2025年版ローソン株価配当の真実！上場廃止後の投資戦略

「ローソンの株って今どうなってるの？」と気になって検索された方、多いのではないでしょうか。特に2025年に入ってから、ふと「そういえば配当金や株主優待はどうなったんだっけ？」と思い出すこともありますよね。実は私自身も、コンビニの中ではローソンのスイーツが大好きで、かつて株主優待を楽しみにしていた一人でした。しかし、結論から言うと現在ローソンの株を購入することはできません。KDDIによるTOBや三菱商事との共同経営といった大きなニュースを経て、ローソンは新しい形へと生まれ変わっているからです。この記事では、かつての株主だった方やこれから投資を考えている方に向けて、上場廃止日やTOB価格の振り返り、そして権利確定日に関する誤解についてわかりやすく整理しました。さらに、KDDIや三菱商事といった関連銘柄への投資を通じて、間接的にローソンの成長を応援する方法もご紹介します。

• ローソンの上場廃止日やTOB価格など、過去の経緯と現在の状況が明確になります
• 2025年現在、ネット上で見かける「権利確定日」情報の正誤がわかります
• KDDIや三菱商事など、ローソンの親会社へ投資するメリットを理解できます
• 元株主の方が気をつけるべき確定申告や税務のポイントを把握できます

2025年におけるローソンの株価や配当の現状

まずは、誰もが気になっている「今のローソン株」の状態について、事実関係を整理していきましょう。ネットで検索すると、古い情報や自動生成されたカレンダーなどが混在していて、「結局どうなの？」と混乱してしまうことがありますよね。ここでは、上場廃止の具体的な日付や、話題になったTOB価格、そして株主優待がどうなってしまったのかを、私なりの視点でわかりやすく解説していきます。

ローソンの上場廃止日はいつだったか

結論から言うと、株式会社ローソンの株式は2024年7月24日をもって上場廃止となりました。ですので、2025年の現在、証券会社で「2651」というコードを検索しても、残念ながら銘柄情報は出てきませんし、新たに購入することもできません。

このニュースは当時、コンビニ業界だけでなく株式市場全体でも大きな話題になりましたよね。長年親しまれてきた銘柄が市場から消えるというのは、投資家としても一抹の寂しさを感じる出来事でした。上場廃止に至るまでのスケジュールとしては、2024年の春頃にKDDIによる公開買付け（TOB）が行われ、その後、7月23日が東京証券取引所での最後の売買日となりました。もし、この日までに売却しなかった場合でも、株式は強制的に買い取られる手続き（スクイーズアウト）が進められましたので、手元に紙くずが残るようなことはありませんでしたが、市場での自由な売買はこの日を境に終了したのです。

TOB価格の妥当性とプレミアム分析

当時、KDDIが提示したTOB価格は1株あたり10,360円でした。この価格について、「高かったの？安かったの？」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。

個人的な感覚としては、これは既存の株主にとってかなり魅力的な、いわゆる「プレミアム価格」だったんじゃないかなと思います。

TOBが発表される前のローソンの株価は、だいたい6,000円から7,000円台で推移していました。そこへ一気に1万円を超える価格が提示されたわけですから、単純計算でも市場価格より数千円高く買い取ってもらえたことになります。このプレミアム（上乗せ幅）は、KDDIがいかにローソンとの提携に本気だったかを示す証拠とも言えますね。長年保有していた方にとっては、最後に大きな利益確定のチャンスをもたらしてくれた、ある意味「親孝行な銘柄」だったと言えるかもしれません。

株主優待廃止と最終権利の扱い

ローソン株主の楽しみといえば、何と言っても株主優待でしたよね。私もローソンのプリペイドカードをもらうのを密かな楽しみにしていました。しかし、上場廃止に伴い、この株主優待制度も廃止されてしまいました。

具体的に「最後」となったのはいつだったかというと、2024年2月末時点での株主に対して贈られた分がラストです。それ以降、例えば2024年8月や2025年2月のタイミングでは、もう優待は実施されていません。「あれ？今年は案内が来ないな？」と不安に思っていた方もいるかもしれませんが、これは制度自体が終了したためですのでご安心ください（というか、残念ですが諦めるしかありません……）。

優待廃止は寂しいですが、その分はTOB価格にしっかり反映されて還元された、と考えるのが良さそうです。

2025年に権利確定日は存在しない

ここが一番の注意点なのですが、ネットで「ローソン 権利確定日 2025」と検索すると、一部の投資情報サイトや自動生成されたカレンダーページなどで、あたかも2月末に権利確定日があるかのように表示されていることがあります。

これらは全て過去のデータに基づいた誤情報、もしくはシステムの消し忘れですので、絶対に惑わされないでください。

現在はKDDIと三菱商事が株主であり、一般の個人投資家が権利を得る日は存在しません。「配当金がもらえるかも」と期待して情報を探しても、公式には何のアナウンスもありませんので、時間を浪費しないよう気をつけてくださいね。古い情報が残っているのはネット検索の怖いところですが、現状は「権利確定日は存在しない」が正解です。

KDDI共同経営による新体制の展望

「じゃあ今のローソンはどうなってるの？」という話ですが、現在はKDDIと三菱商事が50%ずつ株式を持ち合う共同経営体制になっています。

これ、すごいことですよね。日本を代表する総合商社と、通信メガキャリアがガッチリ手を組んでいるわけです。

お店に行くと、最近「Pontaポイント」や「au PAY」のキャンペーンが目立つようになった気がしませんか？ これはKDDIとの連携が強まった影響が大きいと思います。また、店舗のDX（デジタルトランスフォーメーション）化や、ドローン配送の実験など、通信の力を活かした新しいコンビニの形を模索しているようです。

上場企業としてのローソンはなくなりましたが、バックについている企業が強力になったことで、サービス自体はこれまで以上に進化していくんじゃないかなと期待しています。

ローソンの株価や配当に代わる投資戦略

ローソン株に投資できなくなった今、私たちの資金をどこに向ければいいのでしょうか？ 「ローソンのような安定感が欲しい」「コンビニ業界の成長には期待している」という方のために、代替となる投資先をいくつか考えてみました。直接ローソンを買うことはできなくても、親会社や競合他社を通じて、間接的にその恩恵を受けることは可能です。ここでは、私が個人的に注目している銘柄とその理由をご紹介します。

KDDI株の配当利回りと将来性

まず一番の候補に挙がるのは、やはり親会社となったKDDI（9433）でしょう。

KDDIは連続増配企業としても有名で、株主還元の意識が非常に高い会社です。配当利回りも時期によりますが3%前後と高水準で、安定したインカムゲイン（配当収入）が期待できます。

さらにKDDIには、ローソンにはなくなった「株主優待」があります！ カタログギフト形式の優待は個人投資家に大人気ですよね。ローソンの利益は今後、KDDIの連結決算に取り込まれていきますから、KDDI株を持つことは実質的にローソンのオーナーの一人になることと同じ意味を持ちます。「ローソンが好きだったから」という理由で乗り換える先としては、相性抜群の銘柄ではないでしょうか。

三菱商事の累進配当の魅力

もう一つの親会社、三菱商事（8058）も見逃せません。

こちらは「累進配当」という方針を掲げていて、「減配せず、配当を維持または増やす」ことをコミットしています。この安心感はすごいですよね。

総合商社なので、ローソンだけでなくエネルギーや金属、食品などあらゆるビジネスを手掛けていますが、その分リスク分散が効いています。ローソンは三菱商事の「コンシューマー産業グループ」の中核を担っており、景気に左右されにくい安定収益源として重視されています。少し株価の単価は高いかもしれませんが、長期でじっくり持ちたい方には、三菱商事という巨大な船に乗るのも賢い選択かなと思います。

競合セブン＆アイの配当動向

視点を変えて、競合であるセブン＆アイ・ホールディングス（3382）を見るのも手です。

こちらは現在も上場していますから、直接「コンビニ株」を買いたいなら選択肢に入ります。ただ、最近は買収防衛の話や構造改革のニュースが多く、ちょっと経営環境が騒がしい印象もありますね。

配当については安定していますが、ローソンとは違い「世界展開（特に北米）」に力を入れているのが特徴です。「日本のコンビニビジネス」というよりは、「グローバルな小売業」への投資という意味合いが強くなるかもしれません。ローソンの地域密着感とはまた違ったダイナミズムがあるので、好みが分かれるところですが、比較検討する価値は十分にあります。

元株主が注意すべき確定申告と税務

さて、少し実務的な話になりますが、2024年にローソン株を手放した（あるいはTOBで買い取られた）方は、確定申告について確認しておきましょう。

基本的には、「特定口座（源泉徴収あり）」を利用していた場合、証券会社が税金の計算と納付をやってくれているので、原則として確定申告は不要です。TOBで売却した場合も、市場で売ったのと同じ扱い（譲渡所得）になります。

ただし、もし購入価格よりも安く売ることになってしまい「損」が出ている場合は、確定申告をすることで他の株の配当金や利益と相殺（損益通算）できる可能性があります。

これを忘れると税金を払いすぎてしまうことにもなりかねませんので、一度ご自身の年間取引報告書をチェックしてみることをおすすめします。

ローソンの株価や配当に関する総括

最後にまとめです。

「ローソン 株価配当」と検索しても、2025年現在、ローソン単体での株価や配当金は存在しません。しかし、それはローソンが終わったわけではなく、KDDIと三菱商事という強力なパートナーと共に、新しいステージに進んだことを意味しています。

私たち投資家としては、以下の3つの選択肢が考えられます。

かつてのローソン株主としては寂しい気持ちもありますが、私はKDDI株を通じて、引き続きローソンの「マチのほっとステーション」としての進化を応援していこうかなと思っています。皆さんも、ご自身の投資スタイルに合わせて、次のパートナーを探してみてくださいね。