急に証明写真が必要になり、困った経験はありませんか。「明日までに履歴書を提出しないといけないのに、手元に写真がない…」といった状況でも、諦める必要はありません。実は、身近なコンビニで手軽に証明写真を用意できます。
この記事では、特にサービスが充実しているセブンイレブンのコンビニ証明写真に焦点を当て、その具体的な作り方から、気になる料金(何円かかるのか)、一般的な4×3cmを含む各種サイズ、便利なプリントアウトの方法までを詳しく解説します。
また、セブンイレブンだけでなく、ローソンやファミリーマートとのサービス比較や、利用する上で知っておきたいデメリット、マルチコピー機が何時まで使えるのかといった疑問にもお答えします。この記事を読めば、あなたの「どうしよう」が「こうすればいいんだ!」に変わるはずです。
- セブンイレブンでの証明写真の具体的な作成手順
- サイズ別の料金や支払い方法の詳細
- 他の大手コンビニ(ローソン・ファミマ)とのサービス比較
- 利用する上でのメリットと注意すべきデメリット
コンビニ証明写真!セブンイレブンの基本情報と作成手順

- 証明写真は結局何円でできる?料金を解説
- 対応している証明写真のサイズ一覧
- 履歴書に最適な4×3cmも印刷可能
- スマホアプリを使った証明写真の作り方
- 簡単なマルチコピー機のプリントアウト方法
- マルチコピー機は何時まで利用できる?
証明写真は結局何円でできる?料金を解説
セブンイレブンのマルチコピー機で証明写真を作成する方法は、大きく分けて2つあり、それぞれ料金が異なります。
一つは、マルチコピー機のメニューから「証明写真プリント」を選ぶ方法です。この場合の料金は、Lサイズのフォト用紙1枚につき250円(税込)です。高品質なフォト用紙に、指定したサイズの証明写真が複数コマ印刷されるため、切り取るだけですぐに使える手軽さが魅力です。
もう一つは、コストを抑えたい方向けの方法で、通常の「写真プリント」機能を利用するやり方です。L判の写真プリントは1枚40円(税込)です。この方法では、事前にスマートフォンアプリなどで、1枚のL判写真の中に証明写真サイズの画像を複数個レイアウトしたデータを作成しておく必要があります。そのデータをL判として印刷し、自分で切り分けることで、1枚あたりのコストを大幅に下げることが可能です。
支払い方法は、マルチコピー機によって異なりますが、基本的に現金(硬貨のみ、紙幣は非対応)または電子マネー「nanaco」での支払いが可能です。急に必要になった際に小銭がないと困る可能性があるため、nanacoを準備しておくとスムーズでしょう。
対応している証明写真のサイズ一覧
セブンイレブンのマルチコピー機で提供されている「証明写真プリント」サービスでは、様々な用途に対応できるよう、主に4種類のサイズが用意されています。それぞれのサイズと一般的な用途は以下の通りです。
サイズ | コマ数 | 主な用途 |
4cm × 3cm | 4コマ | 履歴書、TOEICテスト、各種国家資格など |
3cm × 2.4cm | 6コマ | 運転免許証、実用英語技能検定など |
4.5cm × 3.5cm | 4コマ | マイナンバーカード、タスポなど |
5cm × 5cm | 2コマ | 司法書士、土地家屋調査士など |
このように、就職活動で最も一般的に使用される履歴書サイズから、各種公的な申請に必要なサイズまで幅広くカバーしています。
ただし、注意点として、セブンイレブンの証明写真プリントは、厳格な規格が求められるパスポート申請には適していません。パスポート用の写真が必要な場合は、専門の写真館や対応している証明写真機を利用する必要があります。また、各種証明書の規定サイズは変更される可能性があるため、申請前に提出先に最新の情報を確認することが大切です。
履歴書に最適な4×3cmも印刷可能
就職活動や転職活動で最も頻繁に必要となるのが、縦4cm×横3cmの証明写真です。セブンイレブンのマルチコピー機では、もちろんこの最も一般的な履歴書サイズに対応しています。
「証明写真プリント」のメニューからサイズを選択する際に「4×3cm」を選べば、Lサイズのフォト用紙に4コマ分の証明写真が印刷されます。一度に4枚手に入るため、複数の企業へ応募する際にも余裕を持って対応できるでしょう。
スマートフォンアプリ「セブン‐イレブン マルチコピー」を使えば、お手持ちの写真データをこの4×3cmのフォーマットに簡単に合わせることができます。顔の位置やサイズをガイド線に沿って調整できるため、写真館で撮影したようなバランスの良い証明写真を手軽に作成することが可能です。急な面接で写真が必要になった場合でも、この方法を知っていれば落ち着いて準備を進められます。
スマホアプリを使った証明写真の作り方
セブンイレブンで証明写真を作成する際、最も便利で簡単なのが、公式スマートフォンアプリ「セブン‐イレブン マルチコピー」を活用する方法です。このアプリを使えば、事前の準備から店舗での印刷まで、スマートフォン一つでスムーズに行えます。
アプリでの操作手順
- アプリのダウンロードと起動: まず、お使いのスマートフォンに「セブン‐イレブン マルチコピー」アプリをダウンロードし、起動します。
- メニュー選択: アプリのメインメニューから「写真プリント」を選択し、次に「証明写真プリント」をタップします。
- 写真の選択とサイズ設定: スマートフォン内に保存されている写真の中から、証明写真として使用したい画像を選びます。その後、希望する証明写真のサイズ(例:4×3cm)を選択します。
- 写真の調整: 画面に表示されるガイド線に合わせて、写真の拡大・縮小や位置の調整を行います。顔が中心に来るように、また、適切な大きさになるように微調整します。この際、「美肌処理」機能をオンにすると、画像全体にソフト効果がかかり、より自然で綺麗な仕上がりになります。
- QRコードの作成: 設定が完了したら「QRコード作成」ボタンをタップします。これにより、印刷用のデータが紐づけられたQRコードがアプリ内に生成されます。
店舗での印刷手順
- マルチコピー機での操作: セブンイレブン店舗のマルチコピー機の操作パネルで「プリント」→「写真プリント」の順に進み、QRコードをかざすよう指示する画面を表示させます。
- QRコードをかざす: マルチコピー機の読み取り部分に、先ほどスマートフォンで作成したQRコードをかざします。
- データ送信: 画面の指示に従い、スマートフォンアプリ側の「送信を開始する」ボタンをタップすると、Wi-Fi経由で写真データがマルチコピー機に送信されます。
- プリント: データ送信後、内容と料金(250円)を確認し、支払い方法を選択して「プリントスタート」を押せば印刷が開始されます。
この方法なら、USBメモリなどの記録メディアを持ち歩く必要がなく、手軽に高品質な証明写真を手に入れることができます。
簡単なマルチコピー機のプリントアウト方法
スマートフォンアプリを使わずに、USBメモリやSDカードといった記録メディアを使って証明写真をプリントアウトすることも可能です。パソコンで編集したデータを使いたい場合や、アプリの操作が苦手な場合に便利な方法です。
対応メディア
まず、セブンイレブンのマルチコピー機が対応しているメディアは以下の通りです。
- USBメモリー(Type-A)
- SDカード
- microSDカード
CD/DVDやコンパクトフラッシュなどには対応していないため注意が必要です。
マルチコピー機での操作手順
- データの準備: 事前に、印刷したい写真データを対応メディアに保存しておきます。この際、ファイル形式はJPEGまたはPNGが推奨されます。
- メニュー選択: 店舗のマルチコピー機の操作パネルで「プリント」をタッチし、次に「写真プリント」を選択します。
- メディアの選択とセット: 使用するメディア(USBメモリーなど)を選択し、静電気除去マットに触れてから、指定の挿入口にメディアをしっかりとセットします。
- プリント種類の選択: 写真プリントのメニューが表示されたら、「証明写真プリント」を選択します。
- 写真の選択と設定: メディア内に保存されている画像一覧が表示されるので、印刷したい写真を1枚選びます。次に、希望の証明写真サイズ(例:4×3cm)を選択し、ガイド線に合わせて写真の位置や大きさを調整します。美肌処理のオン・オフもここで設定可能です。
- プリント: 印刷内容と料金(250円)が表示されます。内容に間違いがなければ、支払い方法(nanacoまたは現金硬貨)を選び、「プリントスタート」ボタンを押して印刷を開始します。
- メディアの取り出し: 印刷完了後、画面の指示に従ってメディアを取り出します。
この方法は、アプリを介さない分、シンプルで分かりやすいと感じる方もいるでしょう。ご自身の使いやすい方法を選ぶのが一番です。
マルチコピー機は何時まで利用できる?
セブンイレブンのマルチコピー機は、原則として店舗の営業時間内であればいつでも利用することが可能です。日本のセブンイレブンの多くは24時間営業であるため、深夜や早朝といった急を要する時間帯でも証明写真を作成できるのが大きなメリットです。
たとえば、夜遅くに明日の面接で証明写真が必要なことに気づいた場合でも、近所のセブンイレブンに行けばすぐに対応できます。
ただし、一点注意すべきことがあります。それは、定期的なメンテナンスの存在です。マルチコピー機は、サービスを安定して提供するために、深夜帯にメンテナンスが行われることがあります。このメンテナンス時間中は、プリントサービスを含む全ての機能が利用できなくなります。
メンテナンス時間は全国一律で決まっているわけではなく、店舗や地域によって異なる場合がありますが、一般的には深夜1時から5時頃にかけて行われることが多いようです。もし、どうしても深夜帯に利用したい場合は、事前に店舗に問い合わせるか、万が一利用できなかった場合に備えて、少し時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
コンビニ証明写真セブンイレブンの注意点と他社比較

- セブンイレブンの証明写真サービスの特徴
- ローソンの証明写真サービスとの比較
- ファミリーマートの証明写真サービスとの比較
- 知っておきたいコンビニ証明写真のデメリット
- まとめ:コンビニ証明写真はセブンイレブンが手軽
セブンイレブンの証明写真サービスの特徴
セブンイレブンの証明写真サービスが多くの人に選ばれるのには、いくつかの特徴的な理由があります。
まず挙げられるのが、専用アプリ「セブン‐イレブン マルチコピー」の使いやすさです。このアプリはユーザー登録が不要で、直感的な操作で写真の選択からサイズ調整、データ送信までを完結させることができます。特に、Wi-Fiを使ってスマートフォンからマルチコピー機へ直接データを送れる手軽さは、他のコンビニサービスと比較しても大きな強みと言えます。
次に、プリント品質の高さも特徴の一つです。セブンイレブンのマルチコピー機は富士フイルムビジネスイノベーション製であり、長年培われた写真プリントの技術が生かされています。そのため、コンビニで手軽に作成したとは思えないほど、鮮明で美しい仕上がりが期待できます。
さらに、証明写真だけでなく、シェアプリントやましかくプリント、シャッフルプリントなど、多彩な写真プリントメニューが用意されている点も魅力です。証明写真を作成するついでに、思い出の写真を楽しくプリントすることもできます。これらの点が、セブンイレブンの証明写真サービスが持つ大きな特徴と考えられます。
ローソンの証明写真サービスとの比較
ローソンでも、セブンイレブンと同様にマルチコピー機で証明写真を作成するサービスを提供しています。基本的なサービス内容は似ていますが、料金や利用方法にいくつかの違いが見られます。
料金面では、証明写真専用プリントの価格はローソンも1枚250円(税込)でセブンイレブンと同じです。しかし、コストを抑えるためにL判の写真プリントを利用する場合、ローソンは1枚30円(税込)となっており、セブンイレブンの40円(税込)よりも安価です。少しでも費用を節約したい場合には、ローソンにメリットがあると言えるでしょう。
利用方法の面では、ローソンでは主に「ネットワークプリントサービス」のアプリを使用します。このサービスは事前にユーザー登録が必要な場合があり、セブンイレブンの「セブン‐イレブン マルチコピー」アプリが登録不要で使える点と比べると、ひと手間かかる可能性があります。
操作性や画質については、どちらのコンビニも高品質なサービスを提供していますが、使用されているマルチコピー機のメーカーが異なるため(ローソンはシャープ製)、仕上がりの色味などにわずかな違いを感じる人もいるかもしれません。手軽さを重視するならセブンイレブン、L判プリントのコストを最優先するならローソン、といった視点で使い分けるのが良いでしょう。
ファミリーマートの証明写真サービスとの比較
ファミリーマートもまた、マルチコピー機による証明写真プリントサービスを展開しており、就活生や急ぎで写真が必要な人にとって心強い存在です。
料金体系を見ると、証明写真専用プリントはファミリーマートも250円(税込)で、これはセブンイレブン、ローソンと横並びです。一方で、L判の写真プリントは1枚30円(税込)からとなっており、この点ではローソンと同等でセブンイレブンより安価な設定です。
ファミリーマートのサービスで特徴的なのは、ネットワークプリントサービスが充実している点です。PDFやWord、Excelといった文書ファイルの印刷にも強く、ビジネス用途でマルチコピー機を利用する機会が多い人にとっては馴染み深いかもしれません。証明写真の作成においても、これらのネットワークプリントアプリを経由してデータを登録し、店舗で印刷する流れとなります。
セブンイレブンのアプリがWi-Fiで直接データを転送できる手軽さを強みとしているのに対し、ファミリーマートは事前にネット上でデータを登録しておくスタイルが基本となります。どちらが良いかは個人の好みや状況によりますが、各社の特徴を理解しておくと、自分にとって最も便利なサービスを選択しやすくなります。
主要コンビニ3社の証明写真サービス比較
項目 | セブンイレブン | ローソン | ファミリーマート |
証明写真料金 | 250円 | 250円 | 250円 |
L判プリント料金 | 40円 | 30円 | 30円 |
主なアプリ | セブン‐イレブン マルチコピー | ネットワークプリント | ネットワークプリント |
特徴 | Wi-Fi直接転送で手軽 | L判が最安クラス | 文書印刷にも強い |
知っておきたいコンビニ証明写真のデメリット
コンビニの証明写真サービスは非常に便利ですが、利用する前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。これらを理解しておくことで、失敗や後悔を防ぐことができます。
背景と照明を自分で用意する必要がある
最大のデメリットは、写真館と違い、撮影環境を全て自分で整えなければならない点です。証明写真に適した無地の背景(白や青など)や、顔に影ができないような均一な照明を自分で用意するのは、意外と難しいものです。背景に余計なものが映り込んだり、不自然な影ができてしまったりすると、証明写真として受理されない可能性もあります。
画質がスマートフォンの性能に依存する
プリント品質自体は高いものの、元となる写真の画質は、使用するスマートフォンのカメラ性能に完全に依存します。古い機種や暗い場所での撮影では、どうしても画質が粗くなってしまうことがあります。綺麗な証明写真を作るためには、できるだけ新しい機種を使い、明るい場所で高画質モードで撮影することが求められます。
サイズ調整やトリミングの手間
アプリを使えばサイズ調整は比較的簡単ですが、それでも最終的な微調整や確認は自分で行う必要があります。特にL判プリントで自作する場合は、印刷後に定規とカッターなどを使って正確に切り出す手間がかかります。少しでもずれると規定サイズから外れてしまうリスクもあります。
パスポートなど厳格な規格には非対応
前述の通り、コンビニの証明写真プリントはパスポート申請には使用できません。パスポート写真は、顔の大きさや位置、背景などに関する非常に厳格な規定があり、それに対応していないためです。この点を誤解して使用しないよう、十分な注意が必要です。
これらのデメリットを理解した上で、手軽さを取るか、完璧な品質を求めて写真館を利用するかを判断することが大切です。
まとめ:コンビニ証明写真はセブンイレブンが手軽
- セブンイレブンでは証明写真を250円で印刷できる
- L判プリントを活用すれば1枚40円で自作可能
- 履歴書で最も一般的な4×3cmサイズに対応している
- 運転免許証やマイナンバーカード用のサイズも選択できる
- スマホアプリ「セブン‐イレブン マルチコピー」が便利
- アプリはユーザー登録不要で直感的に操作できる
- アプリを使えばQRコードで簡単にデータ転送が可能
- USBメモリやSDカードからの直接印刷もできる
- 支払いはnanacoか現金硬貨のみで紙幣は使えない
- 店舗の営業時間内なら原則24時間いつでも利用できる
- 深夜帯にメンテナンスで使えない場合がある点には注意
- ローソンやファミリーマートでも同様のサービスを提供している
- L判プリントの料金はコンビニによって異なる
- 自分で撮影する場合、背景や照明に工夫が必要になる
- コンビニ証明写真はパスポート申請には利用できない
- 急に証明写真が必要になった際に非常に役立つサービスである