セブンイレブンのペットボトル回収機、便利ですよね。私もエコのつもりで利用してるんですが、いざ持っていくと「上限」って表示されて使えないことがあったり、「今日はもうダメなの?」って戸惑うことがありました。
この「上限」というのが、実は2種類あるってご存知でしたか? nanacoポイントがもらえる上限が1日50本までというルールと、単純に回収機が満杯で停止しているケースがあるんです。
他にも、正しい使い方や回収の対象となるボトル、ポイントが反映されない時の対処法、そしてそもそも設置店舗(場所)はどこなのか、利用できる時間など、意外と知らないルールが多いんですよね。
この記事では、セブンイレブンのペットボトル回収に関する「上限」の謎や、nanacoポイントの仕組みについて、私の経験も踏まえながら分かりやすくまとめてみました。

- 2種類ある「上限」の具体的な意味
- nanacoポイント付与の上限と貯め方
- 回収機が満杯で使えない時の理由
- 正しい使い方と回収対象のボトル
セブンイレブン ペットボトル 回収上限は2種類

セブンイレブンのペットボトル回収で遭遇する「上限」。実はこれ、利用者が考える上限と、機械側の都合の上限、2つのパターンがあるんです。それぞれの違いをしっかり解説しますね。
nanacoポイント付与の上限は50本
まず一つ目の上限は、私たちユーザー側、特にnanacoポイントが欲しい人に関わる上限です。
これは、リサイクル活動のインセンティブとしてnanacoポイントをもらうためのルールで、ポイント付与の対象となるのは「1日50本まで」と決まっています。回収機の画面にも「nanacoカードをご利用の場合は1日50本まで!!」みたいに書いてあることが多いですね。
ポイントのレートは「5本で1nanacoポイント」なので、1日最大で10ポイント(50本 ÷ 5本)がもらえる計算になります。
ポイント付与の上限まとめ
- 対象: nanacoカードやアプリを使った場合
- 上限: 1日50本まで
- 最大獲得: 1日10ポイント(5本=1P)
ちなみに、nanacoを使わずにリサイクルだけすることも可能です。その場合はこの50本という制限は関係ありませんが、もちろんポイントも付与されません。51本目以降は、リサイクルはされるけどポイントは付かない、と覚えておくと良いかもですね。
回収機が満杯で使えない原因
もう一つの上限が、私たちがよく遭遇する「使えない」状態、物理的な上限です。
自分がまだ50本も入れていないのに「本日の制限本数に達しました」と表示されることがあります。これは、あなたの投入上限ではなく、回収機がパンク(満杯)したことを意味します。
回収機は、投入されたペットボトルを自動で1/3くらいに圧縮してくれる賢い機械なんですが、それでも容量には限界があります。だいたい500mlボトル換算で約280本分くらいが最大収容量と言われています。
満杯になるメカニズム
nanacoの上限が「50本」で、機械の上限が「280本」。この差が問題なんです。
もし50本ぎりぎりまで持ってくる人が続いたら、計算上はたったの6人目(280 ÷ 50 = 5.6人)で満杯になってしまいます。近所に設置店がなくて、一度に大量に持ってくる人もいますから、あっという間に上限に達しちゃうんですよね。
満杯になりやすい時間帯と対策
この「満杯」による利用停止は、正直なところタイミング次第です。特に決まった時間はありませんが、私の体感だと、やはり多くの人が利用する時間帯は避けた方が無難かなと思います。
例えば、仕事帰りの夕方や、ゴミ出しのついでに持ってくる人が多い土日の午前中などは、満杯になっている可能性が高いかもですね。
狙い目としては、店舗の開店直後(24時間営業の店なら早朝)や、平日の午前中など、比較的利用者が少ない時間帯でしょうか。こればかりは、お近くの店舗の混雑状況を観察してみるのが一番確実です。
満杯表示が出ていたら、残念ですが諦めて日を改めるか、店舗スタッフの方に回収・清掃のタイミングを聞いてみるしかありません。ただ、スタッフさんも忙しいので、基本的には「待つ」のが良いと思います。
ペットボトル回収の正しい使い方
スムーズにリサイクルするためには、事前の準備がめちゃくちゃ大事です。これを守らないと、機械が受け付けてくれない(エラーになる)ことがあります。
ステップ1:家での事前準備(必須)
以下の3つは必ず守ってください。
- 1. 外す: ペットボトルの「キャップ」と「ラベル」は、必ず外してください。
- 2. 洗う: 中身を空にして、軽くすすいで乾かします。汚れが残っているとNGです。
- 3. 潰さない: これが最重要!ペットボトルは潰さずに、そのままの形で持っていきます。
ステップ2:店舗での操作手順
- nanacoをタッチ: 画面の指示に従い、まずnanacoカードやアプリをかざします。(ポイント不要ならこの操作は不要)
- 投入: 投入口が開いたら、ボトルを1本ずつ、ゆっくり入れます。
- 自動回収: 手を離すと投入口が閉まり、内部でスキャン・圧縮・カウントが自動で行われます。(機種によってはボトルの向きが指定されることも)
- 終了: 全部入れ終わったら、画面の「終了ボタン」を押します。
- 確認: 投入本数と獲得(予定)ポイントが表示されます。
なぜ潰さないで投入するのか
自治体の回収だと「潰してください」と言われるのに、なぜセブンイレブンでは「潰さないで」と言われるのか。これは、この事業の目的に関係しています。
セブンイレブンの回収は、「水平リサイクル(ボトルtoボトル)」といって、回収したボトルから再び飲料用のペットボトルを作ることを目指しています。これには、すごく高純度の原料が必要なんです。
回収機は、投入されたボトルが「リサイクル可能な飲料ボトルか」それとも「醤油や酒などの異物か」を、センサーで自動選別しています。この時、ボトルが潰されていると、センサーが正常に働かず「異物」と誤認識してしまう可能性があるんですね。
「潰さない」のは、リサイクルの品質を保ち、この素晴らしい取り組みを支えるための、私たち利用者が守るべき一番大事なルールというわけです。
セブンイレブン ペットボトル 回収上限とルール

「上限」の謎が解けたところで、次はnanacoポイントの仕組みや、回収できるボトルの詳細なルールなど、知っておくと得する情報を深掘りしていきますね。
nanacoポイントの貯め方
nanacoポイントを貯めるための基本ルールは、とてもシンプルです。
- 交換レート: ペットボトル5本につき、1 nanacoポイント。
- 必須操作: ボトルを投入する前に、nanacoカードやアプリをタッチする。
タッチし忘れると、後からポイントをもらうことはできないので注意が必要ですね。リサイクル自体はできますが、ポイントは付与されません。
端数(5本未満)も繰り越されます!
例えば、今日3本だけ入れた場合、その3本は無駄にならず、次回に繰り越されます。ただし、これには「前回と同一店舗の回収機を利用した場合のみ」という重要な制約があります。
A店で3本、B店で2本入れても、合計5本とはカウントされず、ポイントはもらえません。端数がある場合は、同じお店に行くようにしましょう。
ポイントが反映されない時の確認点
「50本もリサイクルしたのに、レジで残高を見てもポイントが増えてない!」と焦ったことがあるかもしれません。私も経験があります。
実は、回収機で付与が確定したポイントは、多くの場合、即座に残高に加算されるわけではありません。一度「センターお預り分」という場所に保管されるんです。
この「センターお預り分」は、自分で受け取る操作をしないと残高に反映されません。
ポイントの受け取り方
- 店頭で: セブンイレブンのレジで「残高確認してください」または「チャージしてください」と伝えて、nanacoをレジの機械にかざします。(支払いをしてもOK)
- アプリで: nanacoモバイルアプリを操作して、センターお預り分を受け取る。
この仕様を知らないと「ポイントが付かない!」と誤解してしまうかもですね。慌てずに、まずは残高確認やチャージを試してみてください。
回収の対象となるペットボトル
「水平リサイクル」という目的があるため、回収できるボトルはかなり厳格に決まっています。
回収OKなもの
- サイズ: 2Lサイズまで。(110mlのような小さいものもOK)
- 中身だったもの: 水、お茶、清涼飲料(炭酸飲料などソフトドリンク)。
- 状態: キャップとラベルがなく、洗浄・乾燥済みで、潰されていないもの。
対象外のボトルとエラーの理由
逆に、以下のものは機械が異物として認識し、エラーになってしまいます。
回収NGなもの(エラーの原因)
- 中身だったもの: 醤油、酒、みりん、油、洗剤など、清涼飲料水以外のもの。
- 状態: キャップやラベルが付いたままのもの。
- 状態: 中身が残っていたり、汚れているもの。
- 状態: 家庭で潰したり、切ったりしたもの。(センサーが誤認識するため)
- その他: 海外製の飲料ボトルなども、国内規格と形状が異なりエラーになる場合があります。
特に「醤油」や「お酒」のボトルは、見た目が似ていても材質が異なることがあり、リサイクルの品質を著しく下げてしまうため、厳しくチェックされているようです。
設置店舗(場所)の検索方法
この便利なペットボトル回収機ですが、残念ながら全てのセブンイレブンに設置されているわけではありません。
設置は、セブン-イレブン・ジャパンが各自治体(例えば奈良市、高知市、佐賀市、山口県宇部市など)と連携協定を結ぶ形で、地域ごとに進められています。多くの場合、店舗の外(店頭)に置かれていますね。
お近くの設置店舗を探すには、セブンイレブンの公式ウェブサイト(CSRページなど)に掲載されている「設置店舗一覧」で確認するのが一番確実です。
【注意】公式サイトでの確認が必須
設置状況は随時更新される可能性があります。お出かけ前に「セブンイレブン ペットボトル 回収 設置店舗」などで検索し、最新の公式情報を確認することをおすすめします。
回収機の利用可能時間

回収機の利用可能時間は、原則として「24時間利用できる」とされています。24時間営業のコンビニならではの強みですね。
ただし!
これはあくまで「原則」です。先ほど解説したように、機械が「満杯」(約280本分)になってしまうと、店舗スタッフや回収業者が中身を回収するまで、一時的に利用停止となります。
「本日の制限本数に達しました」という表示が出ている間は、たとえ深夜や早朝であっても利用できません。
したがって、実質的な利用可能時間は「24時間」ではなく、「機械が満杯でない時間」というのが現実的な答えになりますね。
セブンイレブン ペットボトル 回収上限の総括
最後に、セブンイレブンのペットボトル回収の上限に関する情報をまとめますね。
「上限」のポイント総まとめ
- 上限は2種類: ①nanacoポイント付与の上限(1日50本)と、②回収機の物理的な上限(満杯 約280本)。
- 「使えない」理由: ほとんどの場合、自分の上限(50本)ではなく、機械が「満杯」になっていることが原因。
- ポイントの注意点: 「5本=1P」「同一店舗で端数繰越」「ポイント受取はセンターお預り分」の3点を押さえる。
- 一番大事なルール: キャップとラベルを外し、洗浄し、「潰さない」で持っていくこと。
この仕組みは、セブン&アイグループが推進する「水平リサイクル」という、環境に配慮した大切な取り組みの一環です。私たち利用者がルールをしっかり守ることが、この循環型社会のインフラを支えることにつながるんですね。
ルールを理解して、お得に、そして賢くエコ活動に参加していきましょう!

