外出先でスマホの充電が切れそうになり、慌てて近くのセブンイレブンに駆け込んだ経験はないでしょうか。今のセブンイレブンには、昔のような緊急用の簡易的なものだけでなく、普段使いしたくなる高品質なAnker製品やApple純正品まで揃っています。でも、いざ売り場に行ってみると種類が多くて、自分のiPhoneやパソコンに対応しているのか、値段はいくらくらいなのか迷ってしまうこともありますよね。この記事では、セブンイレブンで買える充電器の値段や種類、タイプCケーブルの選び方、レンタルサービスの活用法までを詳しくご紹介します。

- セブンイレブンで購入できる充電器の種類と最新の価格帯
- iPhone15やパソコンも充電できるAnker製品と純正品の選び方
- モバイルバッテリーレンタルの料金体系と便利な返却方法
- 災害時に役立つ乾電池式充電器の特徴と注意点
セブンイレブンの充電器の種類と値段一覧

最近のセブンイレブンの充電器売り場は、まるで小さな家電量販店のように充実しています。ここでは、iPhoneやAndroidユーザーに向けた具体的な製品ラインナップと、それぞれの気になる価格について詳しく見ていきましょう。
iPhone15対応の純正やAnker製品
iPhoneユーザーにとって一番気になるのは、「ちゃんと安心して使えるのか」という点ではないでしょうか。セブンイレブンは、コンビニの中でも特にApple純正アクセサリの取り扱いに力を入れています。
例えば、iPhone 15シリーズ以降で採用されたUSB-Cに対応した「Apple 20W USB-C Power Adapter」などの純正アダプタは、Apple Storeと同じ定価で購入可能です。「コンビニだから高い」というイメージがあるかもしれませんが、純正品に関しては公式価格と同じ安心価格で手に入るのが嬉しいポイントです。
また、ガジェット好きにはたまらないのがAnker(アンカー)製品の充実ぶりです。以前は「コンビニの充電器=間に合わせ」という印象でしたが、Ankerとの提携以降、その常識は覆されました。
ここがポイント
- Anker Nano II 45W: ノートPCも充電できる高出力モデル。約4,000円前後と少し値は張りますが、これ一つでスマホからPCまでカバーできます。
- Anker PowerPort III 20W Cube: iPhoneの急速充電に最適なコンパクトモデル。約2,000円とお手頃です。
これらは「MFi認証」などの信頼できる規格をクリアしているため、OSのアップデートで使えなくなるといったトラブルも少なく、長く愛用できるのが最大の魅力ですね。
タイプCケーブルなどの種類と価格
充電器本体だけでなく、ケーブルの種類も非常に豊富です。特に最近主流のUSB Type-C(タイプC)ケーブルは、用途に合わせて選ぶ必要があります。
売り場には、Anker製の高耐久ナイロンケーブルなどが並んでおり、価格は1,000円台後半から2,000円台が中心です。100円ショップのケーブルと比べると高く感じるかもしれませんが、断線しにくい耐久性と、安定した急速充電を支える品質にお金を払う価値は十分にあります。
| ケーブル種類 | 主な用途 | 価格目安 |
|---|---|---|
| USB-C to USB-C | iPhone15、Android、iPad、PC | 約1,200円〜2,000円 |
| USB-C to Lightning | iPhone14以前のモデル | 約2,000円〜2,500円 |
| 純正Lightningケーブル | Apple製品全般(旧規格) | 約2,400円〜 |
e-Markerの有無に注意
60W以上の急速充電(ノートPCなど)を行う場合、ケーブルに「e-Marker」というチップが入っている必要があります。セブンイレブンで売っているAnkerの上位モデルケーブルなら、この点もクリアしているものが多いので安心です。
コンセント付きモバイルバッテリーの値段
個人的に「これは革命だ!」と思ったのが、コンセントプラグとモバイルバッテリーが一体化した「Fusion」シリーズの取り扱いです。
家ではコンセントに挿して充電器として使い、外出時はそのまま引っこ抜いてモバイルバッテリーとして持ち出せる。この便利さは一度使うと手放せません。セブンイレブンでは、主に以下のモデルを見かけることが多いです。
- Anker Power Bank (Fusionモデル): 5000mAh〜10000mAhの容量で、価格は5,000円〜7,000円前後。
また、最近ではケーブルが内蔵されたモデルも登場しています。「充電器は持ってきたけどケーブルを忘れた!」という絶望的な状況を回避できるため、荷物を減らしたいミニマリストの方にも大人気です。価格は安くはありませんが、充電器とバッテリーを別々に買うよりコスパが良い場合もあります。
災害時に頼れる乾電池式の充電器
最新の充電器ばかりに目が行きがちですが、災害大国日本において忘れてはならないのが乾電池式充電器です。Topland(トップランド)製などが定番で、価格は1,500円〜1,800円程度で販売されています。
モバイルバッテリーは事前に充電していないとただの重りですが、乾電池式はその場で乾電池を買えばすぐに電力を確保できるのが最大の強みです。
乾電池式のメリット・デメリット
- メリット: 停電時でも電池さえあれば使える。保存がきく。
- デメリット: 充電速度が遅い。スマホをフル充電できないことが多い(緊急用としての割り切りが必要)。
台風や地震の予報が出た直後は、検索需要も急増し、店頭から姿を消すこともあります。防災グッズとして、普段から一つカバンに入れておくと安心かもしれません。
レンタルサービスの料金と返却場所
「充電器を買うほどでもないけど、今すぐ充電したい」という時に便利なのが、モバイルバッテリーシェアリングサービスのChargeSPOT(チャージスポット)です。
セブンイレブンはこのChargeSPOTの主要な拠点となっており、専用アプリがなくてもLINEやPayPayからサクッと借りられます。2025年の料金改定により、短時間の利用がより手軽になりました。
| 利用時間 | 料金(税込) |
|---|---|
| 30分未満 | 165円 |
| 30分〜6時間 | 330円〜 |
| 最大(〜120時間) | レンタル料金加算(最大4,000円前後で買取) |
最大の特徴は、「借りた場所と違う場所で返せる」こと。会社の近くのセブンで借りて、自宅近くのセブンで返すといった使い方が可能です。缶コーヒー1本分程度の値段でピンチを脱出できるので、私はよく利用しています。
セブンイレブンの充電器に関する注意点

便利なセブンイレブンの充電器ですが、適当に選ぶと「使えない」「失敗した」という事態になりかねません。ここでは、購入前に知っておくべきトラブル回避の知識と、最新のメーカー動向について解説します。
パソコンが充電できない原因とワット数
「高い充電器を買ったのに、ノートパソコンが充電されない!」というトラブルは意外と多いです。その原因のほとんどは「ワット数(出力)不足」にあります。
一般的なスマホ用充電器は最大20W程度のものが多いですが、MacBook AirなどのノートPCを充電するには、最低でも30W、できれば45W以上の出力が必要です。
購入時のチェックポイント
パッケージの裏面や製品名に「PD 45W」や「Laptop対応」といった記載があるか必ず確認してください。ワット数が低いと、PCに接続しても反応しなかったり、「充電していません」と表示されたりします。
セブンイレブンでPC用を探すなら、先ほど紹介した「Anker Nano II 45W」などが間違いのない選択肢となります。
Anker製品の回収や交換の手続き
非常に高品質なAnker製品ですが、2025年には一部のモバイルバッテリーで製造上の不備による自主回収(リコール)が発表されました。
もし対象製品を持っていた場合、一番注意してほしいのが「セブンイレブンの店頭では交換・返金ができない」という点です。コンビニのレジに持って行っても対応してもらえません。
正しい対応手順
Anker Japanの公式サイトにある特設フォームからシリアルナンバーを入力し、回収キットを取り寄せる必要があります。
「発火の恐れ」といったニュースを聞くと不安になりますが、現在店頭に並んでいる製品は対策済み、あるいは対象外のロットであることがほとんどです。不安な場合は、購入前に公式サイトで対象型番をチェックすることをおすすめします。
近くの店舗での在庫確認と売り場
欲しい商品が決まっていても、全てのお店の在庫が同じとは限りません。特にAnkerの最新モデルやApple純正品は、店舗の規模や立地によって品揃えが異なります。
一般的に、売り場は日用品コーナーの近くや、雑誌コーナーの脇に設置されていることが多いです。また、レジ横の棚にひっそりと置かれていることもあります。
確実に手に入れたい場合は、セブンイレブンアプリの在庫検索機能(※一部商品のみ対応の場合あり)を使ったり、電話で問い合わせてみるのも一つの手ですが、基本的には「行ってみてあればラッキー」くらいの感覚で、首都圏などの大型店舗を狙うのが良いでしょう。
100均や他のコンビニ製品との比較
「充電器なんて100均でいいじゃん」と思う方もいるかもしれません。確かにダイソーなどでは300円〜700円程度で充電器が売られています。
しかし、セブンイレブンで扱うAnkerやApple製品と100均製品の決定的な違いは「安全性」と「充電速度」です。
- 100均製品: 安さが魅力だが、保護回路が最低限だったり、充電速度が遅かったりすることがある。あくまで予備用。
- セブンイレブン製品: 過電圧保護や温度管理チップが搭載されており、高価なスマホやPCを安全に守る。メイン機として使える。
数万円、数十万円するスマホやパソコンを繋ぐわけですから、万が一の故障リスクを考えると、多少高くても信頼できるメーカー品を選ぶのが、結果的にコスパが良いと私は考えます。
状況に合うセブンイレブンの充電器を選ぶ

最後に、状況別のおすすめの選び方をまとめます。
- 長く大切に使いたい、PCも充電したい: Ankerの高出力モデルやApple純正品を購入。
- 今だけ凌ぎたい、モノを増やしたくない: ChargeSPOTでレンタル。
- 停電中、災害時: 乾電池式充電器を購入。
セブンイレブンには、これら全ての選択肢が用意されています。「セブンイレブン 充電器」と検索してこの記事にたどり着いたあなたが、今の状況にベストな解決策を見つけられることを願っています。購入の際は、必ずパッケージの対応機種やワット数を確認してくださいね。

