急に郵便物を出す必要が出たとき、コンビニで10円切手が買えると便利ですよね。しかし、コンビニの取り扱い店舗や、どの支払い方法が使えるのかは意外と知られていません。特に10円切手のような少額の切手は、在庫が無いのではないかと不安になることもあるでしょう。
この記事では、コンビニで10円切手を探している方のために、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートといった主要コンビニごとの取り扱い状況や、切手の種類、レジでの買い方を解説します。さらに、現金以外に電子マネーやクレジットカードが使えるのか、といった支払いに関する疑問にもお答えします。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- 10円切手を取り扱っているコンビニの店舗
- セブン、ローソン、ファミマ各社の在庫傾向
- 切手購入時に電子マネーやクレジットカードが使えるか
- 欲しい切手が無い場合の具体的な対処法
コンビニで10円切手は買える?

- 10円切手の取り扱い店舗は?
- セブンイレブンの在庫状況
- ローソンは切手の種類が豊富
- ファミリーマートの販売状況
- 他のコンビニでの取り扱いは?
- 買える切手の種類と注意点
10円切手の取り扱い店舗は?
結論から言うと、10円切手は多くのコンビニチェーンで取り扱いがあります。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキなど、主要なコンビニの多くが切手を販売しています。
ただし、切手の販売は各店舗のオーナーや店長の裁量に任されている部分が大きいです。そのため、「〇〇チェーンだから必ず10円切手がある」とは断言できません。
10円切手は、2024年10月の郵便料金改定後も、郵便料金の調整用として需要がありますが、はがき用(85円)や定形郵便用(110円)の切手と比べると使用頻度は低めです。
したがって、店舗によっては在庫を置いていない、あるいは一時的に品切れしている可能性も十分に考えられます。
セブンイレブンの在庫状況
セブンイレブンでも10円切手を購入することは可能です。しかし、前述の通り、取り扱いや在庫は店舗によって異なります。
都市部の店舗やオフィス街に近い店舗では、郵便物の需要が多いため、10円切手を含む複数の額面の切手を揃えている可能性が比較的高まります。
一方で、住宅街や郊外の店舗では、よく使われる85円切手や110円切手のみを常備し、10円切手は置いていないケースもあります。
確実に手に入れたい場合は、訪問前に電話で店舗に在庫状況を問い合わせるのが最も確実な方法です。
ローソンは切手の種類が豊富
ローソンは、他のコンビニチェーンと比較して切手の種類を豊富に取り揃えている傾向があります。
これは、ローソンが日本郵便と提携しており、郵便関連サービスに力を入れているためです。多くの店舗では、店内に郵便ポストが設置されており、切手を購入してそのまま投函できる利便性があります。
そのため、10円切手のような使用頻度がやや低い額面の切手についても、ローソンは他のコンビニよりも在庫している可能性が高いと考えられます。
とはいえ、ローソンであっても全店舗で必ず10円切手が手に入るわけではありません。在庫は流動的であるため、確実性を求めるなら事前の確認が推奨されます。
ファミリーマートの販売状況
ファミリーマートにおける10円切手の販売状況も、基本的にはセブンイレブンと同様です。取り扱いはあるものの、最終的には各店舗の判断によります。
よく売れる85円切手(はがき用)や110円切手(定形郵便用)は多くの店舗で常備されていますが、10円切手に関しては、店舗の立地や客層によって在庫状況が変わってきます。
オフィス街の店舗ではビジネス利用を見越して置いていることがありますが、そうでない店舗では取り扱いが無い場合も珍しくありません。
他のコンビニでの取り扱いは?
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート以外のコンビニチェーン、例えばミニストップやデイリーヤマザキ、セイコーマートなどでも切手の取り扱いはあります。
これらのチェーンも、10円切手を取り扱っている店舗と、そうでない店舗が存在します。
特にミニストップは、ローソンと同様に店内にポストが設置されている店舗が多く、郵便サービスの利便性が高いチェーンの一つです。
いずれのコンビニを利用する場合でも、10円切手のような特定の額面が必要な際は、「あるだろう」と期待して訪問するのではなく、事前に電話で確認する一手間をかけることが、無駄足を防ぐための賢明な判断と言えます。
買える切手の種類と注意点
コンビニで一般的に購入しやすい切手の種類は、郵便料金の改定(2024年10月1日実施)に伴い、変更されています。
現在、コンビニで主に常備されているのは、以下の額面です。
- 85円切手(通常はがき用)
- 110円切手(定形郵便物 50g以内用)
これらに加えて、1円、2円、5円、10円、20円、50円などの少額切手や、定形外郵便用の180円切手などを置いている店舗もあります。10円切手は、これらの「調整用」の切手として扱われることが多いです。
注意点として、コンビニでは切手の在庫が限られているため、大量購入には向きません。また、慶事用(お祝い用)や弔事用(お悔やみ用)、特殊な記念切手などは、基本的に取り扱いが無いと考えてよいでしょう。これらが必要な場合は、郵便局の窓口を利用する必要があります。
コンビ二の10円切手購入ガイド

- コンビニでの切手の買い方
- 電子マネーでの支払いは可能?
- クレジットカード決済は不可?
- 10円切手が無い場合の対処法
- コンビニで10円切手を買う総括
コンビニでの切手の買い方
コンビニで切手を購入する方法は非常に簡単です。
切手は、文房具コーナーや雑誌コーナーなど、店内の売り場には陳列されていません。購入する場合は、タバコやお酒、収入印紙などと同じように、レジカウンターで店員さんに直接声をかける必要があります。
レジで「10円切手を〇枚ください」や「85円切手を〇枚お願いします」といった形で、必要な切手の額面と枚数を明確に伝えてください。
店員さんがレジの引き出しなどから切手を取り出し、会計をしてくれます。購入後は、切手を無くさないよう、レシートと一緒にもらえる小さな袋などに入れて保管しましょう。
電子マネーでの支払いは可能?
切手やはがき、収入印紙などの商品は、金券に近い性質を持つため、多くのコンビニでは「現金のみ」の取り扱いとなっています。
ただし、一部のコンビニチェーンでは、自社グループの特定の電子マネーでの支払いを例外的に認めている場合があります。
セブンイレブン
セブンイレブンでは、電子マネー「nanaco」での支払いが可能です。ただし、nanacoで切手を購入した場合、nanacoポイントの付与は対象外となります。
ファミリーマート
ファミリーマートでは、バーコード決済「FamiPay(ファミペイ)」での支払いが認められています。FamiPayで支払った場合、200円(税込)ごとに1円相当のFamiPayボーナスが付与されるとされています。
ローソン
ローソンでは、切手や印紙類の購入は「現金のみ」となっており、Pontaポイントやdポイントの利用・付与も対象外です。
このように、対応はチェーンごとに異なります。
クレジットカード決済は不可?
前述の通り、切手は金券類に準ずる扱いのため、全てのコンビニにおいて、クレジットカードで直接購入することはできません。これは、クレジットカードの現金化を防ぐ目的もあるとされています。
ただし、間接的にクレジットカードのポイントを活用する方法は存在します。
例えば、セブンイレブンではnanacoでの支払いが可能です。クレジットカードからnanacoへチャージする際に、そのクレジットカードのポイントが付与される設定になっていれば、実質的にクレジットカードのポイント還元を受けながら切手を購入できることになります。
同様に、ファミリーマートでFamiPayを利用する際も、FamiPayへのチャージを特定のクレジットカード(例: ファミマTカード)で行うことで、チャージ分のポイントを得られる場合があります。
10円切手が無い場合の対処法
コンビニを訪れたものの、目的の10円切手が品切れだったり、そもそも取り扱いが無かったりした場合の対処法をいくつか紹介します。
他のコンビニを探す
まずは、近くにある別のコンビニチェーンをあたってみるのが早道です。特に、日本郵便と提携しているローソンは、他のチェーンよりも切手の種類が豊富な可能性があるため、優先的に確認してみるとよいでしょう。
コンビニ以外の購入場所を利用する
コンビニで手に入らない場合は、他の販売場所を検討する必要があります。
- 郵便局: 最も確実な方法です。全ての額面の切手が揃っており、在庫も豊富です。平日の日中であれば、郵便局の窓口を利用するのが最善です。
- キオスク(KIOSK): 駅構内にある売店でも、切手を取り扱っている場合があります。
- 金券ショップ: 額面よりわずかに安く購入できる可能性がありますが、10円切手のような少額のものはシート単位での販売が中心かもしれません。
郵便料金を超過して貼る
もし、合計の郵便料金をぴったりにするために10円切手が必要だったが、手に入らなかった場合、料金が不足するよりは多めに貼るという選択肢もあります。
例えば、合計140円分の切手が必要なところ、110円切手と50円切手を組み合わせて合計160円として投函するなどです。郵便物は、料金が不足していると配達されませんが、超過している分には問題なく配達されます。
コンビニで10円切手を買う総括

コンビニでの10円切手購入に関する要点を以下にまとめます。
- 10円切手は多くのコンビニチェーンで取り扱いがある
- ただし全店舗ではなく、在庫は店舗の裁量による
- 85円や110円切手に比べ、10円切手は在庫が無い可能性が高い
- ローソンは日本郵便と提携しており、比較的切手の種類が豊富
- セブンイレブンやファミリーマートも店舗によっては取り扱いがある
- コンビニで切手を買う際は、レジで店員に口頭で注文する
- 売り場には陳列されていない
- 支払い方法は原則として現金のみ
- 例外としてセブンイレブンではnanacoが利用可能(ポイント対象外)
- 例外としてファミリーマートではFamiPayが利用可能(ボーナス対象)
- ローソンでの切手購入は現金のみ
- クレジットカードでの直接購入は全てのコンビニで不可
- nanacoやFamiPayへのクレジットチャージで間接的にポイントを得る方法はあり
- 10円切手が無い場合は、他のコンビニや郵便局を探す
- 料金不足を防ぐため、他の切手で代用し超過料金で貼る方法もある
