最近、街中のファミリーマートで白い縦型のセルフレジを見かけることが増えてきましたね。急いでいる時にサッと買い物ができて便利なのですが、初めて使う時は少し緊張するものです。特にファミリーマートのセルフレジ店舗に関しては、現金が使えるのかどうかや、コーヒーの買い方など、独自のルールがあって戸惑うことも少なくありません。私自身も最初は戸惑いましたが、慣れてしまえば有人レジよりもスムーズに買い物ができます。この記事では、ファミリーマートのセルフレジが設置されている店舗の探し方や具体的な使い方、そして知っておかないと困る注意点について詳しく解説していきます。

- セルフレジがある店舗の探し方とアイコンの見方がわかる
- コーヒーやクーポンの利用手順を含めた具体的な使い方がわかる
- 現金払いや酒・タバコの購入に関する重要な制限事項がわかる
- エラー時の対応やレシートに関するトラブル回避法がわかる
ファミリーマートのセルフレジ店舗検索と使い方

まずは、セルフレジが設置されている店舗をどうやって探せばいいのか、そして実際にお店に行った時にどのように操作すればいいのか、基本的な部分から見ていきましょう。特にコーヒーの購入手順やクーポンの使い方は、有人レジとは少し勝手が違うので要チェックです。
セルフレジがある店の探し方
「今日は急いでいるからセルフレジがある店舗に行きたい」という時、事前に確認する方法があります。ファミリーマートの公式サイトにある店舗検索機能を使うのが一番確実ですね。
スマホやPCで公式サイトの検索ページを開き、条件絞り込みのフィルター機能を使います。ここに「セルフレジ」という項目があるので、チェックを入れて検索すれば、対応店舗が地図上に表示されます。アイコンが表示されている店舗なら、基本的にセルフレジが設置されています。
実はこんな傾向も
公式サイト以外でも、駅ナカの店舗やオフィス街にある店舗は、朝のラッシュ対策としてセルフレジの導入率が非常に高い傾向にあります。逆に住宅街の古い店舗だと、まだ導入されていないこともありますね。
ただし、検索でヒットしても「メンテナンス中」や「休止中」の場合もあるので、あくまで目安として考えておくのが無難です。
基本的な画面操作と使い方の手順
いざ目の前に立つと少しドキドキしますが、基本的な操作フローはとてもシンプルです。画面の案内通りに進めば問題ありませんが、全体の流れを知っておくだけで安心感が違います。
まず最初にやるべきことは、ポイントカードの有無を選択することです。画面に大きく「ポイントカードをお持ちですか?」と表示されているので、「はい」か「いいえ」を選びましょう。ここでアプリやカードをスキャンします。
次に商品のスキャンです。バーコードをスキャナーにかざすのですが、ここでのポイントは「ガラス面のスキャナー」と「ハンドスキャナー」の使い分けです。おにぎりやペットボトルは台にあるガラス面にかざすだけでOKですが、重たいものやバーコードが読み取りにくい位置にある商品は、横にあるハンドスキャナーを使うとスムーズですよ。
全てスキャンし終わったら「お支払い」ボタンを押し、決済方法を選んでタッチすれば完了です。袋詰めもセルフなので、エコバッグを持っている場合はスキャンしながら入れていくのが効率的ですね。
迷いやすいコーヒーの買い方解説
ファミリーマートのセルフレジで一番の難関と言われるのが「ファミカフェ(コーヒー)」の購入です。実はアイスとホットで買い方が全く違うので注意が必要です。
まずアイスコーヒーやフラッペの場合、これは比較的簡単です。冷凍ケースから氷が入ったカップを取り出し、蓋についているバーコードを他の商品と同じようにスキャンするだけです。
一方でややこしいのがホットコーヒーです。こちらは商品棚にカップが並んでいないことが多いですよね。この場合、画面操作が必要になります。
ホットコーヒーの購入手順
- 画面上の「バーコードのない商品はこちら」ボタン(新聞やカップのイラスト)をタッチ
- メニューから「ホットコーヒー」を選択
- S・M・Lのサイズを選ぶ
- 決済完了後、レジ横などに置いてあるカップを自分で取る(または店員さんに声をかける)
店舗によってはセルフレジでのホットコーヒー販売を停止している(ボタンがグレーアウトしている)こともあるので、その場合は諦めて有人レジに並ぶ必要があります。
クーポンやポイント利用の流れ
ファミマといえばお得なクーポンやポイントですが、セルフレジでも問題なく使えます。ただし、「ファミペイ」を使う場合は事前の準備が命です。
有人レジだと「クーポン使います」と伝えれば店員さんが対応してくれることもありますが、セルフレジでは全て自己申告(自己操作)です。ファミペイアプリのクーポンを使う場合、レジでバーコードをスキャンする前に、アプリ上で「クーポンをセット」しておく必要があります。
よくある失敗
クーポンをセットし忘れたまま決済してしまい、割引が適用されなかったというケースが非常に多いです。セルフレジでは決済後の修正ができないため、必ずスキャン前にアプリの設定を確認してください。
ポイント利用に関しても、支払いの前の画面で「ポイントを使う」を選択し、利用ポイント数を入力するステップがあります。画面の案内を見落とさないようにしましょう。
エラー時の対応と店員の呼び方
「バーコードがうまく読み取れない」「年齢確認が必要な商品だった」など、予期せぬエラーで画面が止まってしまうことがあります。そんな時は焦らず、画面上の「店員呼出」ボタンを押しましょう。
セルフレジは無人ですが、基本的には有人レジのすぐ近くに設置されているので、店員さんがすぐに駆けつけてくれます。特に多いのが、値引きシールが貼られた商品の読み取りエラーです。シールがくしゃっとなっていると機械が認識しないことがあるので、そんな時は無理せず店員さんにお願いするのが一番早いです。
また、万が一システム障害などで通信エラーが出た場合は、その場での復旧は難しいことが多いです。画面の指示に従い、有人レジへ移動して会計をやり直すことになります。
ファミリーマートのセルフレジ店舗での支払いと注意点

便利なセルフレジですが、実は「できないこと」も意外と多いのが現状です。特に支払い方法の制限や、買えない商品については、事前に知っておかないとレジの前で立ち往生してしまうかもしれません。ここでは、知っておくべき重要なルールについて解説します。
現金は使えない?決済の制限事項
これを伝えるためにこの記事を書いたと言っても過言ではありません。最も重要なことですが、ファミリーマートのセルフレジは基本的に「現金不可」です。
スーパーのセルフレジのように「現金投入口」があるタイプとは違い、ファミマの筐体はキャッシュレス専用機として設計されています。小銭を減らしたいからここで使おう、と思って並んでも、支払いの段階で詰んでしまいます。
現金しか持っていない場合
残念ながらセルフレジは利用できません。どんなに空いていても、有人レジに並ぶ必要があります。店舗によっては大きく「現金使えません」と張り紙がしてあるので、見落とさないようにしましょう。
利用可能な支払い方法と電子マネー
現金が使えない代わりに、キャッシュレス決済の対応幅は非常に広いです。普段スマホ決済やカードを使っている人なら困ることはないでしょう。
| 決済タイプ | 対応サービス例 |
|---|---|
| バーコード決済 | FamiPay、PayPay、d払い、楽天ペイ、LINE Pay、au PAYなど |
| 交通系電子マネー | Suica、PASMO、ICOCAなど |
| 電子マネー | iD、QUICPay、楽天Edy、WAON |
| クレジットカード | VISA、MasterCard、JCB、AMEXなど(タッチ決済も可) |
特に便利なのが交通系電子マネーです。リーダーにかざすだけで一瞬で終わるので、駅の店舗などでは最強の時短ツールになります。ただし、セルフレジでのチャージ(入金)はできません。残高不足のエラーが出ると、その場でチャージして支払うことはできず、別の決済方法に変えるか有人レジに行くことになるので、残高には余裕を持っておきましょう。
タバコやお酒は購入できない理由
「タバコを買いたいけどレジが混んでるからセルフレジで…」と考えたことがある方も多いと思いますが、現状、お酒とタバコはセルフレジで購入できません。
これは法律上の年齢確認義務があるためです。有人レジなら店員さんが目視で確認してタッチパネルを押してもらえますが、無人のセルフレジでは「誰が買っているか」を確実に判定できないため、システム的にロックされています。バーコードを通そうとしても「店員をお呼びください」といったエラーが出てしまいます。
将来的な展望
マイナンバーカードやスマホの電子証明書を使って年齢確認を行う実証実験も進んでいるようです。近い将来、セルフレジでもお酒やタバコが買えるようになるかもしれませんが、現時点(2025年)ではまだ一般的ではありません。
公共料金やPOSAカードの取り扱い
商品の購入以外にも、コンビニには様々なサービスがありますが、セルフレジで対応できる範囲は限られています。
まず、電気代やガス代などの公共料金・税金の支払い(収納代行)はできません。払込票の処理や領収印の押印が必要なためです。同様に、宅急便の発送やチケットの発券・支払いも有人レジ対応となります。
また、AmazonギフトカードやApple Gift CardなどのPOSAカード(プリペイドカード)も購入できません。これらはレジを通すことで有効化(アクティベーション)する特殊な処理が必要で、防犯上の理由もありセルフレジでは扱えない仕様になっています。
レシートの取り忘れと再発行不可
最後に地味ながら痛いトラブルについて。セルフレジを使った後、レシートを取り忘れて帰ってしまう人が結構います。しかし、ファミリーマートの規定上、セルフレジでのレシート再発行は原則禁止されています。
経費精算でレシートが必要な場合や、家計簿をつけている方にとっては致命的です。「さっき買ったばかりなんですけど…」と店員さんに言っても、二重発行防止の観点から断られることがほとんどです。
また、紙切れでレシートが出てこない場合もあります。この時はすぐに店員さんを呼べば対応してもらえますが、一度店を出てしまうと証明が難しくなるので、決済が終わったら必ずレシートが出てくるのを見届け、受け取る習慣をつけましょう。
ファミリーマートのセルフレジ店舗活用の総括

今回は、ファミリーマートのセルフレジ店舗に関する検索方法や使い方、注意点について詳しく解説してきました。改めて要点を整理しておきましょう。
まとめ:セルフレジを使いこなすコツ
- 店舗検索:公式サイトの検索フィルターで「セルフレジ」アイコンを確認する。
- 支払い:現金は絶対NG。スマホ決済かクレカ、交通系ICを準備しておく。
- 買えないもの:お酒、タバコ、POSAカード、公共料金支払いは有人レジへ。
- 注意点:クーポンは先にセット、レシートは必ずその場で受け取る。
「現金が使えない」「お酒が買えない」といった制約はありますが、朝の急いでいる時間帯や、お弁当と飲み物だけ買いたい時などは、並ばずに済むセルフレジは本当に便利です。最初は少し戸惑うかもしれませんが、この記事を参考にぜひチャレンジしてみてください。一度慣れてしまえば、もう有人レジの列には戻れなくなるかもしれませんよ!

