えきねっとで予約したきっぷの代金、セブンイレブンで支払えると便利ですよね。でも、いざ支払おうとすると「あれ、どうやるんだっけ?」と迷うポイントが多いのも事実です。
特に、ローソンやファミマと手順が違うので、「マルチコピー機は使わないの?」とか、「支払い方法は現金のみ?クレジットカードやPayPay、nanacoは使えないのかな?」といった疑問が浮かぶかなと思います。私自身、コンビニでの収納代行はよく使うので、この違いは気になっていました。

また、支払手数料はかかるのか、支払い後のきっぷの発券はどうなるのか、受け取り用のQRコードはいつもらえるのか、そして万が一の時の予約変更はできるのか…など、知っておきたいことが結構ありますよね。
この記事では、えきねっとの代金をセブンイレブンで支払う具体的な手順から、使える決済手段、そして支払い後の注意点まで、一通り解説していきますね。
- セブンイレブン店頭での具体的な支払い手順
- 現金以外(nanaco、クレカ等)が使えるかどうかの結論
- 支払い後に必要なきっぷの発券方法
- 支払い後の予約変更など知っておくべき注意点
えきねっとのセブンイレブン支払い方法、基本手順

まずは、セブンイレブン店頭でどうやって支払うのか、その基本的な流れを見ていきましょう。ここでの一番のポイントは、他のコンビニとは手順が違うということです。特にマルチコピー機の扱いは要注意ですね。
セブンイレブン支払いができない予約
まず大事なことですが、えきねっとの予約すべてがセブンイレブンで支払えるわけではありません。
えきねっとが推奨している「新幹線eチケットサービス」や「在来線チケットレス特急券」などのチケットレスサービスは、この支払い方法の対象外です。これらは予約時のクレジットカード即時決済が必須となりますね。
【コンビニ支払いが選べない予約】
- 新幹線eチケットサービス
- 在来線チケットレス特急券サービス
- えきねっとQチケサービス
- JR東海・JR四国・JR九州の区間を含む予約
基本的に、駅の券売機や窓口で受け取る「紙のきっぷ」を予約した場合のみ、セブンイレブンでの支払いが選択できる、と考えておくと良さそうです。
また、支払期限が設定されていて、期限までに支払わないと予約は自動キャンセルされてしまうので、これも注意が必要ですね。
マルチコピー機は使わない?
ここが一番の混乱ポイントかもしれません。
ローソン(Loppi)やファミリーマート(マルチコピー機)で各種代金を支払う時って、店内の端末を操作して「申込券」を発券しますよね。
ですが、セブンイレブンでえきねっとの代金を支払う場合、店内のマルチコピー機は一切使いません。
セブンイレブンでの支払いは、マルチコピー機を介さず、「レジ(POSレジ)で直接」手続きが完結します。
ファミマやローソンでの支払いに慣れていると、ついマルチコピー機を探してしまいますが、セブンイレブンの場合は「払込票番号」か「バーコード」を準備して、直接レジに向かってくださいね。
払込票番号での支払い手順
えきねっとで予約を完了し、支払い方法で「セブンイレブン」を選ぶと、13桁の「払込票番号」が発行されます。PCで予約した場合や、スマホを持っていない場合はこの方法が基本になりますね。
【払込票番号での支払いステップ】
- 発行された13桁の「払込票番号」を紙にメモするか、スマホのメモ帳などに保存します。
- セブンイレブンの店舗に行き、直接レジカウンターに向かいます。
- 店員さんに「インターネット代金の支払い」と伝えます。
- 控えておいた13桁の番号を提示(または口頭で伝える)します。
- レジ画面に表示される金額を確認し、代金を支払います。
番号さえ間違えなければ簡単なステップですね。
バーコードでの支払い手順
スマートフォンで予約した場合は、こちらの方法が便利かなと思います。
えきねっとの支払い画面や、決済代行会社(ウェルネットなど)から送られてくる案内メールのURLにアクセスすると、支払い用の電子バーコードが表示されます。
【バーコードでの支払いステップ】
- スマホで支払い案内URLにアクセスし、電子バーコードを表示させます。
- セブンイレブンの店舗に行き、直接レジカウンターに向かいます。
- 店員さんに「インターネット代金の支払い」と伝え、スマホのバーコード画面を提示します。
- 店員さんがバーコードリーダーで画面をスキャンします。
- レジ画面に表示される金額を確認し、代金を支払います。
【バーコード提示時の注意点】
バーコードには有効期限(例:表示後10分間など)が設定されている場合があります。また、画面のスクリーンショットでは読み取れない可能性があるため、レジで提示する直前に再表示するのが確実です。
支払手数料はかかる?
きっぷの代金とは別に、コンビニの「収納代行サービス」を利用するための手数料が別途発生する場合があります。
これはえきねっとに限らず、他のインターネット通販のコンビニ支払いでも見られますね。支払金額に応じて110円~220円程度かかるケースが多いかなと思います。
えきねっとの支払いに手数料がかかるか、かかるとしたらいくらかは、予約時の最終確認画面や、レジでの支払い時に表示される金額で必ず確認するようにしてくださいね。
正確な手数料については、えきねっとの公式サイトでの案内をご確認ください。
えきねっとのセブンイレブン支払い方法、決済手段と注意点

無事にレジまでたどり着いたら、次なる疑問は「何で支払えるのか?」ですよね。特にキャッシュレス決済に慣れていると、現金以外が使えるかは大きな関心事だと思います。ここにもセブンイレブン独自のルールがあるので、しっかり確認しておきましょう。
決済は現金のみ?nanacoは?
結論から言うと、えきねっとの代金をセブンイレブンのレジで支払う(収納代行)場合、最も確実な決済手段は「現金」です。
セブンイレブンの公式ルールでは、収納代行サービスには原則として「現金」または「nanaco」が使えることになっています。
ただし、nanacoには大きな注意点があります。
【nanaco支払いの注意点】
- 一部、nanacoで支払えないサービスがある セブンイレブンの公式サイトにも「※一部、nanacoでお支払いいただけないサービスがございます。」と明記されています。残念ながら、「えきねっと」がこの「一部」に含まれるか否かは公式に明言されていません。レジで実際に試してみるまで分からないのが現状です。
- nanacoポイントが付かない たとえnanacoで支払えたとしても、収納代行サービスの支払いはnanacoポイント付与の対象外です。
nanacoで支払いを試みる場合でも、万が一レジで拒否された場合に備えて、支払額と同額の現金を必ず準備していくことを強く推奨します。ポイントも付かないので、最初から現金で支払うのが一番スムーズかもしれませんね。
クレジットカードは使える?
これは非常によくある誤解ですが、セブンイレブン店頭での収納代行支払いに、クレジットカードは一切利用できません。
「えきねっとの予約サイト上」ではクレジットカード決済が主流ですが、それはあくまでWeb上での即時決済の話です。
「コンビニ(セブンイレブン)店頭で支払う」というオプションを選んだ場合は、その店頭での支払いにクレジットカードは使えない、と覚えておいてください。デビットカードも同様に使えません。
PayPayでの支払いは可能か
残念ながら、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、d払いといった各種バーコード決済(スマホ決済)も、収納代行サービスの支払いには一切利用できません。
これは、交通系電子マネー(Suica, PASMOなど)や、他の電子マネー(楽天Edy, iD, QUICPay)も同様です。
セブンイレブンが収納代行で受け付けてくれるのは、基本的に「現金」と「(条件付きで)nanaco」のみ、ということですね。
【セブンイレブンでの決済可否まとめ(えきねっと支払い時)】
| 決済手段 | 利用可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 現金 | 可 | 最も確実な方法 |
| nanaco | △ (条件付き) | レジで要確認。ポイント付与対象外。 |
| クレジットカード | 不可 | 店頭支払いでは利用不可 |
| デビットカード | 不可 | 店頭支払いでは利用不可 |
| バーコード決済 (PayPay等) | 不可 | 収納代行は対象外 |
| 交通系電子マネー (Suica等) | 不可 | 収納代行は対象外 |
支払い後のきっぷ発券とQRコード
セブンイレブンで無事に支払いが完了!…でも、これで終わりではありません。
レジで受け取るのは「インターネットショッピング払込領収書」というレシートだけです。この領収書はきっぷではなく、これでは電車に乗れません。
セブンイレブンの店頭では、きっぷ(乗車券・特急券)は一切発行されません。
支払い完了後、その入金情報がえきねっとのシステムに反映されると、えきねっとのマイページやメールで「きっぷ受け取り用のQRコード」(または受取コード)が発行されます。
乗車日までに、そのQRコードを持ってJRの駅に設置されている「指定席券売機」に行き、物理的な「紙のきっぷ」を発券する必要があります。
券売機のメニューで「予約の受け取り」を選び、QRコードをかざせば、きっぷが発券される仕組みですね。
支払い後の予約変更はできる?
これが、コンビニ支払いを選ぶ上で最大の注意点かもしれません。
えきねっとの公式サイトには、「お支払い後はえきねっとでの変更・払戻操作はできません」と明記されています。
セブンイレブンで一度支払いを完了させた後は、えきねっとのWebサイト(マイページ)上での予約変更やキャンセル(払戻)が一切できなくなります。
クレジットカードで即時決済した場合は、発券前ならWeb上で柔軟に変更できるのがメリットですが、コンビニ支払いではその柔軟性が失われてしまうんですね。
万が一、支払い後に予定が変わって変更や払戻が必要になった場合は、Web上では手続きできません。きっぷの発券前・発券後にかかわらず、JRの駅の窓口(みどりの窓口)に直接出向き、所定の払戻手数料を支払って手続きを行う必要があります。
予定がまだ確定していない予約については、コンビニ支払いを避けた方が無難かもしれませんね。
まとめ:えきねっと セブンイレブン 支払い方法の要点

最後に、えきねっとのセブンイレブン支払い方法に関する要点をまとめておきますね。
【セブンイレブン支払い 3つの鉄則】
- レジに直行(マルチコピー機は不要)
必要なのは「13桁の払込票番号」または「スマホのバーコード」です。
- 支払いは「現金」を準備(キャッシュレスほぼ不可)
nanacoは使えるか不明瞭でポイントも付きません。クレジットカードやPayPay、Suicaは全て利用不可です。現金を持参するのが最も確実です。
- 支払い後は「Web変更不可」と「駅での発券」
支払いが完了したら、Web上での変更・払戻は一切できなくなります。また、レジで貰うのは領収書のみ。乗車前に駅の券売機で「QRコード」を使い、「紙のきっぷ」を発券する必要があります。
セブンイレブンでの支払いは、クレジットカードを使いたくない時には便利ですが、「決済手段の制限」と「支払い後の柔軟性の喪失」という大きな制約もあります。これらの特徴を理解した上で、上手に利用したいですね。

