急に友人の車を運転することになったり、実家の車を借りて出かける用事ができたりしたとき、万が一の事故を考えると不安になりますよね。そんなときに便利なのが、セブンイレブンやスマホから手軽に申し込めるワンデイ保険です。ただ、実際に加入しようとすると「どのプランを選べばいいの?」とか「当日の申し込みでも間に合うのかな?」といった疑問が出てくるかもしれません。特に料金や補償内容、細かい手続きのやり方については、事前にしっかり理解しておかないと、いざという時に困ってしまうこともあります。この記事では、私自身が実際に調べて感じたポイントを交えながら、初心者の方にも分かりやすく解説していきますね。

- 800円から選べる3つの料金プランとそれぞれの補償範囲の違い
- ローソンなど他社の1日自動車保険と比較した際の決定的なメリット
- 申し込みから利用開始までの具体的な手順と注意すべきポイント
- 加入前に知っておかないと損をする加入条件や除外ルール
## セブンイレブンワンデイ保険の料金と特徴

まずは、一番気になる料金プランや基本的な特徴について見ていきましょう。セブンイレブンのワンデイ保険は、私たちのニーズに合わせて絶妙なプラン設定がされているのが魅力なんです。ここでは、各プランの違いや他社との比較、そして実際の加入方法までを詳しく掘り下げてみますね。
800円から選べる料金プランの仕組み
セブンイレブンのワンデイ保険(三井住友海上)には、大きく分けて3つのプランが用意されています。一番手軽な「エコノミープラン」は、なんと24時間あたり800円という安さで加入できるんです。ランチ一回分くらいの金額で、対人賠償が無制限になるのは本当に助かりますよね。
ただ、このエコノミープランには少しだけ注意点があります。それは、相手の車や物を壊してしまった場合の「対物賠償」に自己負担額が設定されていることです。もし事故を起こしてしまったら、修理費の一部を自分で払わないといけない可能性があるんですね。「とにかく安く済ませたいし、大きな事故だけ防げればいい」という方には向いているかもしれませんが、個人的には少し不安が残るかなとも思います。
そこで私がおすすめしたいのが、1,000円の「スタンダードプラン」です。エコノミーとの差額はたったの200円なんですが、これで対物賠償の自己負担がゼロになります。事故の時の心理的な負担を考えると、この200円は非常に価値がある投資だと言えるんじゃないでしょうか。
ここがポイント!
2回目以降の利用だと「リピーター割引」が適用されて、さらにお得になります。頻繁に利用する予定がある方は要チェックですね。
ローソンなどの他社保険と徹底比較
コンビニで入れる1日保険というと、ローソンやファミリーマートでも扱っていますよね。これらは東京海上日動の「ちょいのり保険」という商品なんですが、実はセブンイレブンの保険とはプラン構成に決定的な違いがあるんです。
ローソンなどの場合、最安の800円プランの次は、いきなり1,800円以上のプランになってしまいます。もちろん1,800円のプランには車両補償が付いてくるので手厚いんですが、「人の車を運転するけど、車両保険までは高くて払えない。でも対物賠償の自己負担はなくしたい」という、ちょうど中間のニーズに応えるプランがないんですよね。
この部分は横にスクロールできます。
| 比較項目 | セブンイレブン(1DAY保険) | ローソン・ファミマ(ちょいのり保険) |
|---|---|---|
| 最安プラン | 800円(対物免責あり) | 800円(詳細要確認) |
| 中位プラン | 1,000円(対物免責ゼロ) | 1,800円(車両補償あり) |
| 上位プラン | 2,500円(車両補償あり) | 2,600円(車両補償あり) |
こうして比べてみると、セブンイレブンの「1,000円プラン(スタンダード)」がいかにコスパが良いか分かりますよね。この「200円プラスするだけで安心感が段違い」という選択肢があるのが、セブンイレブンを選ぶ最大のメリットかなと私は思います。
当日加入も可能だが車両補償に注意
「急に運転することになった!」という場合でも、エコノミープランとスタンダードプランなら、申し込み完了後すぐに補償が開始されるので安心してください。店舗のマルチコピー機やスマホで手続きを済ませれば、その場ですぐに運転を始められます。
しかし、ここで絶対に気をつけてほしいのが「車両補償(借りた車の修理費)」を付けたい場合です。借りた車を壊してしまった時の修理費をカバーする「プレミアムプラン(2,500円)」は、実は利用開始日の7日前までに事前登録(申し込み)をしておかないと加入できないという「8日間の壁」が存在します。
注意してください
「明日、高級車を借りるから車両補償も付けたい」と思っても、前日や当日ではプレミアムプランには入れません。これは、事故を起こしそうな状況になってから慌てて加入するのを防ぐためのルールだそうです。
もし車両補償が必要な場合は、予定が決まった時点で早めに登録を済ませておく必要がありますね。当日の申し込みだと、エコノミーかスタンダードのどちらかしか選べないという点は覚えておきましょう。
マルチコピー機を使った加入のやり方
実際に店舗で申し込む際の手順も確認しておきましょう。基本的には店内のマルチコピー機を使って操作します。
操作はとても直感的です。トップ画面から「保険」を選び、「1DAY保険」のメニューに進みます。画面上で重要事項を確認したら、プランを選んで、自分の氏名や免許証番号、そして借りる車のナンバープレート情報を入力していきます。最後に端末から出てくる「払込票」をレジに持っていって、お会計をすれば完了です。
ただ、店内で免許証を見ながらポチポチ入力するのは、後ろに人が並んでいると焦りますし、個人情報を見られるのもちょっと気になりますよね。なので、個人的にはスマホで事前に予約入力を済ませておく方法をおすすめしています。これについては後の章で詳しく解説しますね。
nanaco払いでポイントは付与されない
セブンイレブンといえば「nanaco」で支払いができるのが便利ですが、このワンデイ保険の支払いに関してもnanacoを使うことができます。現金を持ち歩かなくていいのは嬉しいですよね。
でも、ここで一つ残念なお知らせがあります。保険料の支払いにnanacoを使っても、nanacoポイントは一切付与されません。
豆知識
これは保険業法の関係で、保険料に対してポイントを付けることが「実質的な値引き」とみなされてしまう可能性があるためだそうです。ポイント目的でチャージして支払っても、還元はないので注意してくださいね。
「ポイントが貯まるかも!」と期待しているとガッカリしてしまうので、あくまで「電子マネーで支払える利便性」だけをメリットとして捉えておくのが良いかなと思います。
## セブンイレブンワンデイ保険の注意点と手続

料金やプランが分かったところで、次は実際に利用する際の手続き面や、意外と見落としがちな「落とし穴」について解説していきます。知らずに契約してしまうと「補償されない!」なんてことにもなりかねないので、しっかりチェックしておきましょう。
ネット予約で手続き時間を短縮する
先ほど少し触れましたが、店舗のマルチコピー機でゼロから情報を入力するのは結構手間がかかります。そこでおすすめなのが「ネット予約」です。
スマホで三井住友海上の1DAY保険専用サイトにアクセスして、あらかじめ運転者の情報や車両情報を入力しておくと、「予約コード」が発行されます。お店に行ったら、マルチコピー機でそのコードを入力(またはスキャン)するだけ。これならレジに直行できるレベルでスムーズですし、間違いも防げます。
私も利用するときは必ず家で予約してから行くようにしています。特に友人たちと一緒に出かける前など、バタバタしている時にはこの「時短」が本当にありがたいんですよね。
ログインできない時のID確認方法
2回目以降の利用や、内容の確認のために専用ページ(マイページ)にログインしようとしたら「入れない!」というトラブル、結構あるあるなんです。特にIDが何だったか忘れてしまうことが多いんですよね。
1DAY保険のログインIDは、申し込み時に登録した以下のいずれかになっているはずです。
- メールアドレス
- 携帯電話番号(ハイフンなし)
また、これらが分からなくても「運転免許証番号」を使ってログインすることも可能です。パスワードを忘れてしまった場合も再設定ができるので、焦らずに試してみてください。初期パスワードは生年月日(和暦)になっていることもあるので、心当たりがある数字を入力してみるのも手かもしれません。
解約やキャンセルの手順と返金方法
「ドライブの予定がなくなったからキャンセルしたい」という場合、利用開始前であれば解約が可能です。ただし、ここでも注意が必要なのが返金のプロセスです。
コンビニのレジで現金を支払ったからといって、お店に行ってもその場で返金はしてもらえません。解約手続きはWeb上のマイページから行う必要があり、返金はお客様指定の銀行口座への振込となります。
返金には時間がかかります
解約手続きをしてから口座情報の登録案内メールが届き、実際に振り込まれるまでには1週間程度のタイムラグが発生します。この手間を考えると、申し込みは「確実に出発する直前」に行うのが一番賢い方法かなと思います。
本人名義や配偶者の車は対象外
これが最も重要かつ、勘違いしやすいポイントです。1DAY保険はあくまで「他人から一時的に車を借りる」ための保険です。そのため、以下のような車は補償の対象外となってしまいます。
- 運転する本人(記名被保険者)の名義の車
- 配偶者(夫や妻)の名義の車
- 法人名義の車(一部例外ありですが、原則としてレンタカーやカーシェアはNG)
例えば、「妻の車を夫が借りて運転する」というケースは、日常的な利用とみなされるため対象外なんです。逆に、「実家の親の車」や「友人の車」であれば問題なく加入できます。ここを間違えると、保険料を払っても万が一の時に補償が受けられないという最悪の事態になるので、車検証の名義人は必ず確認してくださいね。
正確な情報は公式サイトをご確認ください
車の所有者に関する条件や細かい規約は変更される場合もあります。契約前には必ず重要事項説明書や公式サイトで最新の情報をチェックすることをおすすめします。
最終的な判断に迷う場合は、保険会社のカスタマーセンターや専門家にご相談ください。
セブンイレブンワンデイ保険の賢い使い方

ここまでセブンイレブンのワンデイ保険について詳しく見てきましたが、最後に私なりの「賢い使い方」をまとめておきたいと思います。
まず、プラン選びは迷わず「スタンダードプラン(1,000円)」がおすすめです。たった200円の差で、相手への賠償時の自己負担リスクをゼロにできるのは、精神衛生上とても大きなメリットです。車両補償が必要な高級車などを借りる場合は、必ず1週間以上前から準備をしてプレミアムプランに申し込んでください。
そして、手続きは出発直前にスマホで予約登録をして、近くのセブンイレブンでサクッと支払うのがベスト。これなら急な予定変更があってもキャンセル手続きの手間を省けますし、時間を有効に使えます。
便利なサービスだからこそ、仕組みを正しく理解して、安心で楽しいドライブを楽しんでくださいね!

