セブンイレブンは何株から買える？1株の値段や優待購入額を解説

最近ニュースで話題のセブンですが、応援したい気持ちや将来への期待から投資を考えている方も多いのではないでしょうか。実際にセブンイレブンの株は何株から買えるのか、あるいは100株買うにはいくら資金が必要なのか気になりますよね。通常はまとまった資金が必要ですが、実はミニ株という方法を使えばお小遣いの範囲で株主になることも可能です。さらに最近新設された株主優待や配当金についても、これから投資を始める初心者の方に向けてわかりやすく整理してみました。

• セブンイレブンの株を1株から購入するための具体的な方法と金額
• 100株購入時に必要となる資金の目安と新設された株主優待の内容
• SBI証券や楽天証券など少額投資におすすめの証券会社と手数料比較
• 買収報道や上場廃止の可能性が投資に与えるリスクとチャンス

セブンイレブンの株は何株から買える？金額と方法

投資と聞くと何十万円も必要になるイメージがありますが、実は買い方によって必要な金額は大きく変わってきます。ここでは基本的な単元株での購入額と、初心者の方におすすめしたい少額からの投資方法について、最新の株価データを元に解説していきますね。

100株購入時の値段はいくらか

まず基本となるルールですが、私たちが普段利用しているセブン-イレブン・ジャパンの親会社である「株式会社セブン＆アイ・ホールディングス（コード：3382）」の株は、通常100株単位で売買されています。これを「単元株」と呼びます。

では、この100株を買うためにいくら必要なのか、2024年12月時点の株価を参考に計算してみましょう。

計算すると、約22万円の資金が必要になります。「ちょっとお試しで」と考えるには、少し勇気がいる金額ですよね。特に投資デビューを考えている方にとっては、いきなり20万円以上を一つの銘柄に投じるのはハードルが高いかなと思います。

1株から買えるミニ株のメリット

「22万円はちょっと厳しい…」という方におすすめなのが、証券会社が提供している単元未満株（ミニ株）というサービスです。これを利用すると、なんと1株からセブンイレブンの株を買うことができます。

1株だけ買う場合の計算はとてもシンプルです。

これなら、普段のコンビニでの買い物やランチ数回分くらいの金額で株主になれますよね。毎月少しずつ買い足していって、最終的に100株を目指す「積立感覚」での投資ができるのも大きな魅力です。

SBI証券など証券会社の手数料

1株から買う場合、重要になってくるのが証券会社選びです。なぜなら、通常の取引とは手数料の体系が異なることが多いからです。主要なネット証券の手数料を比較してみましょう。

SBI証券は「ゼロ革命」というキャンペーンで、条件を満たせば売買手数料が無料になります。コストを徹底的に抑えたいならSBI証券が一番の候補になりますね。

一方で、楽天証券の「かぶミニ」は、リアルタイムで取引ができるという強みがあります。通常、ミニ株は注文してから実際に買えるまで時間が空いてしまうのですが、楽天なら「今この値段で買いたい！」というタイミングで売買できます。ニュースで株価が急に動いたときに対応しやすいのは楽天証券ですね。

セブン銀行での購入コスト分析

セブンイレブン好きの方なら、「セブン銀行」の口座をお持ちの方も多いはず。実はセブン銀行（スマートプラス委託）でも「コレカブ」というサービスで株が買えるんです。

ただ、コスト面では少し注意が必要です。コレカブは手数料の代わりに「スプレッド」という仕組みでコストがかかります。

SBI証券などが無料であることを考えると、少額で頻繁に買う場合にはコスト負けしてしまう可能性があります。ただ、セブン銀行口座から直接資金移動ができたり、セブンマイルが貯まったりと使い勝手は抜群なので、ある程度まとまった金額（5万円以上など）で買う場合には検討の余地ありです。

実際の最低投資金額の計算

ここまでの情報を踏まえて、実際に投資をスタートするための最低金額をシミュレーションしてみましょう。

もしSBI証券の「S株」を利用する場合であれば、株価そのものズバリ、約2,203円があれば投資を始められます。口座開設費や維持費もかからないので、本当にこの金額だけでOKです。

セブンイレブンは何株から買えると優待があるか

株を買う楽しみの一つといえば「株主優待」ですよね。特にセブン＆アイ・ホールディングスは最近、株主還元の姿勢を強めています。ここでは、何株持っていれば優待がもらえるのか、そして気になる買収騒動が私たち投資家にどう影響するのかを深掘りします。

株主優待の商品券と配当金利回り

2024年に新設された株主優待制度、これがかなり魅力的です。優待をもらうための条件は以下の通りです。

残念ながら1株だけの保有では優待はもらえません。優待狙いなら、頑張って100株（約22万円）を目指す必要がありますね。この商品券はセブンイレブンだけでなく、イトーヨーカドーやデニーズでも使えるので、現金に近い感覚で使えて非常に便利です。

また、配当金も見逃せません。現在、買収防衛策の一環とも言われていますが、配当金の大幅な増額も予想されています。もし予想通り年間98.5円の配当が出れば、利回りは4%を超えてきます。銀行に預けておくよりずっとお得かもしれません。

買収提案が株価に与える影響

今、セブン＆アイの株価を語る上で避けて通れないのが、カナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール（ACT）」からの買収提案です。

「会社が買収される」と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、投資家にとっては株価が上がるチャンスでもあります。実際に、買収提案のニュースが出てから株価は大きく上昇しました。これは「もっと高い値段で買い取ってくれるかもしれない」という期待があるからです。

ただし、買収が成立しなかった場合、期待が剥落して株価が急落するリスクもあるため、ニュースの動向には注意が必要です。

競合他社の上場廃止と今後の予想

コンビニ業界の株事情を見てみると、実はセブンイレブンは「最後の砦」のような状態なんです。

• ファミリーマート：伊藤忠商事の子会社になり上場廃止
• ローソン：KDDIと三菱商事の共同経営になり上場廃止

このように、他の大手2社はすでに株式市場から姿を消しています。もしセブン＆アイも買収されて完全子会社化されると、私たち個人投資家が自由に買えるコンビニ株はなくなってしまうかもしれません。

初心者におすすめの投資戦略

これらを踏まえて、これから投資を始める方はどう動くのが正解でしょうか。私なりの考えをまとめてみました。

まず慎重派の方は、SBI証券などで1株からコツコツ買うのがおすすめです。これなら、万が一株価が下がってもダメージは少ないですし、配当金も株数に応じてもらえます。

資金に余裕がある方は、100株保有して優待と高配当を狙うのもアリです。今の水準なら配当利回りが高いので、長期で保有するメリットは十分にあると感じます。

まとめ：セブンイレブンは何株から買えるか

今回は「セブンイレブン 何株 買える」という疑問をテーマに、具体的な金額や購入方法をご紹介しました。

結論として、物理的には1株（約2,200円）から購入可能ですが、商品券などの株主優待をもらうためには100株（約22万円）が必要になります。現在は巨大企業による買収提案など、会社の歴史に残るような大きな動きの真っ只中にあります。まずは少額から、この歴史的な瞬間に「株主」として参加してみるのも、経済を学ぶ良いきっかけになるのではないでしょうか。