セブンイレブンデリバリー7NOW徹底解説！エリアやクーポンと送料も

セブンイレブンのデリバリーサービスが気になっているけれど、自分の住んでいる場所がエリアの対象外だったらどうしようと不安に思ったり、注文できる時間や送料に関する仕組みがよく分からなくて利用をためらったりしていませんか。また、どのアプリを使えばいいのかという基本的なやり方や、少しでも安く利用するためのクーポンの存在についても詳しく知りたいと考えている方は多いはずです。この記事では、理系ならではの視点でサービスの特徴を整理しながら、私が実際に利用して分かったポイントを分かりやすく解説していきます。

7NOWの現在の配達エリアと自宅が対象かを確認する確実な方法
注文可能な営業時間や商品が届くまでの所要時間の目安
タバコやお酒を購入する際に必要な認証手続きの手順
お得なクーポンの入手方法と送料を抑える賢い使い方

## セブンイレブンのデリバリー7NOWの基本
## セブンイレブンのデリバリー活用術

## セブンイレブンのデリバリー7NOWの基本

まずは、セブンイレブンが展開するデリバリーサービス「7NOW（セブンナウ）」の基本的な仕組みについて解説します。一般的なネットスーパーやフードデリバリーとは少し異なる特徴や、利用する前に知っておくべき必須情報を整理しました。

### 7NOWの配達エリアと確認方法

7NOWを利用する上で最初に確認しなければならないのが、自分の居場所が配達エリア内かどうかという点です。サービス開始当初は東京都内の一部などに限定されていましたが、現在は北海道、関東、関西、九州などの主要都市圏を中心に、その範囲を急速に拡大しています。

とはいえ、「私の県は対応しているのかな？」と公式サイトの都道府県リストを眺めるだけでは不十分です。なぜなら、対応している都道府県内であっても、すべての市町村や店舗が対応しているわけではないからです。最も確実で手っ取り早い確認方法は、実際に7NOWアプリをダウンロードして、届けたい場所にピンを立ててみることです。

ここがポイント

7NOWの面白いところは、自宅だけでなく「公園」や「イベント会場」といった屋外でもピンポイントで指定できる点です。「お花見でビールが足りない！」なんて時にも活躍する可能性がありますよ。

アプリ上でマップを開き、配送先を指定した際に「エリア外です」と表示されなければ、その場所へ届けてくれる店舗が存在することになります。

### 営業時間と注文可能な時間帯

コンビニエンスストア最大の強みといえば24時間営業ですが、7NOWのデリバリーサービスもその利便性をかなり高いレベルで引き継いでいます。基本的な営業時間は朝の7:00から翌日の深夜（早朝）3:30頃まで設定されている店舗が多く、一般的なネットスーパーが閉まってしまう深夜帯や、忙しい朝の時間帯でも注文できるのが大きな特徴です。

時間帯	主な利用シーン
早朝（7:00〜）	朝食のパンや牛乳の買い忘れ、急な発熱時のゼリー飲料など
深夜（〜翌3:30）	残業後の夜食、お酒のおつまみ、トイレットペーパー切れなど

ただし、配送を担当する店舗の運営状況や、配送員の確保状況によっては、注文受付時間が短縮されたり一時停止したりすることもあります。「今は頼めるかな？」と思ったら、まずはアプリを開いて店舗のステータスを確認するのが確実ですね。

### タバコやお酒の買い方と認証

「コンビニデリバリーでタバコやお酒は買えるの？」という疑問を持つ方は非常に多いですが、結論から言うと購入可能です。ただし、未成年者の購入を防ぐため、法律に基づいた非常に厳格な認証プロセスをクリアする必要があります。

特にお酒よりもハードルが高いのがタバコです。タバコを購入するには、単なる年齢確認ボタンを押すだけでなく、「proost（プルースト）」という外部の本人確認システム（eKYC）への登録が必須となります。これには運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証撮影と、自分の顔写真の撮影が含まれ、審査完了までに数日かかることもあります。

注意点

「今すぐタバコが吸いたい！」と思って初めてアプリを入れても、その場ですぐには注文できません。タバコを注文する予定がある方は、事前にproostの登録と審査を済ませておくことを強くおすすめします。

お酒についても年齢確認は必要ですが、タバコほど複雑な手続きが必要ない場合が多いです。しかし、後述するようにクーポン利用に制限がかかる点には注意が必要です。

### 商品価格や送料と最低注文金額

利用する際に気になるコスト面についても、しっかり理解しておきましょう。まず知っておくべきなのは、7NOWの商品価格は「店頭価格よりも少し高めに設定されている」という事実です。これはシステム維持費や配送にかかるコストを反映したもので、商品にもよりますが店頭価格の1〜2割増し程度になっていることが多いです。

また、配送料は一律ではなく、配送距離や状況に応じて110円〜550円（税込）の間で変動します。さらに、注文するには税抜1,000円以上の最低注文金額というハードルがあります。「おにぎり1個だけ届けてほしい」といった使い方はできませんので、飲み物や日用品などと組み合わせて注文する必要があります。

### アプリの使い方と登録手順

7NOWを利用するには、専用のスマートフォンアプリが必要です。会員登録には、セブン＆アイグループ共通のIDである「7iD」を使用します。もし既にセブンイレブンアプリやイトーヨーカドーアプリを利用しているなら、そのIDとパスワードでそのままログインできるので非常にスムーズです。

アプリのインターフェース（画面の見た目）は、実際のコンビニの棚割りを再現したようなデザインになっていて、「おにぎり」「揚げ物」「冷凍食品」といったカテゴリから直感的に商品を探せるのが楽しいポイントです。

ちょっとしたコツ

商品をカートに入れた後、会計に進む前に「代替品」の希望有無を選択する画面が出ることはありません。7NOWは在庫切れ時の対応がシビアなので、その点については後ほど詳しく解説します。

## セブンイレブンのデリバリー活用術

基本的な使い方が分かったところで、ここからは一歩進んだ活用術をご紹介します。送料や手数料の元を取り、少しでもお得に、そしてトラブルなく利用するための実践的なテクニックです。

### お得なクーポンの入手方法

私が7NOWを使い続けている最大の理由が、この強力なクーポン施策にあります。特に初めて利用する方に向けて配布される「初回限定クーポン」は割引額が非常に大きく、例えば税抜2,000円以上の注文で1,400円引きになるなど、送料や商品価格の上乗せ分を考慮しても店頭で買うより安くなるケースが多々あります。

さらに、リピーター向けにも毎月「7のつく日（7日、17日、27日）」に、税抜2,000円以上の注文で711円引きになるクーポンなどが配布されます。これらのクーポン情報はアプリのトップ画面や「クーポン」タブに表示されるので、注文前には必ずチェックして、「利用する」ボタンを押し忘れないようにしましょう。

クーポンの落とし穴

タバコやお酒が含まれている注文には、これらの金額割引クーポンが使えないという厳格なルールがあります。クーポンを使いたい場合は、嗜好品を含めずにカートを作る必要があります。

### 利用できる支払い方法の種類

7NOWは基本的にキャッシュレス専用のサービスです。玄関先での現金払い（代引き）には対応していませんので注意してください。利用可能な主な決済手段は以下の通りです。

クレジットカード（VISA, Mastercard, JCB, AMEX, Diners）
PayPay
d払い
au PAY

nanacoポイントを使って支払うことも可能ですが、nanacoの電子マネー残高（チャージしたお金）での支払いはできません。ここが少しややこしいのですが、「溜まったポイントは使えるけれど、カードに入っているお金は使えない」と覚えておきましょう。

### 値段が高い理由と手数料

先ほど触れた通り、7NOWの商品は店頭価格より高く設定されており、これを「7NOW価格」と呼びます。「なんで高いの？」と不満に思うかもしれませんが、これは私たちが店舗に行くまでの「移動時間」や「労力」を代行してもらう対価だと考えることができます。

例えば、往復20分かけてコンビニに行き、重い2リットルのペットボトルや洗剤を持って帰ってくる労力を想像してみてください。その手間を数百円の手数料で省けると考えれば、特に雨の日や体調が悪い時、忙しい時には十分にコストパフォーマンスが見合うはずです。

### 欠品やキャンセルの対応策

7NOWを利用する上で最も気をつけなければならないのが、「注文後の欠品キャンセル」です。このサービスは店舗の実在庫をリアルタイムで表示しようとしていますが、どうしてもタイムラグが発生します。私たちがスマホで注文した瞬間に、お店にいる別のお客さんがその商品を手に取ってしまう可能性があるのです。

もし欠品が発生した場合、代替品の提案などはなく、その商品だけがキャンセル（返金）されて残りの商品が届くか、注文全体がキャンセルされることになります。「メインのお弁当が届かなくて、サラダだけ届いた」なんてことにならないよう、私はいつも「絶対にこれがないと困る」という商品は、もしもの時の予備プランを考えておくようにしています。