「家の近くのローソンストア100でチケットを発券したいけれど、ロッピー端末はあるのかな」と疑問に思っていませんか。また、ネットショッピングの支払いや公共料金の手続きができるかどうかも気になるところです。実は、同じローソンの名前がついていても、緑の看板のローソンストア100と青い看板の通常のローソンでは、利用できるサービスや設備に大きな違いがあります。特にロッピーに関しては、知らずに行くと店頭で手続きができずに困ってしまうケースが非常に多いため、事前に状況を把握しておくことが大切です。この記事では、ローソンストア100におけるロッピーの設置状況や、代替手段について詳しく解説していきます。

- ローソンストア100には基本的にLoppiが設置されていない現実
- チケット発券やAmazon等の番号入力支払いができない理由
- Loppiがなくても利用できる公共料金支払いやゆうパックの詳細
- ATMやマルチコピー機など店舗で利用可能なサービスの範囲
ローソン100のロッピー設置状況と注意点

まず結論からお伝えしなければならないのは、残念ながらローソンストア100には、私たちが普段青い看板のローソンで見かける赤い端末「Loppi(ロッピー)」が基本的に設置されていないということです。ここでは、なぜ設置されていないのか、それによって具体的にどのようなサービスが利用できなくなってしまうのか、その「できないこと」を中心に詳しく見ていきましょう。知らずにお店に行ってしまうと、時間の無駄になってしまう可能性が高いので要注意です。
店舗にない?ロッピーの有無を確認
皆さんがイメージするローソンの便利なサービス、その多くはこの「Loppi」という端末に集約されていますよね。しかし、ローソンストア100は生鮮食品や日用品を100円(税別)ベースで提供する「スーパーマーケットのようなコンビニ」という独自の位置付けなんです。そのため、店舗の運営コストやスペースの問題から、Loppi端末自体が設置されていない店舗がほとんどです。
「ローソンだから当然あるだろう」と思い込んでお店に行くと、端末が見当たらずに途方に暮れてしまうことになります。
私も過去に、急いでいる時にローソンストア100に飛び込んで、Loppiがなくて焦った経験があります。もしLoppiを使う用事があるなら、最初から青い看板の「ローソン」か「ミニストップ」を目指すのが正解ですね。
チケット発券は不可!Loppi必須の罠
特に注意が必要なのが、ライブやイベントのチケット発券です。「ローソンチケット(ローチケ)」で予約したチケットを引き取る場合、Loppiでの操作が絶対に必要になります。
Loppiで予約番号などを入力し、出力された「申込券」をレジに持っていく仕組みになっているため、Loppiがないローソンストア100では、どうあがいてもチケットの発券や引き取りはできません。
たとえレジのスタッフさんに相談しても、システム上、Loppiを通さない発券処理は不可能です。発券期限が迫っている場合は、迷わず通常のローソンへ向かいましょう。
支払い用紙と番号決済の違いを解説
ここで少しややこしいのが、支払いの種類による対応の違いです。お手元にあるのが「バーコードが印字された紙の払込票(請求書)」であれば、これはLoppiを使わずにレジで直接スキャンするので、ローソンストア100でも支払いが可能です。
しかし、スマホの画面に表示された「お支払受付番号(6桁などの番号)」や「QRコード」を使って支払うタイプのもの、これはLoppiの画面に入力して申込券を出す必要があるため、ローソンストア100では対応できません。
「紙のバーコード」ならOK、「スマホの番号入力」ならNG。この基準で判断すると分かりやすいですよ。
Amazon等の代金支払いはできない
先ほどの話と繋がりますが、Amazonや楽天などのECサイト、あるいは航空券の予約代金などをコンビニ払いで決済する場合も注意が必要です。これらの多くは「コンビニ決済」を選択すると、「お客様番号」や「確認番号」が発行され、それを店頭端末に入力するよう案内されます。
この「店頭端末」こそがLoppiですので、Amazonなどの代金支払いをローソンストア100で行うことはできません。レジで直接番号を伝えても処理できない仕組みになっているので、やはりLoppi設置店へ行く必要がありますね。
バイク自賠責保険も加入できない
原付バイクなどに乗る方にとって便利な「コンビニでの自賠責保険加入」。これも実はLoppiに依存したサービスなんです。Loppiの画面で車台番号や所有者の情報を入力し、ステッカー(保険標章)を発行する手続きを行います。
当然ながら、Loppiがないローソンストア100では、この入力作業ができないため、自賠責保険への加入手続きも行えません。ネットで事前予約をしていても、最後の仕上げはLoppiが必要になるので注意してください。
ローソン100でロッピー以外に使える機能

ここまで「できないこと」ばかりをお伝えしてしまいましたが、ローソンストア100は決して不便なお店ではありません。Loppiを使わないサービスであれば、通常のローソンと同じように利用できる機能がたくさんあります。ここからは、ローソンストア100でも問題なく利用できる便利なサービスについて解説していきますね。
公共料金はレジ等の払込票でなら可能
先ほど少し触れましたが、電気・ガス・水道などの公共料金や、税金、通販の請求書払いについては、「バーコード付きの紙の払込票」を持参すれば、ローソンストア100のレジでも支払いが可能です。
| 支払いタイプ | 必要なもの | ローソンストア100での対応 |
|---|---|---|
| 公共料金・税金 | バーコード付払込票 | ◯ 可能(レジ直) |
| 通販代金など | バーコード付払込票 | ◯ 可能(レジ直) |
| 各種代金支払い | 各種番号(ペーパーレス) | ✕ 不可(Loppi必須) |
ただし、これらの収納代行の支払いは原則として「現金のみ」の取り扱いとなります。クレジットカードや電子マネーは使えないことがほとんどなので、現金を用意していくのを忘れないでくださいね。
ゆうパックやスマリは発送できる
物流サービスに関しては、ローソンストア100も非常に優秀です。日本郵便の「ゆうパック」はレジで発送手続きができますし、切手やハガキの購入も可能です。
しかも、ゆうパックの支払いにはクレジットカードや電子マネーが使えるので、ポイントも貯まってお得です。また、一部の店舗にはなりますが、メルカリなどの発送に便利な「Smari(スマリ)」という専用ボックスが設置されていることもあります。これはLoppiとは別の独立した機械なので、設置されていれば問題なく使えますよ。
スマリはLoppi不要で、QRコードをかざして荷物を投函するだけ。店員さんと話す必要もなくて本当に便利です。
コピー機で行政サービスは利用可能
店内にあるマルチコピー機も、Loppiとは関係なく稼働しています。通常のコピーはもちろん、スマホ内の写真をプリントする「ネットワークプリント」も利用可能です。
さらに嬉しいのが、マイナンバーカードを使った「行政サービス」にも対応している点です。住民票の写しや印鑑登録証明書などが、役所に行かなくてもローソンストア100で取得できます。「Loppiはないけどコピー機はある」というパターンが基本なので、この機能はぜひ活用したいですね。
ATMの機能とPay-easy非対応の件
お金をおろしたい時、ローソンストア100にも「ローソン銀行ATM」が設置されていることが多いです。国内の主要な銀行カードはほぼ使えますし、クレジットカードでのキャッシングも可能です。
ただし一点だけ注意点があります。それは「Pay-easy(ペイジー)」による払い込みには対応していないということです。ローソン銀行ATM自体がペイジー非対応の仕様なので、税金などをペイジーで払いたい場合は、郵便局や対応する他の銀行ATMを探す必要があります。
まとめ:ローソン100とロッピーの正解

今回は「ローソン100 ロッピー」というキーワードで検索される方の疑問について解説してきました。最後に要点を整理しておきましょう。
- Loppiを使いたいなら青いローソンへ:チケット発券、番号決済、自賠責保険はローソンストア100ではできません。
- 紙の払込票ならOK:バーコードがある請求書なら、ローソンストア100のレジで支払えます。
- ゆうパックやコピー機は使える:Loppi以外のインフラは充実しているので、用途に合わせて使い分けましょう。
ローソンストア100は、食料品がお得に買える素晴らしいお店ですが、サービス面では「Loppiがない」という大きな特徴があります。「手続き系は青いローソン、買い物や簡単な支払いは緑のローソン」というふうに使い分けるのが、一番賢い利用法かなと思います。
この記事が、あなたのお店選びの参考になれば嬉しいです。無駄足を踏まないよう、事前の確認をしっかり行ってくださいね。

