ローソンのモバイルバッテリー値段は?レンタルと購入どっちが得か解説

外出先でスマートフォンの充電が切れそうになったとき、真っ先に目に入るのが青い看板のローソンではないでしょうか。緊急事態において、ローソンでモバイルバッテリーを利用する場合の値段は一体いくらなのか、気になりますよね。実は現在、ローソンでは「ChargeSPOTでレンタルする」方法と「店頭で商品を買い切りで購入する」方法の2つがあり、それぞれ価格やメリットが大きく異なります。iPhoneやタイプC対応のケーブルなど、手持ちの機種に合うかどうかも重要なポイントです。この記事では、私が実際に調べた情報を基に、ローソンにおけるモバイルバッテリーの価格設定や、レンタルと購入のどちらがお得なのかについて詳しく解説していきます。

モバイルバッテリー
  • ChargeSPOTレンタルの最新料金とアプリ不要の利用方法
  • 購入できるモバイルバッテリーの種類とユナイテッドアローズ等の価格
  • 100均の充電器と比較した際のコスパと性能の違い
  • 滞在時間や目的に合わせたレンタルと購入の賢い使い分け
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## ローソンのモバイルバッテリーレンタルの値段と仕組み

モバイルバッテリー1

まずは、現在のローソンで最も主流となっている「モバイルバッテリーレンタル」について解説します。入り口付近や雑誌コーナーの横に設置されている白いスタンド、見たことありますよね?あれが「ChargeSPOT(チャージスポット)」です。2025年の価格改定や新しい使い方も含めて、詳しく見ていきましょう。

### ChargeSPOTの料金は30分165円から

一番気になるのが利用料金ですよね。「以前使ったときはもう少し高かったような気がする」という方もいるかもしれませんが、現在のChargeSPOTは、短時間の利用が非常に使いやすい価格設定になっています。

以前は1時間単位での課金でしたが、現在は「30分未満」という最安プランが設定されており、税込165円から利用可能です。これは、「ちょっと駅まで移動する間だけ充電したい」とか「電子決済アプリを立ち上げる数%だけ復活させたい」という時にすごく助かります。

利用時間 料金(税込) おすすめのシーン
30分未満 165円 移動中や緊急の電源復旧に
30分以上〜6時間未満 398円〜500円 半日の外出や食事中の充電に
6時間以上〜24時間未満 540円〜640円 1日中外出する場合や旅行に
24時間以上〜48時間未満 660円〜900円 翌日に返却する場合

ポイント

短時間でサッと充電するなら、ペットボトル1本分くらいの値段で済むので、かなりリーズナブルです。

### アプリなしでOK!クレカのタッチ決済

「レンタルしたいけど、専用アプリをダウンロードしたり登録するのが面倒…」と感じていた方に朗報です。最新のChargeSPOT(特に都市部のローソンに設置されている新型)は、アプリの登録なしでいきなりレンタルが可能になっています。

使い方はとてもシンプルで、スタンドにある決済端末にクレジットカード(VISA、Master、JCBなど)やApple Payなどを「タッチ」するだけ。これだけでバッテリーがポンッと出てきます。

もちろん、PayPayやd払いなどのスマホ決済を使いたい場合は、従来通りアプリからの手続きが必要ですが、「充電が切れそうでアプリすらダウンロードできない!」という絶体絶命のピンチには、このタッチ決済機能が本当に神機能となります。

### レンタル後の返し方と返却トラブル対応

借りるのは簡単でも、返す時に困ることがあるのがレンタルの宿命です。ローソンで借りたバッテリーは、必ずしも借りた店舗に返す必要はありません。セブンイレブンやファミリーマート、駅の改札付近など、ChargeSPOTのスタンドがあればどこでも返却可能です。

ただし、一つだけ注意点があります。それは「返却スロットが満杯で返せない」というケースです。

注意:無理やり押し込まないで!

スロットに空きがない場合、無理やりバッテリーを押し込んでも返却処理は完了しません。課金が続いてしまいます。

必ずアプリやWeb上のマップで「返却可(空きスロットあり)」の黄色いピンが表示されている場所を探してください。もし、機械のトラブルでどうしても返却できない場合は、ローソンの店員さんに聞くのではなく、バッテリー本体やアプリに記載されているChargeSPOTのサポートセンターへ連絡しましょう。

### 支払い方法に現金は使えるか確認

結論から言うと、ChargeSPOTのレンタル料金の支払いに現金は使えません。

基本的にはクレジットカード、キャリア決済(ドコモ払いなど)、スマホ決済(PayPay、LINE Payなど)といったキャッシュレス決済のみとなります。ですので、「現金しか持っていない」という場合は、後ほど紹介する「買い切りタイプ」のモバイルバッテリーをレジで購入する必要があります。

### 返却忘れの違約金と借りパクのリスク

「うっかり返し忘れてしまった」という場合、料金はどうなるのでしょうか。実はここが一番怖いポイントです。

レンタル開始から120時間(5日間)を超えても返却されない場合、合計で4,000円前後の料金(利用料+違約金のような補償金)が請求されます。こうなると、バッテリーは自分のものになります(いわゆる買取状態)が、型落ちの中古バッテリーに4,000円払うのは正直コスパが悪いです。

「2日以上借りっぱなしになりそうだな」と思ったら、早めに返却するか、最初から購入を検討したほうが結果的にお財布へのダメージは少なくなります。

## 購入する場合のローソンのモバイルバッテリーの値段と種類

モバイルバッテリー2

次に、レンタルではなく「自分のものとして購入したい」場合のラインナップを見ていきましょう。最近のローソンは、ただの緊急用グッズではない、かなりオシャレで高性能なガジェットを取り扱っています。

### ユナイテッドアローズなど販売商品の価格

ローソンのモバイルバッテリー売り場で一際目を引くのが、あのアパレルブランド「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」とコラボしたモバイルバッテリーです。

値段は税込3,980円。コンビニで売っている充電器としては少し高価に感じるかもしれませんが、その分デザインが洗練されていて、安っぽいプラスチック感がありません。「緊急で買うけど、どうせなら普段使いできるオシャレなものがいい」という層に非常に人気があります。

スペックも優秀

容量は5000mAhで、最近のスマホなら約1回フル充電できるサイズ。PD(Power Delivery)20W出力に対応しているので、充電スピードもかなり速いです。

### Ankerや乾電池式充電器の取り扱い

ブランドコラボ以外にも、信頼性の高いメーカー「Anker(アンカー)」の製品も多くのローソンで取り扱われています。こちらはモデルによりますが、3,000円〜5,000円程度の価格帯です。特に、コンセントプラグが一体型になったモデルなどは、そのまま家の充電器としても使えるので便利です。

また、もっと安く済ませたい場合や、停電時の備えとしては「乾電池式充電器」もあります。こちらは1,500円〜2,000円程度。単3電池を使って充電するタイプです。充電速度は非常に遅く、スマホをフル充電するのは難しいですが、「とにかく通話できる分だけ回復させたい」という災害時などのシーンでは、電池さえ変えれば何度でも使える最強の味方になります。

### iPhone対応ケーブルやタイプCの有無

購入する場合、ケーブルのコネクタ形状には注意が必要です。最近のiPhone(iPhone 15以降)やAndroidは「USB Type-C」が主流ですが、古いiPhoneは「Lightning」です。

ローソンで販売されているモバイルバッテリーの多くは、USB-Cポートを搭載していますが、ケーブルが別売りの場合や、同梱ケーブルが自分のスマホに合わない場合があります。パッケージをよく確認し、必要であれば「Type-C to Lightning」などのケーブルもセットで購入する必要があります。

一方、レンタルのChargeSPOTなら、最初から「USB-C」「Lightning」「Micro USB」の3種類のケーブルが本体に内蔵されているので、ケーブル忘れの心配がありません。

### 100均やダイソーとコンビニの比較

「ローソンの充電器、ちょっと高いな…近くの100均じゃダメ?」と考える方もいるでしょう。確かに、ダイソーなどの100円ショップに行けば、1,100円(税込)で10000mAhの大容量バッテリーが売っています。

価格だけで見れば100均の圧勝ですが、決定的な違いは「充電スピード」です。

比較項目 ローソン(購入) ダイソー(100均)
価格 約3,000円〜4,000円 1,100円
容量 5000mAh前後が主流 10000mAhなど大容量
充電速度 速い(PD対応が多い) 遅め(PD非対応が多い)
安全性 大手メーカー製で安心 価格相応

ローソンで売っているPD対応モデルなら30分で50%近く回復できても、100均のモデルだとその倍以上の時間がかかることがあります。「今すぐ電源を入れて連絡したい!」という緊急時は、高くてもローソン(またはレンタル)を選ぶ価値があります。

### レンタルと購入どっちがお得か比較

結局、レンタルと購入、どちらがお財布に優しいのでしょうか。損益分岐点を考えてみました。

  • 30分〜数時間の利用:

    圧倒的にレンタル(165円〜)がお得です。

  • 1日(24時間)使い倒す:

    レンタル(640円前後)がお得です。ダイソーで買うよりも安いです。

  • 2日以上(48時間〜)使う:

    ここが分岐点です。レンタル料が1,000円を超えてくるので、今後も使う予定があるなら、ダイソーで1,100円のものを買うか、思い切ってローソンで良いものを買った方が「資産」として残ります。

### ローソンのモバイルバッテリーの値段まとめ

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ローソンにおけるモバイルバッテリー事情は、「短時間の緊急利用ならChargeSPOTのレンタル一択」「所有する満足感やスピードを求めるならブランド購入」という使い分けが正解です。

特にChargeSPOTは30分165円という手軽な価格になり、アプリ不要で借りられるようになったため、以前よりも格段にハードルが下がっています。一方で、ユナイテッドアローズモデルのような「あえてコンビニで買いたくなる商品」も登場しています。

ご自身の電池残量とお財布事情に合わせて、最適な「電力確保」を選んでみてくださいね。焦っている時こそ、返却場所や対応ケーブルの確認をお忘れなく!

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