外出中にスマートフォンの充電が切れそうになると、本当に焦りますよね。そんな時に頼りになるのが、ローソンをはじめとするコンビニに設置されたチャージスポットです。でも、いざ使おうと思った時に使い方がわからなかったり、返却できないといったトラブルが起きたりしたらどうしようと不安に思うことはありませんか。私自身も最初は戸惑いましたが、仕組みさえわかってしまえば、これほど便利なサービスはありません。この記事では、ローソンのチャージスポットに関する料金の仕組みや、いざという時の対処法についてわかりやすく解説します。

- アプリ不要ですぐに借りられる手順と決済方法
- 2025年に予定されている料金改定の重要ポイント
- 返却場所が満杯で返せない時の正しい対処法
- Pontaパスを使ってお得に利用する裏技
ローソンのチャージスポットの使い方と料金

まずは、ローソンでチャージスポットを利用する際の基本的な流れと、気になる料金体系について解説します。初めて利用する方でもスムーズに借りられるよう、ポイントを押さえておきましょう。
借り方から返却までの基本的な手順
ローソンに入ると、雑誌コーナーの近くやATMの横などに、青い光を放つバッテリースタンドが設置されているのを見かけると思います。これがChargeSPOT(チャージスポット)です。「専用アプリを入れないとダメなの?」と思われがちですが、実は普段使っているLINEやPayPayなどのアプリからもすぐに利用可能なんです。
- STEP 1: バッテリースタンドにあるQRコードをスマホのカメラで読み取る。
- STEP 2: 表示された画面で「借りる」を選択し、支払い方法を選ぶ。
- STEP 3: スロットから飛び出したバッテリーを引き抜いてレンタル開始!
- STEP 4: 使い終わったら、空いているスロットに「カチッ」と音がするまで差し込んで返却完了。
バッテリーには「USB Type-C」「Lightning」「Micro-USB」の3種類のケーブルが内蔵されているので、iPhoneでもAndroidでも、ケーブルを持ち歩く必要がないのが嬉しいですね。返却時は、借りた店舗以外のローソンや、駅などに設置されているスタンドに返してもOKです。
利用料金の詳細と2025年の改定情報
料金は「どれくらいの時間借りていたか」によって決まります。短時間の利用なら缶コーヒー1本分程度の金額で済むので、気軽に利用できますね。
| 利用時間 | 料金(税込) |
|---|---|
| 30分未満 | 165円 |
| 30分以上 〜 3時間未満 | 360円 |
| 3時間以上 〜 6時間未満 | 450円 |
| 6時間以上 〜 24時間未満 | 540円 |
ただし、ここで重要なニュースがあります。実は2025年に料金改定が予定されています。2025年5月1日からは最低料金(現行165円)の見直しが行われるほか、サブスクリプションプランである「ChargeSPOT Pass」も2025年2月から内容が変更される予定です。
今後、インフレやエネルギーコストの影響で値上げ傾向になる可能性が高いです。「安いうちに使っておく」という意識も大切かもしれませんね。
支払い方法は現金不可なので要注意
ローソンのレジで現金で支払うことはできません。チャージスポットは完全キャッシュレス決済となっています。
利用できる主な決済手段は以下の通りです。
- クレジットカード(Visa, MasterCard, JCBなど)
- スマホ決済(PayPay, d払い, au PAY, 楽天ペイなど)
- キャリア決済(ドコモ払い, ソフトバンクまとめて支払いなど)
特に学生さんなどでクレジットカードを持っていない場合は、携帯料金合算払いやPayPay残高払いを利用するのが一般的です。現金しか持っていない場合は利用できないので、事前にチャージしておくなどの準備が必要ですね。
Pontaパスのクーポンで無料にする裏技
ローソンをよく利用する方なら、「Pontaパス(旧auスマートパスプレミアム)」会員の方も多いのではないでしょうか。実はこの会員特典を使わない手はありません。
Pontaパス会員なら、毎月1回、30分未満の利用(165円相当)が無料になるクーポンがもらえます。もし30分を超えてしまっても、利用総額から165円が割引されるので損はありません。
クーポンの使い方のコツ
自動適用ではないので注意!Pontaパスアプリでクーポンコードを取得し、ChargeSPOTの画面で事前に登録してからレンタルを開始する必要があります。借りる場所はローソン限定ですが、返す場所はどこでもOKです。
設置店舗の検索と在庫状況の確認方法
「せっかくローソンに行ったのに、在庫がなくて借りられなかった!」という事態は避けたいですよね。そんな時は、事前にアプリのマップ機能を確認しましょう。
マップ上のピンの色で状況が一目でわかります。
- 青いピン: 貸出可能(在庫あり)
- グレーのピン: 貸出不可(在庫なし、または営業時間外)
ローソンは「U3」という大型のスタンドを導入している店舗も多く、比較的在庫は安定していますが、駅前などの人気店では貸出可能なバッテリーが少なくなっていることもあります。移動中にサッとチェックする癖をつけると安心ですよ。
ローソンのチャージスポットで返却できない時

チャージスポットを利用していて一番焦るトラブルが「返却できない」という状況です。ここでは、そんな時の正しい対処法や、知っておくべきペナルティについて解説します。
返却場所が満杯の時の正しい対処法
返そうと思って立ち寄ったローソンのスタンドが、バッテリーで埋め尽くされていて空きスロットがない…。これは「あるある」ですが、焦る必要はありません。
まず、その場での返却は諦めてください。無理に押し込もうとしてもロックされず、返却処理が完了しません。アプリのマップを開き、ピンの種類を「返却可(黄色いピン)」に切り替えて、近くの空いているスタンドを探しましょう。
ローソンだけでなく、ファミリーマートやセブン-イレブン、駅のスタンドなどでも返却可能です。都市部であれば数分歩けば別のスポットが見つかることが多いですよ。
レジでの回収や預かりは原則不可
ここで絶対にやってはいけないのが、「返せないのでレジで預かってください」と店員さんにバッテリーを渡すことです。
注意!
ローソンの店員さんはチャージスポットの運営スタッフではありません。バッテリーを管理・返却処理する権限がないため、レジでの回収は固く禁じられています。
もし無理に置いていってしまうと、返却処理がされずに課金が続き、後述する高額な補償金を請求されることになりかねません。必ず自分の手でスタンドのスロットに差し込む必要があります。
デポジットと一時預かり金の仕組み
「数百円の利用のはずなのに、数千円が引き落とされた!」と驚く方がいますが、これは一部の決済方法(PayPayなど)で発生する「一時預かり金(デポジット)」の仕組みです。
レンタル開始時に、一時的に最大料金分(約4,000円程度)の枠が確保されます。これは「ちゃんと返却されたら差額を返金しますよ」という保証金のようなものです。正常に返却すれば、利用料金(例:360円)だけが決済され、残りの金額は即座に(または数日中に)返金されるので安心してください。
ただし、残高ギリギリだとデポジット不足で借りられないことがあるので、PayPayなどを利用する際は残高に余裕を持たせておきましょう。
延滞した時の補償金と最大料金のルール
借りたバッテリーはずっと持っていていいわけではありません。レンタル開始から120時間(5日間)を超えても返却されない場合、自動的に「購入(補償金支払い)」の手続きに移行します。
この場合の合計支払額は4,080円(税込)となります(2024年時点の規約)。
「4,000円払えば自分のものになるならいいか」と思うかもしれませんが、チャージスポットのバッテリーは再充電用のポートが塞がれていることが多く、自宅で充電して使い回すことは基本的にできません。単なる高い出費になってしまうので、必ず期限内に返却するようにしましょう。
ローソンのチャージスポット活用術まとめ

ローソンのチャージスポットは、一度使い方を覚えてしまえば、重たいモバイルバッテリーを持ち歩く生活から解放される素晴らしいサービスです。最後にポイントをおさらいしておきましょう。
- アプリDL不要、LINEやPayPayでQRをスキャンするだけでOK。
- Pontaパス会員なら月1回クーポンを使ってお得に利用できる。
- 返却場所が満杯なら、アプリで近くの「黄色ピン」を探して移動する。
- 120時間を超えると高額な補償金が発生するので要注意。
いざという時の電源確保は、現代のライフラインとも言えます。2025年の価格改定も頭に入れつつ、賢く活用して快適なスマホライフを送ってくださいね。
※本記事の情報は2024年〜2025年初頭時点のものです。料金やサービス内容は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトやアプリ内でご確認ください。
