こんにちは!「コンビニブログる」の管理人です。
「セブンイレブンの入店音って、ドレミだっけ?」と検索して、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。あの耳に残る音の正体、気になりますよね。

もしかすると、頭の中ではファミリーマートの入店音と混ざってしまっているかもしれません。あの有名なメロディには曲名があるのか、パナソニック製が関係しているのか、セブンイレブンとローソンではどう違うのか、音階はどうなっているのか、そしてなぜ店舗によって違う音がするのか…。
こうした「セブンイレブン 入店音 ドレミ」に関する様々な疑問。実は、そこには深い「誤解」と「真実」が隠されていました。この記事で、そのモヤモヤをスッキリ解決していきますね。
- セブンイレブンの入店音の本当の正体
- 「ドレミ」と誤解されるメロディの真実
- ファミマやローソンとの入店音の違い
- 店舗によって音が異なる理由の考察
「セブンイレブン 入店音 ドレミ」検索の謎

まず、「セブンイレブン 入店音 ドレミ」という検索が、なぜ生まれるのか。このキーワードの裏にある「誤解」から解き明かしていきましょう。結論から言うと、セブンイレブンの音は「ドレミ」ではないんです。
セブンの入店音はドレミではない?
いきなり結論ですが、私たちがセブンイレブンで聞いているあの音は、「ドレミ」のようなメロディ(旋律)ではありません。
あくまで、来客を店員さんに知らせるための「報知音(チャイム)」として設計されています。ファミリーマートの入店音には「大盛況」という曲名がありますが、セブンイレブンの音には、そういった固有の正式名称も存在しないんです。
では、なぜ「ドレミ」と検索されてしまうのか。それは、私たちの記憶の中で、セブンイレブンという「場所」と、別のコンビニの「メロディ」が混同してしまっている可能性が非常に高いですね。
入店音の正体はパナソニック製か
では、あの特徴的なチャイム音はどこから鳴っているのでしょうか。
多くのセブンイレブン店舗で使われている機器として有力なのが、パナソニック製(旧:松下電器産業)の「店舗用来客報知設備」です。
特定モデルの有力候補
具体的には、パナソニックの「メロディサイン(2種音)EC5227W」という製品が、あの音の発生源ではないかと言われています。製品説明にも「さわやかな2つの音色でお知らせします」とあり、これがヒントになりそうです。
「2種音」というのがポイントで、これが「メロディ」と誤解される一因かもしれません。
セブンイレブンの入店音の音階分析
「ドレミ」ではないとしたら、あの音は何の音なのでしょうか。
音楽的に分析した情報によると、一般的にセブンイレブンで聞くチャイム音は、「ラ」と「ファ」の2つの音で構成されているという説が有力です。
しかも、ただ「ピンポーン」と鳴るのではなく、
- 「ラとファ」の音が
- だんだん弱く(フェードアウト)しながら
- 適度に繰り返され
- それが3回続く
という、チャイムにしては少し複雑な構成をしているようです。この「2音」と「反復」が、単音のチャイムよりも耳に残りやすく、「メロディっぽい(=ドレミっぽい)」と感じさせる理由かもしれませんね。
店舗によって入店音が違う理由
「でも、店によって音が違う気がする」と感じたことはありませんか? それもそのはず、店舗によって入店音が異なるのには、いくつか理由が考えられます。
音が違う理由の考察
- 仮説1:ハードウェアの世代交代
歴史の長い店舗では、旧型の報知器がまだ使われている可能性があります。新しいお店は現行の「EC5227W」かもしれませんが、古いお店は別のモデル、となれば音が違うのも納得です。
- 仮説2:パナソニック以外の製品の存在
すべての店舗がパナソニック製とは限りません。導入時期やオーナーさんの裁量で、別のメーカーの来客報知器が設置されている可能性も十分にあります。
- 仮説3:製品の機能と設定
特定した「EC5227W」自体が「2種音」という名前の通り、設定で音色を選べるようになっている可能性も否定できません。
こうした要因が複合的に絡み合って、「店舗による音の違い」が生まれているんだと推察されます。
セブンイレブンとファミマの音は別物
ここで一度、はっきりさせておきたいのが、セブンイレブンの音(チャイム)とファミリーマートの音(メロディ)は、根本的に別物であるということです。
セブンイレブンが「報知」という機能性を重視しているのに対し、ファミリーマートの音は「ブランド認知」や「顧客体験の演出」という側面も持っています。
面白いのは、セクションIIIで詳しく解説しますが、そのファミマのメロディも、ルーツをたどるとセブンイレブンと同じ「パナソニック(旧:松下電器)」に行き着くんです。これが、混同が起こる最大の理由かもしれません。
「セブンイレブン 入店音 ドレミ」と混同される音

さて、ここからは「セブンイレブン 入店音 ドレミ」と検索した人が、本当は聞きたかったであろう「ドレミ」の正体、つまり「ファミマのあの音」について深掘りします。
ドレミの正体はファミマ入店音
あなたが「ドレミ」として記憶しているメロディ、それは十中八九、ファミリーマートの入店音のことだと思います。
あの「♪ちゃらららららーん、ちゃららららー」というメロディは、日本で最も有名で、最も耳に残るコンビニの音と言っても過言ではないですよね。
セブンイレブン(場所)の記憶と、ファミリーマート(音)の記憶が、頭の中で無意識に結びついてしまった結果、「セブンイレブン 入店音 ドレミ」という検索キーワードが生まれている、というのが私の分析です。
ファミマ入店音の曲名は「大盛況」
そして、このファミリーマートの入店メロディには、正式な曲名(愛称)が存在します。
その名も、「大盛況(だいせいきょう)」です。
正式な名称は「メロディーチャイムNO.1 ニ長調 作品17「大盛況」」という、とても立派な名前がついています。この「大盛況」という愛称は、2015年にWebメディアの企画で、作曲者やパナソニックの公認のもと正式に決定されました。
さだまさしさんもカバー
このメロディがいかに愛されているかというと、2018年に、さだまさしさんがこのメロディに歌詞をつけた「大盛況 〜生まれたてのさだまさし〜」という曲を発表しているほどなんです。もちろん、作曲者とパナソニックの正式な許諾を得ています。
ファミマ入店音の作曲者と起源
この有名な「大盛況」は、指揮者・作曲家である稲田康(いなだやすし)氏によって作曲されました。
驚くべきは、この曲の起源です。もともとはファミマ専用に作られたものではなく、稲田氏が当時の松下電器(現パナソニック)からの嘱託(しょくたく)を受けて、1978年〜1979年頃に「ドアホン用チャイム」として作曲したものだったんです。
そう、一般家庭用のドアホンのメロディとして生まれました。それが後にファミリーマートの店舗用チャイムとして採用され、国民的なメロディになったわけですね。
ローソンの入店音はどんな音?
セブン、ファミマと来たら、ローソンも気になりますよね。
ローソンの入店音について検索すると、時々「大盛況」の情報が出てくることがありますが、これは明確な誤りです。「大盛況」は、あくまでファミリーマートの入店音です。
ローソンの入店音は、セブンイレブンと同様に、特定の曲名を持たないシンプルなチャイム音が主流です。多くの店舗では、セブンイレブンともまた違う、より高音の「ピンポーン」という2音チャイムが使われており、こちらも来客報知という「機能性」を重視したものと言えますね。
主要コンビニ入店音の比較
ここまで出てきた情報を、一度整理してみましょう。「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」の入店音の違いを一覧表にまとめてみました。
| 項目 | セブンイレブン | ファミリーマート | ローソン |
|---|---|---|---|
| 通称 | (特になし)/ ドアチャイム | ファミマ入店音 | (特になし)/ ドアチャイム |
| 音の構成 | 2音のチャイム(ラとファ説) | メロディ(ニ長調) | 2音のチャイム(高音) |
| 正式曲名 | なし | メロディーチャイムNO.1 ニ長調 作品17「大盛況」 | なし |
| 作曲者 | 該当なし | 稲田康 氏 | 該当なし |
| 起源・目的 | 来客報知(機能性重視) | ドアホン用チャイム(ブランド認知) | 来客報知(機能性重視) |
| 使用機器(例) | パナソニック EC5227W | パナソニック EC5527W | (店舗により異なる) |
| 検索時の注意 | 「ドレミ」は「大盛況」との混同 | 「大盛況」という正式名称がある | 「大盛況」の情報と混同されやすい |
※使用機器や音の種類は、店舗の開業時期やオーナーの選択によって異なる場合があります。上記はあくまで一般的に言われている代表例です。
「セブンイレブン 入店音 ドレミ」の結論

最後に、今回の調査の結論です。
「セブンイレブン 入店音 ドレミ」という検索は、セブンイレブン(場所)の記憶と、ファミリーマート(音)の記憶が混同した結果、生まれたキーワードである可能性が極めて高いです。
結論のまとめ
- セブンイレブンの音は「ドレミ」ではなく、パナソニック製機器から発せられる「ラとファ(説)」の2音チャイムです。
- 私たちが「ドレミ」と認識しているメロディの正体は、ファミリーマートの「大盛況」です。
これで、長年のモヤモヤがスッキリしましたね! これからは自信を持って、セブンイレブンの「チャイム」とファミリーマートの「大盛況」を聴き分けられるかなと思います。

