBメモリかWi-Fiアプリなら50円で最安値です。
目的別のおすすめ
- コスト最優先(特に白黒):USBメモリ一択(A4白黒10円)
- カラーを安く(USB忘れた):Wi-Fiアプリ(A4カラー50円)
- 事前に登録・番号共有:netprint(便利だけど割高)
分かりやすく、A4サイズの料金を表にまとめてみました。
| 印刷方法 | A4白黒 料金 | A4カラー 料金 | ユーザー登録 |
|---|---|---|---|
| 1. USBメモリ | 10円(最安) | 50円(最安) | 不要 |
| 2. クラウドアプリ (netprint) | 20円 | 60円(割高) | 必要 / 不要 (かんたんnetprint) |
| 3. Wi-Fiアプリ (マルチコピー) | 20円 | 50円(最安) | 不要 |
この料金はあくまで一般的なものですので、印刷する前には必ずマルチコピー機の画面で最終的な金額を確認してくださいね。
USBでPDFを印刷するやり方
私が一番よく使うのが、このUSBメモリを使った方法です。やっぱりA4白黒10円は魅力的ですよね。事前のアプリインストールや登録も一切いらないので、PDFデータさえUSBメモリに入れておけばOKです。
SDカードやmicroSDカードにも対応してる機種が多いですよ。
USB印刷のステップ
- マルチコピー機のホーム画面で[プリント]を選びます。
- 次に[普通紙プリント]を選択。
- 「メディアを選んでください」みたいな画面になるので、[USBメモリ](またはSDカードなど)を選びます。
- 画面の指示に従って、所定のスロット(だいたい画面の右下あたり)にUSBメモリを挿します。
- [そのままプリント]か[いろいろ設定してプリント]を選びます。(両面印刷や小冊子なら「いろいろ設定」ですね)
- USBメモリの中のファイル一覧が出るので、印刷したいPDFファイルを選びます。
- 用紙サイズ(A4など)、カラーモード(ここで「白黒」を選べば10円!)、部数などを設定します。
- 料金が表示されるので、nanacoか現金(コイン)を投入します。
- [プリントスタート]を押せば印刷開始です!
終わったら、USBメモリの抜き忘れにだけは本当に注意してくださいね(私、一回やりかけました…)。
スマホからアプリで印刷(登録なし)
「USBメモリなんて持ってない!」「スマホにPDFがあるんだけど!」という場合も、もちろん大丈夫です。ユーザー登録なしで使える便利なアプリが2種類あります。
1. かんたんnetprint
これは、事前にPDFをクラウドにアップロードしておく方法です。セブンイレブンに着く前に家や移動中に登録を済ませておけるのがメリットですね。
アプリをダウンロードして、印刷したいPDFを選ぶだけで、すぐに「予約番号」や「QRコード」が発行されます。
注意点:有効期限が短い!
「かんたん」なだけあって、ユーザー登録が不要な代わりに、有効期限は「登録した日の翌日23:59まで」と非常に短いです。「今から印刷しに行く」という時に使うのがベストですね。
2. セブン‐イレブン マルチコピー (Wi-Fiアプリ)
これは、お店に着いてから使うアプリです。マルチコピー機自体が発信しているWi-Fi(インターネットには繋がりません)にスマホを直接接続して、PDFファイルをその場で転送します。
クラウドにデータを上げたくない人や、カラー印刷を安く(A4カラー50円)済ませたい時に便利です。
netprintとWi-Fiの違い
スマホで印刷する場合、「netprint(クラウド)」と「マルチコピー(Wi-Fi)」のどっちを使えばいいか、ちょっと迷うかもしれません。
「netprint」は、さらに2種類あります。
- netprint(通常版):ユーザー登録が必要。でも、有効期限が30日と長いです。出張先で印刷するかも、とか、予約番号を誰かに教えて印刷してもらう、なんて時に便利です。
- かんたんnetprint:ユーザー登録が不要。でも、有効期限は翌日まで。今すぐ印刷したい人向け。
一方で、「セブン‐イレブン マルチコピー(Wi-Fi)」は、お店のWi-Fiに繋いでその場でデータを送る方法です。
使い分けのまとめ
- 後で印刷・番号共有したい:netprint(通常版)
- 登録なしで今すぐ印刷:かんたんnetprint
- 登録なしでカラーを安く・機密ファイル:Wi-Fiアプリ
ちなみに、料金面では、白黒はどちらも20円ですが、カラーはWi-Fiアプリの方が安い(A4: 50円)というのは、覚えておくとお得かも、です。
QRコードでの簡単な印刷手順

「かんたんnetprint」や「netprint(通常版)」アプリでPDFを登録すると、8桁の「プリント予約番号」と一緒に「QRコード」も発行されます。
これ、すごく便利です!
- マルチコピー機のホーム画面で[プリント] → [ネットプリント]を選びます。
- 「プリント予約番号」を入力する画面が出ますが、その下にある[QRコードでプリント](機種によって表現が違うかも)を選びます。
- マルチコピー機の画面左下あたりにあるQRコード読み取り部分(スキャナー)が光ります。
- そこに、スマホアプリに表示させたQRコードをかざすだけ!
8桁の番号をポチポチ入力する手間が省けるので、スマートに印刷が完了します。私は最近もっぱらこの方法ですね。
セブンイレブン プリンターでPDF印刷ができない時
いざ印刷しようとしたら「あれ、できない!」という時のトラブルシューティングです。PDF印刷でよくある「パスワード」と「文字化け」は、だいたい同じ方法で解決できることが多いですよ。
パスワード付きPDFの印刷方法
結論から言うと、セブンイレブンのマルチコピー機は、パスワードで保護されたPDFに(公式には)対応していません。
USBに入れてもファイル一覧に表示されなかったり、netprintで登録しようとしてもエラーになったりします。
どうすればいい? → パスワード無しの「複製」を作ればOK!
これは非公式な裏ワザ(?)みたいなものですが、私がいつもやっている安全な方法です。
Google Chromeを使った回避策
- PCやスマホの「Google Chrome」ブラウザで、そのパスワード付きPDFを開きます。(パスワードを聞かれるので入力します)
- 内容が表示されたら、Chromeのメニュー(右上の「…」)から[印刷]を選びます。
- 「送信先」または「プリンター」を選ぶところで、実際のプリンターではなく[PDFに保存] (Save as PDF) を選択します。
- そのまま[保存]ボタンを押して、新しい名前(例:「印刷用.pdf」)で保存します。
こうして新しく保存されたPDFは、見た目はそのまま、パスワードだけが解除された状態になっています。この新しいファイルをUSBに入れたり、netprintに登録したりすれば、問題なく印刷できるはずです!
文字化けやレイアウト崩れの解決策
「印刷したら、特定の文字が変な記号になった(文字化け)」「PCで見てた時とレイアウトがずれる」という問題。これは、PDFを作った時に使われたフォントが、マルチコピー機に入っていないのが原因です。
この問題も、実はさっきの「Google Chromeの[PDFに保存]テクニック」がすごく有効です。
この操作をすると、文字が「フォント情報」としてではなく、「図形」や「画像」に近い情報としてPDFに焼き付けられる(平坦化される、みたいなイメージです)ので、マルチコピー機のフォント環境に左右されず、見たままを印刷できます。
PDFを受け取った側でできる、一番手軽で確実な対策かなと思います。
iPhoneからPDFを印刷する
iPhoneユーザーの場合、PDFは「ファイル」アプリや「メール」に保存されていることが多いですよね。
「かんたんnetprint」の場合
- 「かんたんnetprint」アプリを開き、[+]ボタンから「ファイル」アプリなどを選びます。
- 印刷したいPDFを選択し、用紙サイズなどを設定して[登録]を押します。
- QRコードが表示されたら、それを持ってセブンイレブンへ行くだけです。
「Wi-Fiアプリ (マルチコピー)」の場合
- セブンイレブンの店内で、iPhoneの[設定] → [Wi-Fi]を開きます。
- マルチコピー機の画面に表示されているSSID(例: 711_MULTI_COPY)を選び、パスワードを入力して接続します。
- 「セブン‐イレブン マルチコピー」アプリを開き、「普通紙プリント」などからiPhone内にあるPDFファイルを選んで[送信]します。
- あとはコピー機側で操作すればOKです。
AndroidからPDFを印刷する
Androidスマホの場合も、流れはiPhoneとほぼ同じです。PDFはGoogle Driveやダウンロードフォルダにあることが多いですね。
「かんたんnetprint」の場合
- 「かんたんnetprint」アプリを開き、[+]ボタンからファイルを選択します。
- Google Driveや内部ストレージからPDFを選び、設定して[登録]します。
- 発行されたQRコードを持ってお店に行きます。
「Wi-Fiアプリ (マルチコピー)」の場合
- お店で、Androidの[設定] → [ネットワークとインターネット] → [Wi-Fi]を開きます。
- コピー機に表示されているSSIDとパスワードで接続します。
- 「セブン‐イレブン マルチコピー」アプリを開き、PDFを選んで[送信]します。
A3や小冊子で印刷するには
セブンイレブンでは、A4やB5だけでなく、A3サイズのPDF印刷にも対応しています。料金は方法によって変わりますが、USBメモリなら白黒10円、カラー80円と、これもかなりお得感ありますね。
あと、ちょっと高度な使い方として「小冊子印刷」もできます。
複数ページのPDFを、雑誌みたいに真ん中で折ってホチキス止めできる形式(中綴じ)に、自動でページを並び替えて印刷してくれる機能です。
USBメモリなどでPDFを選んだ後、[いろいろ設定してプリント] → [小冊子] を選ぶと設定できますよ。同人誌のコピー本とか作る時に便利かも、です。
セブンイレブン プリンターでPDF印刷する総括

セブンイレブンのプリンターでPDFを印刷する方法、いろいろあって迷うかもしれませんが、ポイントはシンプルです。
- 白黒印刷で安さ最優先なら:USBメモリ
- スマホしかなくて、今すぐ印刷なら:かんたんnetprint (QRコード)
- スマホでカラーを安く印刷なら:Wi-Fiアプリ
- パスワードや文字化けが怖いなら:事前にChromeで「PDFに保存」
これだけ覚えておけば、大体の場面でスムーズに印刷できるかなと思います。
料金やサービス内容は変わる可能性もあるので、最終的な詳細はセブンイレブンの公式サイトや、マルチコピー機の画面で直接確認してくださいね。いざという時に、この記事が役立てば嬉しいです!

