急な贈り物やお礼の品が必要になった時、身近なセブンイレブンでビール券の購入ができたら非常に助かりますよね。でも実際に買いに行くとなると、今の値段はいくらなのか、どんな種類があるのか、あるいはクレジットカードやnanacoでも支払いができるのかといった疑問が次々と浮かんでくるものです。また、いざプレゼントとして渡すならラッピングをしてもらえるのかという点や、もらった人が使う時にお釣りは出るのかといった使い方のルールも気になるところかなと思います。この記事では、そんなセブンイレブンでのビール券購入や利用に関するあらゆる疑問について、私自身が調べた情報をわかりやすくまとめてみました。
- セブンイレブンで購入できるビール券の種類と最新価格
- 購入時に利用できる支払い方法と使えない決済手段
- プレゼント用に購入する際のラッピング対応の実情
- もらったビール券を無駄なく使い切るための賢い利用方法
## セブンイレブンでビール券を購入する時の注意点
いつでも開いているセブンイレブンは、急いでビール券を用意したい時にとても頼りになる存在です。ただ、普通の商品を買う感覚でお店に行くと「えっ、買えないの？」と焦ってしまうことも。ここでは、購入前に知っておきたい価格や支払い方法の落とし穴について詳しく解説していきます。
### 種類と値段の最新情報を解説
まず最初に押さえておきたいのが、現在セブンイレブンで購入できるビール券の種類と価格についてですね。
ビール券には大きく分けて「大瓶（633ml）2本分」と「缶ビール（350ml）2缶分」の2種類が存在します。これらは全国酒販協同組合連合会というところが発行していて、価格は全国どこでも一律に決まっています。つまり、セブンイレブンだから高いとか安いということはなく、定価での購入となります。
私が調べた時点（2023年10月改定）での価格は以下の通りです。
| 券の種類 | 交換対象 | 1枚あたりの価格（非課税） |
|---|---|---|
| ビール大瓶2本券（A-25） | 大瓶633ml × 2本 | 915円 |
| 缶ビール2缶券（K-11） | 缶350ml × 2本 | 560円 |
贈る相手が普段どんなビールを飲んでいるかに合わせて選ぶのがポイントです。お酒好きな方には大瓶券の方が喜ばれるかもしれませんし、手軽に晩酌を楽しむ方なら缶ビール券が使いやすいかなと思います。
価格は酒税改正や原材料費の影響で変更されることがあります。購入前には店頭で最新の価格を確認することをおすすめします。
### クレジットカードは使えない
ここが一番の注意点なのですが、セブンイレブンでビール券を購入する際、クレジットカードは原則として使えません。
普段のお買い物ではクレジットカードをメインに使っている方も多いと思いますが、ビール券のような「金券類」に関しては、現金での支払いが基本ルールになっています。これは、クレジットカード会社との規約や、金券をクレジットカードで購入して現金化することを防ぐ目的があると言われています。
レジで「カードでお願いします」と言ってから「使えません」と言われると結構焦るので、必ず現金を用意してからお店に行くようにしましょう。
### nanacoなどの電子マネー事情
「じゃあ、セブンイレブンならnanacoは使えるんじゃない？」と思う方もいるかもしれません。私もそう思ったのですが、残念ながらnanaco等の電子マネーもビール券の購入には使えないケースがほとんどです。
nanacoは税金や公共料金の支払いには使えますが、換金性の高い金券類の購入には制限がかかっているんですね。もちろん、PayPayや楽天ペイといったQRコード決済、Suicaなどの交通系ICカードも同様に利用できません。
「ポイントを貯めたい」あるいは「ポイントを使いたい」という気持ちはあると思いますが、ビール券に関しては「ニコニコ現金払い」一択だと覚えておくのが無難です。
### 在庫確認と買い方のポイント
セブンイレブンならどこの店舗でも必ずビール券が置いてあるかというと、実はそうでもありません。
お店によって在庫状況はまちまちです。特に、お中元やお歳暮のシーズンを外れた時期や、一度に10枚、20枚といったまとまった枚数が欲しい場合は、在庫がないことも十分にあり得ます。
無駄足を避けるためにも、行く予定の店舗に電話で「ビール券の取り扱いはありますか？」「〇〇枚欲しいのですが在庫はありますか？」と確認するのが確実です。
取り扱いがある場合は、レジの店員さんに「ビール券を〇枚ください」と伝えれば出してくれます。大瓶券にするか缶ビール券にするか、あらかじめ決めておくとスムーズですね。
### プレゼント用のラッピング対応
贈答用として購入する場合、気になるのが「ラッピング」や「熨斗（のし）」の対応ですよね。
結論から言うと、セブンイレブンでは基本的にビール券専用のラッピングや熨斗がけのサービスは行っていません。
デパートや酒屋さんのように、綺麗な包装紙で包んで「御礼」の熨斗をつけて…といったフォーマルな対応は難しいのが現状です。店舗によっては、簡易的な封筒に入れてくれる場合もありますが、あくまで「商品としての販売」がメインです。
もし、目上の方へのきちんとした贈り物として考えているなら、セブンイレブンで購入した後、自分でラッピングを用意するか、最初からサービスが充実している酒屋さんや百貨店で購入する方が安心かなと思います。
## セブンイレブンでのビール券購入と利用のルール
ここまでは「買う側」の視点でお話ししましたが、ここからは「使う側」、あるいは「買った券をどう使うか」という視点でのルールを深掘りしていきます。せっかくのビール券ですから、損せず賢く使いたいですよね。
### お釣りは出ないため注意が必要
セブンイレブンでビール券を使う際の最大のポイントは、「原則としてお釣りが出ない」ということです。
例えば、560円の缶ビール券を使って、500円分の買い物しかしなかった場合、差額の60円は戻ってきません。これはもったいないですよね。
ですので、ビール券を使う時は、必ず券面の金額（例：560円や915円）以上のお買い物をするのが鉄則です。合計金額が券面額を超えた分を、現金や電子マネーで支払うのが一番無駄のない使い方になります。
ちなみに、ローソンやセイコーマートなど一部のチェーンではお釣りが出る場合もありますが、セブンイレブンでは「お釣りは出ません」と言われるのが普通ですので注意しましょう。
### お酒以外のものも一緒に買える
「ビール券なんだから、ビールとしか引き換えられないんでしょ？」と思っている方も多いようですが、実はそんなことはありません。
セブンイレブンを含む多くのコンビニでは、ビール券を「金券」として扱ってくれるため、ビール以外の商品も一緒に購入することができます。
ただし、これには重要な条件があります。それは、「買い物の中に必ず1点はお酒（ビール類など）を含めること」です。
例えば、「ビール1本とおつまみ、おにぎり」といった組み合わせで、合計金額がビール券の額面以上になればOKです。お酒を全く買わずに、お弁当とお茶だけでビール券を使うことはできませんので、そこだけは覚えておいてくださいね。
### タバコやお弁当への利用可否
先ほど触れた通り、お酒を1点でも含んでいれば、残りはお弁当やスイーツ、日用品など、店内のほとんどの商品と一緒に会計ができます。
では、タバコはどうでしょうか？
タバコに関しても、お酒と一緒に会計することでビール券の額面分を充当できるケースが多いです。ただ、店舗や店員さんの判断によっては「タバコは対象外」とされる場合もあるかもしれません。また、切手やハガキ、公共料金の支払いには使えません。
「今夜の晩酌用にビール1本と、あとは夕食のお弁当を買う足しにする」といった使い方が、セブンイレブンでのビール券利用の王道かなと思います。
### 有効期限と旧券の使用について
家の引き出しの奥から、昔もらった古いビール券が出てきた…なんてことはありませんか？
現在発行されている新しいビール券には有効期限（例：2031年3月31日まで）が記載されていますが、昔の券には有効期限がないものもあります。
有効期限の記載がない古いビール券は、現在でも使用可能です。
ただし、注意が必要なのは「差額」です。昔のビール券は、当時のビール価格に合わせて発行されています。酒税の変更などで現在のビール価格が当時より高くなっている場合、券面額だけではビールと引き換えられないことがあります。
その場合は、不足分を現金で支払うことで問題なく使えます。「使えない」と諦めて捨ててしまわず、一度お店に持っていってみるのがおすすめです。
### セブンイレブンでビール券を購入する総括
ここまで、セブンイレブンでのビール券の購入と利用について解説してきました。
まとめると、セブンイレブンは24時間いつでも購入できる「利便性」が最大のメリットです。急ぎで必要な時には本当に助かりますよね。一方で、現金しか使えない点や、フォーマルなラッピングができない点は、事前に理解しておく必要があります。
最後に、今回のポイントを振り返っておきましょう。
- 購入は現金のみ：クレジットカードや電子マネーは使えません。
- 事前確認が吉：在庫がない場合もあるので、電話確認がおすすめ。
- お釣りは出ない：利用時は券面額以上のお買い物を心がけましょう。
- お酒以外もOK：ビールを1点含めれば、お弁当なども一緒に買えます。
皆さんがスムーズにビール券を購入・利用できるよう、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。ぜひ、賢く活用してみてくださいね。
※本記事の情報は執筆時点のものです。店舗の運用ルールや在庫状況は変更になる場合がありますので、正確な情報は直接店舗にてご確認ください。
