急に手紙や荷物を出す必要が出たとき、身近なコンビニ、特にセブンイレブンで切手が買えるかどうかは気になるところです。この記事では、セブンイレブンはもちろん、ローソンやファミリーマートといった主要な販売店舗における切手の種類や支払い方法、さらにはPayPayが使用可能かについて詳しく解説します。また、実際にレジでどうすれば良いのか、店員さんへのスマートな言い方や、切手だけ買うことが気まずいと感じる方へのアドバイスまで、あなたの疑問にすべてお答えします。コンビニでの切手購入で失敗や後悔をしないために、ぜひ最後までご覧ください。
- セブンイレブンでの切手の具体的な買い方
- 各種コンビニで利用できる支払い方法の違い
- 店舗ごとに取り扱う切手の種類の傾向
- 切手購入時に知っておくべき注意点
コンビニで切手は買える?セブンの基本ガイド

- 切手の販売店舗はどこ?
- コンビニで買える切手の種類
- レジでどうすれば良い?切手の買い方
- 店員さんへの切手の言い方
- 切手だけ買うことも可能?
切手の販売店舗はどこ?
手紙や荷物の送付に必要な切手は、多くのコンビニエンスストアで購入することが可能です。郵便局が閉まっている時間帯や、急に必要になった際に非常に便利です。
切手を取り扱っている主な全国チェーンのコンビニには、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキなどがあります。このほか、北海道を中心に展開するセイコーマートや、中国地方のポプラなど、地域に根差したコンビニでも販売されている場合があります。
ただし、注意点として、切手は文房具売り場などの棚には陳列されていません。購入を希望する場合は、レジカウンターで店員さんに直接声をかける必要があります。どの店舗でも基本的な流れは同じですので、まずはレジに向かいましょう。
コンビニで買える切手の種類
コンビニで取り扱っている切手の種類は、郵便局ほど豊富ではありません。基本的には、日常的に使用頻度の高い額面の切手が中心となります。
2024年10月の郵便料金改定以降、主に販売されているのは以下の種類です。
- 85円切手: 通常はがき(第二種郵便物)を送る際に使用します。
- 110円切手: 25gまでの定形郵便物(第一種郵便物)を送る際に使用します。
これらの切手は多くの店舗で取り扱いがありますが、店舗によっては50gまでの定形郵便物に対応する切手や、定形外郵便物に使用できる140円切手、180円切手などを置いている場合もあります。また、1円や10円などの少額切手を組み合わせ用に在庫している店舗も存在しますが、これは店舗の判断によるため、必ずしもあるとは限りません。
慶事用や弔事用の特別なデザインの切手、記念切手などは、ほとんどのコンビニでは取り扱っていません。確実に手に入れたい場合や、特殊な額面の切手が必要な場合は、郵便局の窓口を利用するのが確実です。
レジでどうすれば良い?切手の買い方
コンビニで切手を購入する際の手順は非常にシンプルです。前述の通り、商品は店頭に並んでいないため、レジで直接注文します。
まず、レジにいる店員さんに対して、切手を購入したい旨を伝えます。その際に、必要な切手の額面と枚数を明確に伝えることが大切です。
例えば、「85円切手を1枚ください」や「110円切手を3枚お願いします」といった形で注文します。もし必要な郵便料金が分かっていて、ちょうど良い額面の切手があるか分からない場合は、「合計で140円分の切手をください」のように、総額を伝えて組み合わせてもらう方法もあります。
注文後、店員さんがレジの奥などから切手を用意してくれるので、代金を支払って受け取れば購入は完了です。非常に簡単な手続きなので、初めての方でも心配する必要はありません。
店員さんへの切手の言い方
切手を購入する際の店員さんへの伝え方について、少し工夫するだけで、よりスムーズにやり取りができます。
最も基本的な言い方は、「(額面)円切手を(枚数)枚ください」という形式です。これでほとんどの場合は問題なく通じます。
欲しい額面の切手がない場合
もし、希望した額面の切手の在庫がなかったり、もともと取り扱いがなかったりする場合も考えられます。例えば180円切手が欲しいけれど、店舗に在庫がないケースです。
このような時は、「合計で180円分になるように切手をください」と伝えてみましょう。そうすれば、店員さんは在庫のある切手、例えば「110円切手1枚と10円切手7枚」や「85円切手2枚と10円切手1枚」といった形で組み合わせて提供してくれます。
郵便物は、切手を複数枚貼っても料金の合計が合っていれば問題なく送付できます。そのため、特定の額面にこだわらず、総額を伝える方法は非常に有効な手段です。
切手だけ買うことも可能?
「切手1枚だけ買うのは、なんだか申し訳ない気がする…」と感じる方もいるかもしれませんが、全く気にする必要はありません。コンビニでは、切手だけを購入することは全く問題なく、ごく普通の行為です。
コンビニは公共料金の支払いや各種チケットの発券など、さまざまなサービスを提供しており、切手の販売もその中の一つです。店員さんも日常的な業務として対応しているため、購入金額が少ないからといって迷惑に思われることはありません。
お弁当や飲み物を買うのと同じように、堂々と「85円切手を1枚ください」と注文して大丈夫です。むしろ、他の商品と一緒に買うとレジが混雑している場合に手間をかけさせてしまう可能性も考えられます。必要な時に、必要なものだけを気兼ねなく購入しましょう。
コンビニの切手購入、セブンと他社の比較

- 切手の支払い方法まとめ
- PayPayで切手は買える?
- セブンイレブンの支払いルール
- ローソンでの切手の買い方
- ファミリーマートの支払い方法
- コンビニで切手を買うならセブンが便利
切手の支払い方法まとめ
コンビニで切手を購入する際の支払い方法は、チェーンによって異なります。切手は金券類に該当するため、一般的な商品とは扱いが違う場合が多く、注意が必要です。
以下に、主要なコンビニエンスストアごとの支払い方法をまとめました。
コンビニチェーン | 利用可能な主な支払い方法 | 備考 |
セブン-イレブン | 現金、電子マネー「nanaco」 | nanacoで購入してもポイントは付与されません。 |
ローソン | 現金のみ | 電子マネー、コード決済、クレジットカードは利用不可。 |
ファミリーマート | 現金、FamiPay(ファミペイ) | FamiPayで支払うと、200円につき1円相当のFamiPayボーナスが付与されます。 |
ミニストップ | 現金、電子マネー「WAON」 | WAONで購入してもポイントは付与されません。 |
デイリーヤマザキ | 現金のみ |
このように、現金であればどのコンビニでも購入できますが、キャッシュレス決済に関しては対応が分かれています。特に、クレジットカードやPayPayなどの一般的なコード決済は、ほとんどのコンビニで切手の購入には利用できないのが現状です。
PayPayで切手は買える?
多くの方が利用しているコード決済「PayPay」ですが、残念ながら、2025年7月現在、セブン-イレブンやローソン、ファミリーマートといった主要コンビニで切手を購入する際にPayPayを使用することはできません。
その理由は、切手が郵便切手類であり「金券」と同様の扱いになるためです。多くのコンビニでは、切手、はがき、収入印紙、各種ギフトカードなどの金券類をキャッシュレス決済の対象外としています。これは、換金性の高い商品をクレジットカードなどで購入し、現金化されるといった不正利用を防ぐための措置と考えられます。
郵便局では使える場合も
一方で、コンビニではなく郵便局の窓口であれば、PayPayで切手を購入できる場合があります。日本郵便は一部の郵便局でキャッシュレス決済を導入しており、対応している窓口ではクレジットカードや電子マネー、そしてPayPayなどのコード決済が利用可能です。
ただし、全ての郵便局が対応しているわけではないため、利用したい場合は事前に日本郵便の公式サイトなどで、最寄りの郵便局がキャッシュレス決済に対応しているかを確認することをおすすめします。
セブンイレブンの支払いルール
セブン-イレブンで切手を購入する場合の支払い方法は、「現金」または電子マネー「nanaco」の2種類です。
他の多くのコンビニが現金のみの対応である中、自社の電子マネーであるnanacoが使える点はセブン-イレブンの特徴です。ただし、ここで一つ重要な注意点があります。それは、nanacoで切手を購入しても、nanacoポイントは付与されないということです。
これは、公共料金の支払いや金券類の購入がポイント付与の対象外と定められているためです。
しかし、間接的にメリットを得る方法もあります。特定のクレジットカードからnanacoにチャージする際に、クレジットカードのポイントが付与される場合があります。例えば、「セブンカード・プラス」からnanacoにチャージすると、チャージ金額に応じてポイントが貯まります。そのチャージしたnanacoで切手を購入すれば、実質的にポイント還元を受けながら切手を手に入れることが可能です。
ローソンでの切手の買い方
ローソンおよびローソンストア100では、切手やはがき、レターパックなどを取り扱っています。
ローソンで切手を購入する際の支払い方法は、原則として「現金のみ」です。セブン-イレブンのnanacoやファミリーマートのFamiPayのような、自社系の電子マネーやコード決済も利用することはできません。Pontaポイントなども付与対象外です。切手を購入する際は、必ず現金を用意していきましょう。
一方で、ローソンには他のコンビニにはない大きなメリットがあります。それは、多くの店舗の店内に郵便ポストが設置されている点です。これにより、切手を購入してその場で封筒に貼り、すぐに投函するという一連の流れを店内で完結させることができます。郵便局が閉まっている夜間や早朝に郵便物を出したい場合に、このサービスは非常に重宝します。
ファミリーマートの支払い方法
ファミリーマートでも切手やはがき、収入印紙などを購入できます。支払い方法は「現金」に加えて、独自のコード決済サービス「FamiPay(ファミペイ)」が利用できるのが大きな特徴です。
FamiPayで支払いができる点は、現金を持ち合わせていない場合に非常に便利です。さらに、ファミリーマートでFamiPayを利用して切手を購入すると、200円(税込)につき1円相当の「FamiPayボーナス」が進呈されます。
他のコンビニではキャッシュレス決済が使えてもポイントが付与されないケースがほとんどであるため、ポイント還元を受けられるファミリーマートは、少しでもお得に切手を購入したい方にとって魅力的な選択肢となります。FamiPayを日常的に利用している方であれば、切手の購入はファミリーマートで行うのが賢い選択と言えるかもしれません。
コンビニで切手を買うならセブンが便利

この記事では、コンビニでの切手購入に関する様々な情報をお届けしました。最後に、重要なポイントをまとめます。
- セブンイレブンをはじめ多くのコンビニで切手は購入できる
- 切手はレジで店員に直接声をかけて注文する
- コンビニでは主に85円と110円の切手が販売されている
- 慶弔用や記念切手の取り扱いはほとんどない
- 欲しい額面の切手がない場合は合計金額を伝えて組み合わせてもらう
- 切手1枚だけの購入も気兼ねなくできる
- セブンイレブンでは現金とnanacoで支払い可能
- nanacoで支払ってもnanacoポイントは付与されない
- ローソンでの支払いは現金のみだが店内にポストがあり便利
- ファミリーマートではFamiPayが使えFamiPayボーナスも貯まる
- ミニストップでは現金とWAONが利用できる
- PayPayなどのコード決済はどのコンビニでも基本的に利用不可
- 郵便局の対応窓口ならPayPayが使える場合がある
- コンビニでは郵便物の重さを量ることはできない
- 必要な切手料金は事前に自分で調べる必要がある