セブンイレブンで振込!やり方や手数料と硬貨が使えない注意点を解説

急に現金での振込が必要になったときや銀行の窓口に行く時間がないときに、近くのセブンイレブンで手続きができたら便利ですよね。私も仕事の合間や夜間に振込をしたくて、セブン銀行ATMの前に立ったことが何度もあります。ただ、実際に利用してみると、現金の取り扱いや硬貨が使えない点、銀行ごとの手数料の違いなど、意外と知られていないルールが多いことに気づかされます。やり方や反映される時間、あるいはスマホアプリとの連携など、事前に知っておくべきポイントはたくさんあるんです。

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  • セブン銀行ATMを使った基本的な振込操作と現金の取り扱い
  • 硬貨が使えない理由とお釣りが生じた場合の処理方法
  • 銀行ごとの手数料の違いとみずほ銀行利用時の注意点
  • nanacoを活用した収納代行のお得な支払いテクニック
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セブンイレブンでの振込手順と手数料

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まずは、実際にセブンイレブンの店舗にあるATMを使って振込を行う際の、基本的な流れとコストについて見ていきましょう。銀行によって使い勝手が驚くほど違うので、自分の持っているカードがどう対応しているかを知っておくのが大切かなと思います。

セブン銀行ATMでの振込のやり方

セブンイレブンでの振込は、店内に設置されているセブン銀行ATMを使って行います。レジの店員さんにお願いして振込をするわけではないので、そこは安心してくださいね。

基本的な操作フローはとてもシンプルです。画面も見やすくて直感的に操作できるのがセブン銀行ATMの良いところだと思います。

  1. ATMの画面で「引出し・預入れ」などの取引開始ボタンを押すか、直接キャッシュカードを入れます。
  2. 取引メニューが表示されるので、「カード振込」を選択します。(ここで間違えて「お預入れ」を選ばないように注意しましょう)
  3. 暗証番号を入力し、振込したい金額を指定します。
  4. 振込先の金融機関、支店名、口座番号、受取人名を入力して特定します。
  5. 最後に手数料込みの金額を確認して、実行ボタンを押せば完了です。

操作自体は銀行のATMとほぼ同じですが、後ろに人が並んでいると焦ってしまうこともあるので、振込先の情報は手元に準備してから画面に向かうのがスムーズでおすすめです。

ATMの現金振込で硬貨は使えない

これ、実は私が一番衝撃を受けたポイントなんですが、セブン銀行ATMでは硬貨(コイン)が一切使えません。

お財布にある小銭をジャラジャラ入れて端数を支払う、ということが物理的にできない設計になっているんです。これは機械が故障する原因(紙幣や硬貨の詰まり)を減らして、24時間安定して動かすための仕様みたいですね。

端数の支払いはどうなるの?

例えば「2,450円」の請求に対して振込や返済をしたい場合、硬貨が使えないので最低でも「3,000円」札を入れる必要があります。

この場合、差額の550円はお釣りとして出てくるわけではなく、多くの場合は「事前入金(預かり金)」として処理され、次回以降の支払いに充当される形になります。

つまり、借入金の返済などで「今日きっちり1円単位まで完済してスッキリしたい!」と思っても、セブン銀行ATMでは常に少し多めに払ってプールしておく形になるので、完全にゼロにするのは難しいんですね。現金主義の方にはちょっと直感的ではない挙動かもしれません。

主要銀行の振込手数料と利用時間

セブンイレブンは便利ですが、気になるのは手数料ですよね。ここが銀行によって「天国と地獄」くらい違うので、しっかりチェックしておきましょう。

特に私がすごいなと感じているのが三菱UFJ銀行です。なんと、毎日8:45から21:00までATM利用手数料が無料なんです(振込手数料は別途かかりますが、ATMを使うこと自体はタダ)。土日もこの条件なのは、メガバンクの中でもかなり太っ腹な戦略だと思います。

一方で、三井住友銀行(SMBC)などは、平日日中でも基本的に手数料がかかる設定(優遇条件なしの場合)になっていることが多く、時間外や土日だと最大330円の手数料がかかることも。これは「できるだけアプリやキャッシュレスを使ってね」という銀行側のメッセージなのかもしれません。

銀行名 平日日中 夜間・土日 特徴
三菱UFJ銀行 無料 110円 21時まで無料は最強クラス
三井住友銀行 110円 最大330円 条件次第で無料も
ゆうちょ銀行 無料 無料 郵便局代わりとして優秀

※手数料は改定されることがあるので、正確な情報は必ず各銀行の公式サイトを確認してくださいね。

みずほ銀行はATM振込ができない

これは本当に注意してほしい落とし穴です。もしあなたがみずほ銀行のユーザーなら、セブン銀行ATMでキャッシュカードを使った「振込操作」はできません。

「えっ、入出金はできるのに?」と思うかもしれませんが、機能として制限されているんです。みずほ銀行のカードを入れても、振込画面には進めません。

じゃあどうすればいいかと言うと、以下の手順を踏む必要があります。

  1. セブン銀行ATMで、みずほ銀行口座に「現金を入金(預入れ)」する。
  2. その場(または自宅)でスマホを取り出し、「みずほダイレクト(アプリ)」を使って振込操作をする。

つまり、物理的な現金の移動だけATMで行い、送金の指示はアプリでやるという「合わせ技」が必要になるんです。知らずにATMの前に行くと途方に暮れてしまうので、ここは絶対に覚えておきたいポイントですね。

振込の反映時間と土日の着金

「今すぐ振り込まないと間に合わない!」という時、相手にいつ届くかは死活問題ですよね。

現在は「モアタイムシステム」という仕組みのおかげで、原則として24時間365日、即時に相手の口座に着金します。 夜中でも土日でも、手続きが完了すればすぐに反映されるのが基本です。

ただし、例外もあります。

  • 毎月第3日曜日の翌日など、定期メンテナンスの時間帯。
  • 振込先の金融機関がモアタイムシステムに対応していない場合(一部の信用組合など)。

これらに該当すると翌営業日の扱いになってしまいますが、一般的な銀行間であれば「ほぼリアルタイム」と考えて大丈夫かなと思います。

セブンイレブンの振込に関する注意点

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ここまでは基本的なATM振込の話でしたが、ここからはもう少し踏み込んだ、セブンイレブンならではの「振込」にまつわる事情やテクニックをお話しします。「スマホATM」の誤解や、nanacoを使った裏技など、知っていると得する情報ばかりです。

スマホATM機能では振込操作不可

最近、キャッシュカードを持たずにスマホだけで取引ができる「スマホATM」という機能が増えていますよね。QRコードを読み取って取引するあれです。

「これを使えば、カードがなくても振込できる!」と思いがちなんですが、ここに大きな誤解があります。スマホATM機能では、現金の入出金はできても、ATM画面での「他行への振込」操作は原則できません。

この仕組みは、あくまで「アプリで振込をするための現金を、カードなしで入金するための機能」と捉えるのが正解です。「ATMでスマホを使って送金先を入力する」わけではないんですね。物理的なお財布とデジタルのアプリ、役割が完全に分かれているんです。

ゆうちょ銀行の手数料と振込制限

郵便局のATMが閉まっている夜間や休日、頼りになるのがセブンイレブンです。ゆうちょ銀行に関しては、セブン銀行ATMとの相性が抜群に良いですね。

平日・土曜の7:00~23:00、日曜・休日の7:00~21:00といった主要な時間帯で、入出金手数料がなんと無料です。全国どこにでもあるセブンイレブンが、実質的に郵便局の出張所として使えるのは本当に助かります。

ただし、ゆうちょ銀行のカードを使って他行へ振込をする場合は、所定の振込手数料がかかります。ATM利用料は無料でも、送金コストはかかる点は区別しておきましょう。

振込票の支払いはnanacoがお得

「振込」というキーワードで検索される方の中には、銀行振込ではなく、公共料金や通販の「払込票(請求書)」をレジで支払いたい、というケースも多いと思います。

通常、こうした収納代行は「現金のみ」が鉄則です。PayPayやクレジットカードは使えません。でも、唯一の例外が、セブン&アイの電子マネー「nanaco」です。

nanacoで税金や公共料金を支払っても、その支払い自体にnanacoポイントは付きません。ですが、ここに裏技的なメリットがあります。それは「クレジットカードからnanacoにチャージする際のポイント」です。

セブンカード・プラスなどの対象カードからnanacoにチャージすると、チャージ金額に応じたポイント(0.5%など)が貯まります。

そのチャージした残高で税金を支払えば、間接的に税金の支払いでポイント還元を受けられることになるんです。

現金でそのまま払うより確実にお得なので、私は固定資産税や自動車税の時期には必ずこの方法を使っています。

10万円以上の高額支払いの裏技

nanacoには「チャージ上限額が5万円まで」という制限があります。「じゃあ、10万円の税金は払えないの?」と思いますよね。実は、ちょっとしたテクニックでこれが可能になります。

それが「センター預かり分」の活用です。

  1. まず、クレジットカードでnanacoに5万円チャージします(カード内残高5万円)。
  2. さらにもう一度、5万円チャージの操作をします。この分はカードには入らず、「センター預かり」としてクラウド上に待機状態になります。
  3. セブンイレブンのレジに行き、まずカード内の5万円で支払います。
  4. 残額がある状態で、店員さんに「残高確認をお願いします」と伝えます。
  5. すると、センター預かり分の5万円がその場でカードに反映(ダウンロード)されます。
  6. 反映された5万円で、残りを支払います。

まるでパズルのようですが、この「残高確認」のコンボを使えば、1枚のnanacoカードで最大10万円までの支払いが可能になるんです。レジで「残高確認してください」と言うときは少しドキドキしますが、店員さんも慣れていることが多いので大丈夫ですよ。

振込ではなく現金を受け取る機能

最後に、振込とは逆の「受け取り」についても触れておきます。セブン銀行ATMには「ATM受取」というサービスがあります。

これは、通販の返品返金や、バイト代、報酬などを、銀行口座を介さずに現金で直接受け取れる機能です。企業から送られてきた番号を入力するだけで、ATMから紙幣が出てきます。

ここでも注意点はやっぱり「硬貨」です。1,000円未満の端数がある場合、チャリンと小銭が出てくることはありません。その代わり、nanacoや交通系ICカードにチャージしたり、募金したり、あるいはレジで受け取るための票を発行したりして処理することになります。

セブンイレブンでの振込総まとめ

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セブンイレブンでの振込は、単に現金を送るだけでなく、銀行ごとの戦略や電子マネーの活用術が絡み合った奥深い世界です。

  • 硬貨は使えない:1円単位の完済はATMだけでは難しい。
  • 銀行選びが重要:三菱UFJは手数料でお得、みずほはアプリ併用が必須。
  • スマホATMの真実:ATM画面で振込操作はできない。アプリが主役。
  • nanaco活用:税金支払いはクレカチャージ経由でポイントを狙う。

「たかがコンビニのATM」と思わず、こうした仕組みを理解して使いこなせば、時間もお金も節約できる便利なツールになります。ぜひ次回の振込の参考にしてみてくださいね。

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