コンビニ ドライバーの仕事内容ときつい?給料やキャリアを解説

コンビニ ドライバーの仕事って、実際どうなんだろう?と気になっていませんか。

ネットで調べると「きつい」とか「やめとけ」なんて言葉も目に入りますし、特に深夜勤務のイメージが強いですよね。

具体的な仕事内容や、1日のスケジュール、手積み手降ろしがあるのか、肉体的な負担はどれくらいか、気になります。

あと、やっぱり重要なのはお金の話。実際の給料や年収はどれくらいもらえるのか。

未経験でも挑戦できるのか、AT限定の免許でも大丈夫なのか、必要な資格はあるのか…など、疑問は尽きないかなと思います。

この記事では、コンビニドライバーのメリットや向いている人、将来のキャリアパスまで、私が気になって調べた情報をまとめてみました。

  • コンビニドライバーの具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 「きつい」と言われる体力面や精神面の理由
  • 必要な免許や、未経験でも大丈夫なのか
  • 給料の目安と、将来のキャリアパス
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コンビニ ドライバーの仕事内容と実態

ドライバー

まずは、コンビニドライバーが普段どんなお仕事をしているのか、その具体的な中身を見ていきましょう。「ルート配送」っていう言葉がキーワードみたいですね。

仕事内容はきつい?1日のスケジュール

コンビニドライバーの基本的な仕事は、担当エリアの物流センター(共配センター)から、決められたコンビニ店舗へ商品を届ける「ルート配送」がメインです。

1日のスケジュール例を見てみると、出社したらまず「点呼」と厳格なアルコールチェックがあります。これは安全運転のために絶対みたいですね。

それが終わると、伝票を見ながらトラックに商品を積み込みます。ここでも、お店で降ろす順番を考えて積むっていう技術がいるみたいです。

基本的な業務フロー

  1. 出社・点呼(アルコールチェック)
  2. 車両の点検
  3. 荷物の積み込み(検品しながら)
  4. 配送(1ルート10件前後)
  5. センターに帰着・片付け(空の容器など)
  6. 日報作成・終業点呼(再度アルコールチェック)

これを1日に1便、あるいは給与の高いところだと2便(例:深夜便+午前便)担当することもあるようです。1日に2便担当するとなると、拘束時間も長くなるので、ここが「きつい」と言われる理由の一つかもしれません。

深夜や早朝など不規則な勤務時間

コンビニが24時間営業なだけあって、物流センターも24時間動いています。

そのため、ドライバーの勤務時間も、早朝からスタートする日勤(例:朝6時〜)や、夜中からスタートする夜勤(例:夜23時〜)など、いろんなパターンがあるんですね。

一般的な会社員とは生活リズムがズレやすいので、家族や友人との時間を合わせるのが難しくなる可能性はあります。この不規則な勤務体系が自分に合うかどうかは、大事なポイントになりそうです。

手積み手降ろし?肉体的な負担

「ドライバーって楽そう」と思うかもしれませんが、コンビニドライバーは結構な力仕事みたいです。

というのも、運ぶ商品には、お弁当やおにぎりだけじゃなく、飲料ケースやお米、冷凍食品といった「重量物」もたくさん含まれます。

もちろん、最近のトラックは「パワーリフトゲート」っていう昇降機がついていて、台車(カゴ台車)ごと荷物を降ろせるようになっていることが多いみたいです。

ただ、トラックから店舗のバックヤードまで、その台車を押して運ぶのはドライバー自身。1日に何店舗も回って、そのたびに荷役(積み降ろし)作業が発生するので、体力は間違いなく必要ですね。「手積み手降ろし」がゼロではない、というのが実態かなと思います。

時間厳守やルールの厳しさ

肉体的なきつさだけじゃなく、精神的なプレッシャーも「きつい」と感じる要因のようです。

一番は、時間厳守のプレッシャー。 コンビニの納品時間は分単位でスケジュールが決まっていて、交通渋滞や天候に関わらず、基本的には時間通りに届けないといけません。これは結構なストレスですよね…。

もう一つ、私が「これは大変だ…」と思ったのが、店舗ごとに納品ルールが違うことです。

A店は「商品はバックヤードの右奥」、B店は「伝票は店長に直接渡す」…みたいに、お店ごとに細かいルールが決まっているそうです。1日に10店舗以上回る中で、その全てを正確に記憶して実行し続ける必要があるんですね。これは高い集中力と記憶力が求められるなと感じました。

セブンやローソンなど企業ごとの違い

「セブン-イレブン」「ローソン」「ファミリーマート」で、仕事内容が大きく変わるのかも気になりますよね。

基本的な「ルート配送」という業務は同じですが、細かい部分で違いがあるようです。

  • セブン-イレブン: 商品の温度管理が厳しいことで知られていて、「常温」「米飯(約20度)」「チルド(約5度)」「冷凍」の4温度帯で管理しているそうです。
  • ローソン: 物流の「2024年問題」(後で少し触れますね)への対応として、配送回数を1日3回から2回に減らす、といった効率化を進めているみたいです。
  • ファミリーマート: 伊藤忠商事グループとして、グループ全体の物流網の中で効率化が図られているようです。

ただ、ドライバーが所属するのは、コンビニ本体ではなく「配送を委託された物流会社」がほとんど。なので、実際はどのコンビニを担当するかより、どの物流会社(配送センター)に所属するかで、ルールや給与体系が変わってくるみたいですね。

コンビニ ドライバーの給与とキャリア

ドライバー1

仕事内容がわかったところで、次はやっぱり「お金」と「将来性」の話ですよね。未経験からでも挑戦できるのか、キャリアアップは望めるのか、見ていきましょう。

必要な資格や免許は?AT限定は?

ここ、すごく大事なポイントです。コンビニ配送で使われるのは2t〜3tトラックが中心なんですが、これ、いつ取得した「普通免許」かによって運転できるかが変わります

免許の取得時期 免許の種類(通称) 運転できる車両総重量 コンビニ配送車
平成19年6月1日 以前 普通免許 (8t限定中型) 8t 未満 ほぼ可能
平成19年6月2日~

平成29年3月11日

普通免許 (5t限定準中型) 5t 未満 不可の可能性大

(車両総重量が5tを超えるため)

平成29年3月12日 以降 普通免許 3.5t 未満 不可

(準中型免許が別途必要)

平成19年6月2日以降に普通免許を取った方は、そのままではコンビニ配送のトラックを運転できない可能性が高いです。「準中型免許」や「限定解除」が別途必要になります。

「じゃあ未経験は無理なの?」と思いますよね。でも、そんなことはないみたいです。

最近は人手不足もあって、入社後に会社のお金で「準中型免許」を取らせてくれる「資格取得支援制度」を設けている会社がすごく多いんです。それに、トラック自体もAT(オートマ)車が増えていて、「AT限定免許OK」の求人もたくさんあります。

だから、「普通免許(AT限定)しか持ってない…」という人でも、応募できるチャンスは十分にあるんですね。

実際の給料や年収はいくら?

お給料は、地域や勤務体系(日勤か夜勤か)、雇用形態(正社員かアルバイトか)によって、かなり幅があるようです。

求人情報を見ている感じだと、関東や関西の都市部では、正社員(月給)で28万円〜35万円あたりの募集が多い印象です。「夜勤だともっと高い」と思いきや、センターによっては日勤も夜勤も募集額が変わらないところもあって、ここは会社の方針次第みたいですね。

年収でいうと、350万円〜450万円くらいがボリュームゾーンになるのかな、と推測します。

ただし、注意したいのが、その給与が「どういう働き方」を前提にしているか、です。 基本給はそこそこで、深夜手当や、1日に2便担当する(長時間労働)ことによる残業手当を含んで、その月給になっているケースが多いようです。 高い給料には理由がある、ということですね。

※これらの金額は、あくまで私が見た求人情報からの一般的な目安です。実際の給与や手当、勤務体系は、応募する企業の求人票を必ず詳細に確認してください。

未経験でも大丈夫?メリットとやりがい

「きつい」面ばかり注目されがちですが、コンビニドライバーには大きなメリットもあると私は感じました。

最大のメリットは、未経験からでも始めやすいこと。 仕事は「ルート配送」なので、一度ルートと作業手順を覚えてしまえば、あとは基本的に同じことの繰り返し。日によってやることが全然違う、ということがないので、業務に慣れやすいんですね。

もう一つの大きな魅力は、対人ストレスが少ないこと。

センターを出発してしまえば、配送中は基本的に一人です。上司の目を常に気にしたり、不特定多数のお客さんを相手に気を使ったり…ということがありません。店舗スタッフさんとの挨拶や伝票のやり取りはありますが、最低限のコミュニケーションで済みます。

「運転は好きだけど、接客は苦手…」「一人で黙々と作業する方が性に合ってる」という人には、すごく良い環境かもしれません。

向いている人の特徴

ここまで見てきた内容から、コンビニドライバーに「向いている人」の特徴をまとめてみます。

こんな人に向いてるかも!

  • 安全運転を徹底できる人: これが一番大事。スピードより慎重さが求められます。
  • 時間やルールを守れる人: 納品時間や店舗ルールをきっちり守れる真面目さ。
  • 体力に自信がある人: 重量物の運搬や、1日の乗り降り・荷役作業をこなせる体力。
  • 自己管理ができる人: 一人での作業が多いため。特に体調管理(アルコールチェック対策)は重要。
  • 一人でいる時間が好きな人: 運転中は一人の時間です。

逆に、運転が荒い人や、時間にルーズな人、細かいルールを守るのが嫌いな人には、ちょっと厳しい仕事かもしれませんね。

ドライバーから管理職への道

「ずっとドライバーのままなのかな?」という将来の不安もあるかもしれませんが、コンビニ配送の仕事は、その先のキャリアパスが割としっかりしているみたいです。

現場のドライバーとして経験を積んだ後、事務所での「内勤」に移る道があります。

内勤では、他のドライバーの点呼や、配送スケジュールを組む「配車業務」などを担当します。そして、そこで「運行管理者」という国家資格を取得すると、正式に「管理職」としてキャリアアップできるんですね。

現場の「きつさ」を知っているからこそ、ドライバーから信頼される管理職になれる、というわけです。ただの運転手で終わらない、というのは大きな魅力ですよね。

コンビニ ドライバーというキャリアの結論

ドライバー2

「コンビニ ドライバー」という仕事について見てきましたが、いかがでしたか。

確かに、時間やルールに厳しく、体力も求められる「きつい」面は確実に存在します。でもそれは、私たちの生活に欠かせないコンビニという社会インフラを、最前線で支えている責任感の裏返しでもあります。

そして、その厳しい業務をやり遂げた経験は、運送業界で「信頼できるプロのドライバー」としての強力な証明にもなるみたいです。

未経験からプロの運転技術を身につけ、国家資格を取って管理職への道も目指せる。コンビニドライバーは、安定したキャリアを築くための「価値ある入口」として、すごく魅力的な選択肢の一つなんじゃないかなと、私は思いました。

この記事は、私が集めた情報や一般的な見解をまとめたものです。免許制度や労働条件に関する詳細、またご自身の適性については、必ず最新の公式情報をご確認いただくとともに、必要に応じて専門家(キャリアアドバイザーやハローワークなど)にご相談ください。

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